今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 186度目
ありがとうございます
自分語りでキモイかもですがよろしくお願いします
なかなか長いし人によってはシにたいって思う事は本当に許せないって思うかもしれないし、
病気に本気で向き合っている方に対して心底失礼な事を言ってた事もそのままお話するので、
苦手な人は読まない方がいいと思う。
あと念の為フェイクいっぱいだし端折ってる箇所もあるしで色々と辻褄合わなかったらごめんね。
スペック
私:当時高校3年生の18歳。女。姉の事が大好きでめちゃくちゃ仲良し。
超絶健康体。
姉:当時専門学校1年生の19歳。
生まれつき片耳が聞こえなくて、反対側の耳も平均より若干下くらいの聴力でアトピー持ちで心臓にも疾患がある。
これらの事(主に耳が聞こえない事)で友達と何度か揉めた事もあって、表面には出さないけど絶対たくさん傷付いてた。
でもいつもめちゃくちゃ明るくてずっとニコニコしてるから友達がたくさんいてみんなに愛されてた。
幼い頃(私が覚えてる限り保育園の頃)から既に無気力人間。
中学生あたりから常々「20歳になったらシぬんだ」って言ってた。親には言ってないけど。
父:とある会社の役員。なかなか高給取りの40代。
私達が中学生の頃にふざけてパピーって呼び始めてその延長線でパピって呼んでる。
母:とある会社で正社員として働く40代。
父の呼び方と同じ理由でマミーって呼んでたけどやはり最終的にはマミになった。
犬:犬
スペック長くなってごめん。
>>14
続きです
姉は背がちっちゃくて(148センチ)、目はぱっちり二重のクリクリのまんまるお目目で可愛くて、丸顔の童顔で、自慢とかしないで周りを持ち上げるのが上手くて、空気を読むのが上手くて、たくさんの友達がいて…
妹だからそう見えるのかもしれないけど周りに愛されてるのが本当によくわかった。
でも姉は本当は幼い頃から無気力で心底面倒臭がり屋で
家にいる時は食事・トイレ・お風呂以外はずっと寝てるような人だった。
小学生高学年あたりに授業中に寝るという技を覚えたらしく、それからは移動教室や体育、給食の時間以外はほとんど寝てたらしい(姉の同級生談)。
その癖テストの点はどの教科もいっつも90点台だから先生も何も言ってこなかったらしい。
そんな授業態度は高校生になっても専門学生になっても変わらなかったらしい。
そんなだらけきった生活を送る姉が、専門学校の1年生だったある時から「体がだるい」って言い始めた。
親は「どうせ寝過ぎてだるいんでしょ」って相手にしなかった。
でも私は姉がなんだかいつもと違うって思った。のに、親が言うんだからそうなのかなって思っちゃって何も言わなかった。
「体がだるい」って発言は2週間くらい続いて、ある日苦しそうに「お腹が痛い」って突然倒れた。
親が急いで救急車を呼んで近くの病院へ。
医者は症状を見てピンと来たのか、すぐに総合病院の紹介状を出してくれて姉はそっちへ運ばれていった。
総合病院ではすぐに詳しくみてくれたみたいで姉は入院、私たち家族だけが呼ばれてガン宣告(詳しい病名は伏せます)。
若いからか、だいぶ進行してた。
姉に伝えるかどうか聞かれて、私と両親はどうせ気付かれるからと伝える事を選択した。
病室に行くと点滴に繋がれながらも意外と元気そうにしている姉を見てほっとすると同時に「さっき倒れたのが嘘とまではいかんが、割と普通に戻ったな」とか感心してた。
そして両親が姉にガンである事を伝えると一瞬驚いた顔をして下を向き、小さく「そっか」って呟いた。
