【言えない】母の死を知って家族の前で言った第一声が「自殺って世間体悪くない？」だった私。

母親が死んでからほとんど寂しいとか思ったことがないということ。
私がまだ学生の頃、母が自殺した。
亡くなる数年前から母の言動にイラついてた私は、はっきり言って泣くほど悲しくなかった。
母の死を知って、家族の前で言った第一声が
「自殺って世間体悪くない？」だった。
当然非難されたが、家族は憔悴していたので非難もすぐ止んだし、殴られたりとかはなかった。
このような考えに至ったのは、母への恨みが募っていたのもあるけど、母の考え、思考回路に毒されていたのもあると思う。
田舎出身の母は都会では隣近所のことなんか無関心なのに、近所の人をどうこう言ったり、近所の目を気にしてた。
私が行きたい高校が普通より少々登校時間が遅いだけで、
「世間体が悪い！近所の人になんて思われるか！！」とヒスッたり。
お前と違って兼業主婦やってる人が多くてみんな忙しいんだから、よその子供のことなんか見てねーよと呆れた。
とにかく世間体と自分がいかに良い母親で、できた主婦と周りに思わせることが大事だった。
また、母は叔母と従姉妹をやたら私の前で悪く言って、私が叔母と従姉妹を嫌うように仕向けてた。
母が死んだ後、叔母と従姉妹への認識は変わった。
特に母が死んだ後いろいろ良くしてくれた叔母は好きだ。
自殺した人に対して「世間体悪いことしたな」と思うことも今はない、ありえない。

母が死んでから親戚、友人、学校の先生、いろんな人が気にかけてくれた。
死んでしばらくしてからも、母親は高校生の時に亡くなりましたって、出会った人に言うと同情された。
気にかけてくれた人、同情してくれた人の前では寂しいけど頑張ってるのを装ってる。
でも、実際は母を恨んでるし、寂しいと思ったことはほとんどない。
いなくなったから大学行けてのびのび過ごせたと思ってる。
今も生きていたらっていうのはあまり考えたくない。
これは一生誰にも言わない。