倒れていた人の額から血が出ていたのでハンカチを添えた。そのあと救急車で運ばれて行った。ハンカチは店のゴミ箱に捨てて帰ったんだけど数日後に…

小学校の帰り、その日は雨が降ってました。
傘をさしながら友達と二人並んで帰ってたら、
後ろでバタッと何かが倒れたような音。
後ろを向くと、おじいさんが倒れてました。

まだ冷静な判断だとか備わっていないのもあり、
「ﾀﾋんでる？！」とパニックに。額から少し血も出てたと思います(ﾀﾋんではなかった)。

とりあえず、私が持っていたハンカチを
血の付いている所に添えたりなんかをしてました。
こんな時に限って人が全然通らないわ、大雨だわで、
何だか怖くなっていました。

しばらくしたら、自転車で女子大生くらいの女性が通りかかり、
119番をしてくれて救急車も到着。
ハンカチはそのまま置いて、おじいさんは救急車で運ばれて行った。

「ハンカチ、血付いてるから捨てちゃおう」と話し、
ハンカチは通りかかったお店のゴミ箱に捨てました。

数日後、何故かそのハンカチがタンスに入ってました。
母親などにも一連のことは話さずにいたので、しばらく怖くなってました。
十数年立った今でも、鮮明に覚えてる話です。