傍から見るとショック受けてるんだな、傷心したよなって感じがすると思うけど私は見た。
下を向いて頬を緩めた姉の顔を。
>>16
続きです
手で顔を覆い、とてもショックを受けているように見せかけてはいるが、私から見ると悲しんでなんかいないし、それどころか全く喜びを隠しきれていなかった。
私は姉がよく言っていた「20歳になったらシぬんだ」の言葉を思い出した。
あぁ、本当に冗談なんかじゃなく心の底から自分のシを望んでいたんだと思った。
姉らしいけど。
姉は入院するのでその手続きを済ませ軽く挨拶をして家に帰り、私はまずシャワーを浴びて心の整理をした。
浴室からリビングへ戻ると泣いている両親と心配そうにそれを見つめる犬がいた。
私は部屋に戻ると伝え、ベッドの上でスマホのアルバムの姉との思い出に浸りながら静かに泣いた。
気が付いたら寝ていて外は眩しくなっていた。
こんな状態だけど学校はあるし両親も夜まで仕事があるので家を出て、普通に学校へ行き、放課後は一人で姉の元へ向かった。
病室(幸いにもうちは裕福な方だったので個室)へ入ると姉は普通にスマホいじりながら歌ってた。
私「(姉)ちゃん!たのしそーじゃーん」
姉「あー!(私)ちゃん来てくれたのね~ありがぴょんす~!」
思ってたよりずっと普通だった。
かなりやつれてはいるし無理してる感じはしたけど…。
>>17
続きです
私は早速昨日見た表情について姉に質問した。
私「ねー昨日(姉)ちゃん喜んでたでしょ」
姉「ん?いつ?」
私「パピ(父)とマミ(母)がガンって言った時」
姉「あ、バレた?(笑) 本当に20歳でシねるんだって思ったら嬉しくて(笑)」
姉は本当に明るかった。まじで引くくらい明るかった。ていうか引いた。
でも心底嬉しいのが伝わってきた。
私「(姉)ちゃん昔から20歳になったらシぬんだって言ってたもんね。でも私は悲しいよ。頑張って治して欲しいな。」
姉「えっやだよ。ちゃんと治療するって話になってるけど極力したくない」
あーだめだこりゃ。でも十数年間シにたいって言い続けてたしやっぱり本当に本気の気持ちなのかなって思った。
>>18
続きです
私「ねぇ、20歳で~って冗談じゃなくて本気で言ってたの?どうして?」
姉「もちろん本気だよ!だって生きる意味を見いだせない。
自分で言うことでもないけど、私はスポーツもそこそこ出来るし勉強だって出来る。
今まで受験とか(姉は中・高どちらも受験)も失敗した事ないし、小さい頃から沢山愛されてたのが分かったし一通りモテてきた。
これ以上人生に執着する意味が分からない。」
私は何も言えなかった。
姉は本当に恵まれてたんだ。
恵まれ過ぎて全てに満足してしまったんだ。
私「じゃあ保育園の頃のあのだらけきってたのは?」
姉「それはただの面倒臭がり屋さん爆発」
私「oh……」
>>19
続きです
姉に詳しく聞くと保育園の頃のだらけっぷりは本当にただの面倒臭がり屋で、
小学生中学生と歳を重ねるにつれて上記+「自分は愛されてる、恵まれてる」って自覚して人生に満足して、
次第にシにたい願望が増していったんだそうだ。
なんだかとても納得してしまった。
姉らし過ぎる。
姉「ちなみにガンが分からなかったら20歳の誕生日になった瞬間から遅くてもその日中にシぬ予定だったよ」
私「それは後処理が大変かもしれないからそういうシに方はやめて欲しいな」
姉「うん、分かった~」
軽いわ…とか心の中でツッコミながらその日は解散して家に帰った。
犬と戯れてから消沈している両親(私が帰ったとほぼ同時に帰宅)に「(姉)ちゃん意外と元気そうだったよー」と言うと、「そうか…」と小さく呟くパピ。
マミは目が腫れてた。
