395: 2006/02/16(木) 12:54:52
私の母の友人の話。
若くして、15歳ほど年上の農家の長男と結婚した彼女(Mさん)。
もちろんウトメと同居。
昼も夜もなく働かされていて、現金は渡してもらえないので
美容院にすら行けず、髪はいつも自分でカットしていたそうだ。
母と知り合ったのは子ども同志の入院先で同室になったからということらしいが、
母にこんなに長時間、畑仕事や家事から開放されたのは結婚して初めてだ!
と語っていたらしい。(毎日畑仕事をしてから来る)
Mさんは退院後も母と気が合ったらしく、仲良くしていた。
Mさんの夫は、大変な新しい物好きでイチゴがいい!と聞けば
莫大なローンを農協から組んで苗からハウスから一から揃える。
新しいトラクターが出れば…(ry)
しかも、知り合いの連帯保証人になったが、本人に逃げられてしまい
負債総額は5000万以上あったそうだ。
ある年、寒波でイチゴがすべがてダメになり、とうとう夫はMさんと子どもを
置いて出稼ぎに、Mさんは近くの冷凍食品工場へパートへ行くことに。
パート先は巨大な冷凍庫の中で作業するため、女性には本当に辛い作業だったらしい。
朝早く起きて農作業、昼間はパート、帰ってきたら山のような家事。
ウトメ達は口は出すが手は出さない。
借金ができたのも、イチゴがダメになったのも、知り合いが逃げたのも(ry)
すべてMさんが悪いといつも言っていたらしい。
それでも、ウトメにいびられつつも10年以上借金を返し続けていたMさん。
夫は最初のうちは送金していたらしいが、いつのまにかそれも無くなり、
彼女一人で家族を支えつつ、必死で借金を返していたそうだ。
それでもなんとか全額返済の目処がついてきた頃、彼女は職場の上司(独身)と
恋に落ちた。もちろん不倫。
子どもたちはウトメ達に育てられたのでMさんの味方は誰もしてくれず、
何の希望も楽しみも無い世界での唯一の光だったらしい。
(不倫のことは家族は知らず、普段の生活上でのこと)
その頃、引越しで私たち家族はMさんから遠く離れたところにいたので
Mさんはよく母だけに色々相談していたようだ。
借金を全部返し終わったら離婚して家を出る!
今の彼もそれまで待ってくれるといって応援してくれている!
といってMさんは母に嬉しそうに語っていたそうだ。
それから、1年ほど経っていつもは2ヶ月に1回ほどは電話をくれていたのに
電話が来ない。
母は不審に思っていたけど、Mさんはウトメ達に隠れて電話をしていたので
こちらから電話をかけるのは差し控えていた。
その次の年の正月、Mさんに年賀状を出したところ、Mさんの夫から返事が来た。
「妻は仕事中に倒れて植物状態です。今は○○病院に入院しています」
こういうような内容だった。
それから5年近く経つが、いまだに彼女は眠ったまま。
子どもたちも、ウトメも実の親兄弟ですら誰もお見舞いにも来ない。
母がお見舞いに行ったら、看護婦さんからMさんの薄情な身内の内情を聞いて
涙が止まらなかったそうだ。
看護婦さんから、たまに夫じゃない男の人がお見舞いに来ると聞いて、
きっと不倫相手の彼なんだろうな、と言っていた。
後もう少しで幸せになれたのに…。
いつも、農家と聞くとこのかわいそうなMさんの事を思い出す。
擦り切れた服に、ノーメークで日焼けして真っ黒なMさんだったけど、
いつも眩しいほどの笑顔のかわいい人だった。
とても可哀想だが…なんと言うか、犬死にという感じだなあ(まだ死んでないけど)。
そこまでの仕打ちをされてどうして家を飛び出さなかったのか、理解に苦しむ。
パートして義実家を支えるくらいの人ならば、自活できなくはなかったろうに。
>>395
正直その人もある種の「共依存」状態にあったのではないかと思われ。
子供達も「ウトメに育てられたせいで母を疎んじる」よりは、
「母が刃向かわないせいで家の中で理不尽がまかりとおる」ことにうんざりしたのかも。
古いタイプの農家嫁って、
なんでか苦しい方へ苦しい方へ、わざわざ道を選んでく人が多い気がするんだよね。
行き先が同じならなるべく坂の多い回り道を選んで歩くみたいな。
それを見て育つ子供って、
自らそれを選んでいく親を前にして「やめろ」とも言えず、でも親の辛い姿は見たくないし、
息がつまっちゃうんだよね。
ましてそれを「あんたのため」とか言われちゃうともう・・・
そんな子供が倒れた親の姿を見舞うのって、
さながら被害者の遺体を見せられる殺人者のようなもの。
しかもその殺人は不可抗力ときたもんだ。
>>398、401
書き忘れましたが、Mさんが逃げなかったのは自分の家の
借金の半分くらいはMさん名義だったからです。
再婚する(予定の)彼には迷惑かけたくないから、ということ
だったみたいです。
現実的に借金に縛られて家を出ることができないから、
心だけは不倫の彼のところ…という事だったみたい。
ちなみにMさんの息子はすごい農家脳で、出稼ぎで私達の近くに
来た事があったのですが、15年ぶりに会うなりプロポーズ。
小さい頃から好きだったから結婚してくれ!
