646: おさかなくわえた名無しさん ID:4nXW8SHu
友達をやめたというか、やめられたという話を。
まだ大学の頃、あるバンドに夢中になり、バイトしながら楽しくライブに行っていた。
ライブ中などにそのバンドのファンの子とも仲良くなり、毎日が楽しかった。
ある日、まだ高校生の子(仮にA)と仲良くなり、あまりお金を持ってきていないというので、夕食を奢った。
(ガストレベルだったけれど)
それまで勉強ばかりであまり遊んだことがなかったので、人に奢るというのも初めてで、恐縮しながら感謝してくれる彼女を見て、喜んでくれて嬉しいという気持ちと、優越感みたいな感覚が生まれた。
その分も私が払った。二人もとても喜んでいた。
他に(Aとは別に)ファン同士の友達が増え、彼女たちとも色々遊ぶようになっていた。
私はあの優越感が味わいたくて、他の友人との遊びの分も出し、感謝されることにさらに快感を覚えていった。
最初の頃千～二千円台だった金額が次第に増え、最終的には一万円の大台に乗るようになる。
学生のバイトでは正直かつかつで、行くライブの本数を減らさないと回らないようになった。
ライブ以外の日も遊び回るようになり、寝不足で大学の講義やバイトに遅刻したり、化粧や服装が段々派手になり、それまで見守っていた母が｢あんた出歩きすぎでしょ｣と言うようになる。
しかし、Aやファンの友達から誘いが来ると、無理してでもお金を捻出し、
遊びに行った。
その場にいない友人の悪口を言っているのは知っていたので、仲間外れにされるのが嫌だったし、
皆が｢○○ちゃん(←私のこと)がいないとねー」
ともてはやしてくれる快感をもっと味わいたかった。
遂にバイト代だけではどうにもならなくなり、水商売の面接を受けた。
感覚が麻痺していたので、抵抗は一切なかった。
実際、友達の中にも何人か水商売をしている子がいたので、競争心もあった。
しかし、結果の連絡が家に行き(まだ携帯が発達していないので)、遂に母が激怒。
大喧嘩に。そこで、母が言った一言。
｢あんた友達友達って言うけど、その子達はあんたを持ち上げて奢らせてるだけじゃないの？｣
そんなことないと言ったが、一度あんたから財布を出さないで様子見なさいと言われた。
じっと様子を見ていると、彼女たちは財布を出すこともなく、伝票を手に取ることもなく、支払いなんて関係ないという顔で、喋っていた。
結局そこは私が出したのだけれど、彼女たちは｢ごちそうさま｣も｢ありがとう｣もなく、私の出すお金で次はどこで遊ぶかを三人で話し、はしゃいでいた。
他の子たちも一緒だった。愕然とした。
母の言う通りだった。
見栄っ張りの顔を捨て、次にAと会ったときに｢今日私お金ないからワリカンで｣と言った。
Aはその瞬間、｢は？｣と一言呟き、黙り込み、すぐにとってつけたように
｢あ、今日用事あるの今思い出しましたぁ。ごめんなさい。じゃ、また｣
と友人を連れ、さっさと帰ってしまった。
Aや他の友人たちにとって、私は友人ではなく、奢るだけの存在だったのだと。
帰って母にそのことを話すと、私を静かに諭してくれた。
｢痛い勉強をしたわね。これからは本当の友達と付き合いなさい。いい？私たち友達だよね、なんて言う子は信じちゃダメよ。本当の友達なら、そんなこと言わないわよ｣
後で色々計算をすると、大好きなバンドのライブの出費より、”友達”に奢った分の方が多かった。
少し笑って、その後自分のバカらしさに涙が出た。
その後誰とでもワリカンにしようと決め、夜遊びを止めると、”友達”はほぼ全員フェードアウトした。
Aは先頭切って、連絡を絶った。ぷっつりと、電話が止んだ。
金の成らなくなった枯れた木に、もう用などはないんだろうな。
そう思ってまた笑った。
残ったのは高校からの友達と、あまり遊んだことのなかったファンの友達が二人だけ。
あれほど賑やかしかった時間も、何を喋ったかほとんど覚えていなかった。
おそらく、愚痴と悪口と自慢話(あのメンバーとしゃべった、ファンレターの返事をもらったなど)だけだったんだろう。