なんやかんやでその日は大人しく寝た。
>>20
続きです
ここから数ヶ月分端折ります。
(毎日同じような日々だったので)
治療は受けたくないって言ってた姉だったけど、やはり親には言えなかったらしく大人しく治療は受けているようだった。
でもだいぶ進行していた事もあり、かなり苦しそうだった。
抗がん剤の作用で髪は抜け、丸顔でぷっくりしてた可愛い頬は次第に痩けていった。
姉は割とナルシストだったので、こっそり私に「苦しいとか辛いとかより、見た目が可愛くなくなることだけがしんどいわ、
あとはシぬための儀式だと思えば余裕」とか言ってた。
最低…って思ったけど、姉は結構強がりなところもあったので今回もきっとそうなのだろうと言い聞かせた。
そして日数が経つにつれ、姉はどんどん弱っていった。
私が放課後に様子を見に行くと必ず「ありがぴょんす~!」と言ってくれていたが、いつしか元気のない小さい「ありがぴょんす」しか聞けなくなっていった。
でもそんな時でも姉は私に「きっともうすぐシねるんだ、嬉しいな。」とか言って心底嬉しそうに頬を緩めてた。
>>21
続きです
入院してから半年と少しが経った頃、姉はかなりギリギリの状態にあった。
姉はいつも頑張って声を絞り出しながら話してくれた。
誕生日を目前に控え、少し嬉しそうな姉。
姉「ねぇ(私)ちゃん…」
私「なに?(姉)ちゃん」
姉「もうすぐ誕生日だね…。やっと誕生日…20歳になるよ…」
私「そうだね。待ち望んでた20歳やん!おめ!」
姉「あはは、ありがぴょんす!(笑)……誕生日まで持つかな…(笑)」
私「20歳にならなきゃ死なせないよ!!」
姉「うん…頑張るね…」
姉はキツそうだったのに嬉しそうだった。
おかしな話だが、弱りながらも「もうすぐ誕生日だ、シねるんだ」ってルンルンだった。
>>22
ラストです、長々とごめんなさい
でも誕生日の2日前に姉の容態が急変し、そこからはあっという間だった。
ギリギリ20歳にはなれなかった。
姉にとっては嬉しいのかもしれないが、私にとっては「20歳という壁」はかなり大きいものだった。
あとちょっとだったのに。
「20歳になったらシぬんだ」って言ってたじゃんか。
まだ19歳だよ。未成年だよ。馬鹿野郎。
正直、治療もしてるしまだ大丈夫だろうと思ってた。でも違った。
私は泣いた。本当に本当に、涙が枯れるまで泣いた。いや実際には涙は枯れなかったけど。
でも最後の姉の表情は嬉しそうだった。
医者も「ガンで亡くなる方はもう少し苦しそうな顔してるのに(意訳)」って驚いてた。
まぁ姉はそれだけ嬉しかったんだろうな。
あんだけ仲の良かった姉がいなくなってしまったのに、姉は心底嬉しかったんだろうって考えたらなんだか笑えてきてしまって。姉らしいなって。
私が思ったのは生きたいって思って前向きに治療してたら結果は変わったのかなってこと。
先生も「最初は回復する見込みはありました。最低でも一時帰宅も有り得た。だけど想像以上に進行が早かった。」と仰ってた。
理解してもらおうとは思ってないけど、そんな不思議な姉の話をしたくなった。
きっと誤字脱字や矛盾点もあっただろうに、最後まで読んでくれた方がいたら本当にありがとうございます。
ちなみに姉が入院していた部屋の机の中から出てきた姉からの最後の手紙には「お先!今までありがぴょんす!」って書いてありました。
私にとっては本当に色々と衝撃的でなかなか受け入れられなかったのですが、
最近やっと受け入れられるようになったので書き込んでみました。
以上です。ありがとうございました。
>>25
しにたがってた姉がしんだ、嬉しそうに
以上だ!