じいちゃんとばあちゃんもお前が嫁なら反対はしない!とかなんとか。
寝言は寝てから言ってくれよ…orz
びっくりして固まってしまったです。
結局、マルチにはまって姿を消してしまいましたが…。
借金の名義を妻にも負わせるとは、ダンナもそういうことだけにゃ知恵が回るのね。
しかし、途中でダンナ出稼ぎの送金が止まったって、それはどういうことだったの?
>>405
>再婚する(予定の)彼には迷惑かけたくないから、ということ
なんか、そこに共依存体質の人の特徴を見いだせるのだが・・・
まぁ知りもしない人のことをそんな風に言うのは気が引けるが、
なんかDQN農家男(女もか?)を再生産しているのは、
そうした「私が我慢すれば」的自虐思考で共依存にはまる母親にも一因があると思うので。
心が弱くて現実を直視できないから、不幸なアテクシに逃げてるとしか思えない。
それを人生経験を積んだと勘違いして、俺は偉いんだとふんぞり反ってるのもいるし。
むだに不幸でむだに苦労してるだけで、何一つ成長してないのにね。
>再婚する(予定の)彼には迷惑かけたくないから、ということ
とっとと離婚して、連帯保証の借金についてはいくらでも
ゴネられたのでは? 最悪再婚前に自己破産すれば
済む話だし。
でも考えたらうちの父方もそうだった。
おとなしくて病気がちだけど、人のよい祖母を夫と子どもみんなでいじめてた。
父もその姉妹もなんでか妻子を捨てて女と家出して結局は帰ってきた祖父の悪口は言わず
ひどい目にあわされた祖母の悪口ばかり言ってた。
普通なら父親を非難して母親の見方につくよね?
それが子ども心に凄く不思議だった。嫁である母が気の毒がってたくらいで
祖母と同居してもいいと言ってたのに、祖母はどういうわけか
「臭い!」「ただ飯食らい」なんて罵る婿のいる娘の家に行ってしまうんだよね。
自分から不幸の元に飛び込む女って昔は多かったんだろうな。
・彼のカップラーメンの食べ方とインスタントコーヒーの飲み方がありえなかった。彼「こうやって食べるのが愛だ」
・彼女の妊娠が発覚した瞬間に電話番号変えて逃走した。で、最近Twitterを覗いてみたら…
・超剛毛女の私の半生を語る…
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・赤飯を喉に詰まらせて亡くなった女性に驚いた。藻掻き苦しむもんだと思ってたけど現実は…
・高1の時に初めて出来た彼女がリストカットして入院。退院した直後に無事あの世に旅立って行った。
・孫から「ママの一番好きな食べ物はなんでしょう」とクイズを出されたが一向に当たらず。私「答えは?」孫「正解は…」
・元彼が結婚したことを知った姉(31)が自分から連絡をとっていて、元彼嫁から実家に手紙が届いた。→両親大激怒。
引用元: https://life7.5ch.net/test/read.cgi/live/1139751459/
いつも思うんだがこういう創作を作る奴は農家に恨みでもあるのか?
>>1
別に農家の全員が善良とは限らないし、それは他のどの職業でも同じだよ。
時代とかもあるだろうし。
1つ悪い例を身近で見てたら、他もそうだと思うのは誰だってある。
創作とかどうかなんて関係無いじゃん。
自分と全く関係ない人がどうなったって、一切どうでもいいじゃないのさ。
※1
農家は昔の家制度が基本って家庭が未だに多いからね…。うちも母がいじめられててよく泣いてたよ。今農家は嫁不足になってるけど、それくらい酷いところが多い。