友人の結婚式場が都会のど真ん中で、地方出身者の私はワクワクしてた。当日、新幹線を降りた瞬間に幻滅した…

20年近く前の友人♀の結婚式。
地方出身者の私たち、しかもまだ当時高校卒業したばかり！からすれば、
都会のど真ん中でしかも新幹線も止まる駅に近いホテルの結婚式と聞いて、
すっかり気分上々。
飛行機の距離と言うこともあり、新婦両親が式場のホテルに宿を取ってくれたので
（到着日夕方から結婚式、翌日の夕方帰る）次の日には繁華街に行こうか、
近くにおいしい料理の店はあるのかとワクワクしてた。
で、到着した当日。
新幹線の止まる駅＝中心部と思ってたからまさか駅を降りた途端
空き地やバラック？長屋？みたいな家が並んでるとは思わなかった。
なんだか駅自体も臭いし・・・本当にここ都会？肥だめの匂いするよ～と。
それでもホテルは綺麗だろーと行ってみたら、
披露宴会場の天井はコンクリどころか配管むき出し。
式場自体もだけど、もうしわけないが料理もかなりしょぼかった。
花嫁さんの周囲をスポットライトでごまかしてる演出だけど
暗いもんだからそこら中で転ぶ人いるし、給仕にぶつかる人もいた。
しかも夜景を期待したのに、外を見たら
目の前を新幹線の線路とJRの倉庫で塞がれてたってことだよ…
新婦は綺麗だったし、幸せそうだったからまあ良かったけど、
出席者は小さい声で「なんかさーこのホテル…ハズレ？」と言い合ってた。

新幹線の止まる都会だからといって、すべてが素晴らしいわけじゃないと
思い知った18歳の夏。