読んでくれた方すみません、これは確かにラノベですね
そう言われて読み返してみると中身がない話を長々と…お恥ずかしいです
自分語りに必死で無駄が多いな。
俺は30過ぎだが姉の気持ちはよくわかる。今ガン宣告されたら多分嬉しくてたまらなくなるわ。俺は姉みたいに人生に満足してる訳じゃないけど。
できるだけ家事や健康管理は怠け、酒ばかり飲んでる。これを緩やかな自殺と呼んでいる。今すぐは死なないがきっと寿命は短くなるから。
>>28さんはきっと姉と同じような気持ちなのですね、なんとなくわかる気がします
緩やかな自殺、初めて聞いたけどなんかスっと入ってくる言葉?文?でなんだか驚きました
ただ姉にもそうでしたが、なんと声をかけていいのか浮かばず….すみません
世の中には出来ないことなんて山ほどあるし自分より優れた人も山ほどいるのに
ある種のサイコパスさを感じた
>>34
全てを受け入れたら、死が一番の快感だと言う結論になるんだよ。
知能指数が高い程、努力して生きていくことの無意味さに気づきやすい。
パッと自殺する人もいれば、退廃的な生活で緩やかに自殺して早死する人ももいれば、運良く早くに自然死する人もいる。
>>36
自分で手を下す自殺と比べりゃ、否応なく死に近づけるんだから楽だよ。
自殺間際の複雑な精神状況と比べたら、徐々に身体が蝕まれていく辛さなんて快感だと思うよ。
俺は苦しすぎて、怖すぎて何度も自殺から戻ってきた。病死したいよ。
>>36
姉は楽に死んでなんかいません
嬉しそうではありましたが、もちろんとても苦しそうでもありました
どうしたら伝わるのか上手く出来ずに本文は長くなってしまいましたが、ちゃんと書いてあるように姉は頑張っていました(本人は受けたがらなかったが治療もしっかり受けていたので)
すみませんがその誤解だけは解きたくて。
>>33
興味深い話ありがとう
>>42
死にたい人からすれば、自分で手を下すよりは精神的に楽なんだと思うよ。
語弊あるけど。
>>42
みんないろいろ言ってるけど、すうっと入ってくる話でわかりやすかったよ。
いろいろ考えさせられた。
ありがとう。
>>50
ありがとうございます
そう言っていただけると少し救われます
嬉しいです
>>42
ちゃんと伝わってるよ、ほんとにお姉さんはしっかりした人だと思った。
自分の欲求だけなら治療を受けずに緩和だけのほうがすんなり往けただろう
そんなお姉さんの意志をちゃんと受け止めたあなたをお姉さんは誇りに思ってるよ
>>52
最近はもう泣かないようにしようと思っていたのですが、なんだか久し振りに泣けてきてしまいました
ありがとうございます
最初は愚痴をこぼしながらも「早く死にたいな~」とか笑いながら言ってたり、最後の手紙が雑過ぎたりと姉にムカついて怒ったりもしていましたが、
今は自分の気持ちを最優先にはせず両親や私の気持ちに応えながら(治療しながら)も
自分を捨てなかった姉を誇りに思っています
>>42
2人の子供達が成人した俺の年齢だと、「もういいか」ってのも分かるけど、20歳は若過ぎるなぁ
寧ろ、若過ぎるから、(自分が死んで悲しむ人は居ても、路頭に迷う人は居ないから)そう思ったのかも知れんけどね
実際、俺くらいの歳でやりたいことってなると(趣味は別として)、孫の顔を見るくらいしか残ってないしね
>>53
そうですね…両親も言葉にはとても表せないほど悲しんでいました、早すぎるって
体が弱かった姉を、特に父はかなり溺愛していたので
初めて父が泣いているところを見ました
やはり親からしたら(妹からしてもそうですが)大事な娘・息子が20歳でああなったら辛いなんてものじゃないでしょうね…
私もさすがに姉が早く死にたがってたなんて言えませんでしたし今でも言えません
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引用元: http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1578028240/
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