そうやって、高い授業料を払った二年間が終わった。
成人する前の痛い話でした。どっかでガス抜きしたかったので、すっきり…。
その後バンドは活動停止し、結局残ったのは高校の友達だけでした。
二年間バカやってたので、必死で入った大学を危うく留年しかけたんですが、何とか卒業して、今も何とか働いてます。
では、長々とスレ汚し失礼しました。
あんたにも非はある。
短絡的に「友達」を見誤っていたという事だな。
しかし、残った友達は本当の友達だったんだろう？
お母さんも、いいお母さんでないの。
存在するんだね。
なにはともあれ気付けて良かった。
付き合うなといわれるとかたくなになるからね・・
友人を大事にね
2年で目が覚めて良かったじゃない。
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引用元: http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1083746399/
自分が馬鹿だった、という前提で書かれてるように読めるんだけど、開口一番『あんたにも非はある(ﾄﾞﾔｧ』なんてレスが付くんだね…
高い授業料になっただろうけどこのくらいで済んでまだよかったかもね
しかしここまで露骨に金の為に人を利用する人っているんだね
キャバクラという名の「お金を払って女の子とお話ししてもらうお店」
に行く男性の心理がさっぱり分からなかったのだが、これを読んで
少し分かった気がする。
キャバクラもホストクラブも同じ
お金使ってチヤホヤされるのは、
すっごく楽しいことなのね。
ただ、その自覚がないと
相手を友達とか恋人とかと勘違いしちゃう。
怖いね
キャバしてたけど、高いお酒入れてくれたり同伴で高い料理奢られると、目を輝かせて喜んで(るフリをして)お礼を言う
でも実際は好きな彼氏と牛丼でもマックでも割り勘して食べた方が楽しい
そんなもんだよねぇ
優越感を得る為に対価払ってたという話。イーブンの関係だったんだよ。本当の友達じゃなかったのはお互い様だよね。
※1
思った
本人反省してるのに一体何言ってんだろうな
こういうのって一見とんでもないバカに見えるかもしれないけど、
話がよくあう同じ趣味の人と仲良くなってもっとおしゃべりしたい！って時に
「いま持ち合わせがないからお店はちょっと…」
「あ、そうですか。じゃあこのまま外で立ちっぱなしで喋りましょう」
って返す人はあんまりいないと思う
『この人ともう少しおしゃべりしたい』という自分自身のワガママを叶えるため
ついつい「おごるからお茶でもしながらお話しましょう」って言ってしまうこと
誰にでも心当たりがあるように感じる
※9
ねーよｗｗｗ
わざわざ、立ちっ放しで喋ろう！なんて話す人はいないでしょｗ
せいぜいコンビニとか駅中でジュースおごるくらいじゃね？
特に若ければ、場所なんて関係ないし
※9
ＴＰＯによって人生で数回くらいなら分かるけど
友人だったら「借りる」か「次は自分が奢る」って選択になっていくのが一般的じゃないかな。
フェイクかもしれないけど
高校まで普通の友達がいても大学生でこんな事も分からない人っているんだね
二年とかバイトでどうにかできた金額とかも不幸中の幸いだけど
まともな母親（や友人）の言葉に耳を傾けられない人もいるからその耳があって良かった
同じ歳の頃、バンドのファンの社会人のお姉さん方と仲良くなって、ライブ以外でも会ったりしてたけど、基本ワリカンだったよ。
たまに「奢ってあげられなくてごめんね」と謝られたこともあるけど、ﾊｧ？って感じだった。
年齢とか関係無く対等に付き合えてこそ友達だと思うよ。
バイトする年齢になるまで、楽しく過ごせる本当の友達はいなかったのかもしれないね。
ちょっと世間知らずだけど、お母さんの話を素直に聞けるいいお嬢さんな感じ。
学生時代に経験出来て良かったと思う
いいお母さんを持ったっていうのが分かって良かったじゃない
「本当の友達は『私達友達だよね』なんていわない」
至言だな