優しくて頼りになる先輩の『悲惨な事故』を目撃した俺は腰を抜かして嘔吐してしまった。

もう10年以上前の修羅場。
当時運送会社に入りたてで見習いとして大型トラックの助手席に乗って荷物の積み下ろしの手伝いやってた。
俺が付いた運転手の先輩は、同じ高校出身の一つ上でとても優しくて
「眠かったら後部シートで寝ても良いぞ」とか
「まだ慣れてないから俺と同じペースで積み下ろししたらバテるから無理すんな」とか
甘ったれな後輩の俺に気を遣ってくれてたんだ。

北陸地方に長距離運送する時、途中から急に雪が降ってきてあっという間に積雪がある所まで来てしまった。
多分、標高が高い場所に高速道路で移動したから本当にあっという間に積もってる場所に来たって感じだった。
まだまだ北上するし、これじゃ危ないからってんでチェーンを巻こうと言う事になり、ハザードをあげて左の路側帯に寄せた。
先輩が降りて、俺も大型車のチェーンの取り付けなんて未経験だったから見せてもらおうと思って降りた。
先輩が後輪の後ろにチェーンを広げながら車体の真後ろに来た。
俺は道路の左の隅っこで見てたらいきなりドーーンって音がして目の前にあったトラックが別のトラックになってた。
違うトラックがノーブレーキで追突してきやがったんだ。
先輩はしゃがんだ状態だったから頭部をもろに挟まれててもう誰がどう見てもしんでる状態だった。
俺はその時初めて、
「見たものだけで腰を抜かして嘔吐」した。
相手は酒飲んでた。
相手に関しては未だにさつ意しかない。
先輩の家族は、母と一つ上の姉がいた。

グロ注意
って先にかいといてよ

先輩の通夜の時、俺は家族の人とも充分顔見知りだったし、遺族の人数も少なかったので通夜の会場に残った。
先輩の母親は年齢的な事もあってしばらくして仮眠する為別室に行った。
俺と先輩の姉さんは会場の祭壇前でローソクと線香を見ながら話してた。
俺は事故の時、何もできずに腰を抜かして嘔吐してガクガク震えてた事に罪悪感の様なものを感じている事とか泣きながら話した。
お姉さんは
「弟の遺体を見れば、素人の私でもあれを助けられる人はどこにも居ないってわかるよ。あんなのどんな名医でも無理。あなたが悪いなんて誰も思わないし思っちゃいけない」って言ってくれた。
なんかその時初めて救われた気がした。
今でも先輩の月命日には一緒に納骨堂に行ってる。
俺の妻としてだけどね。

野郎、いい作り話だな。

> 俺の妻としてだけどね。
後ろにﾃﾍﾍﾟﾛ☆が透けて見えるような、感じの悪い文だな

何やかんやで先輩のお姉さんが今の嫁ですくらいでおわらせとけばよかったのに、
＞今でも先輩の月命日には一緒に納骨堂に行ってる。
＞俺の妻としてだけどね
がいかにも過ぎてすっきりしないんだぜ

うわぁ・・ここの住人そうとう拗れてるんだな・・・。