みんなの馴れ初めをおしえて
オヤジとオフクロの一周忌が終わったんで、勝手に二人の馴れ初めについて書かせてください。長文失礼します。
オヤジは田舎の特殊な職人の跡継ぎ息子。
オフクロは都会の大口な米問屋の長女娘。
そんな二人が初めてあったのは、オフクロが疎開で来ていた親戚のA家での事でした。
その当時、オヤジは母親を亡くしたばかりで、父親は年に数ヶ月も出張して帰ってこれない仕事だった事もあり、弟と二人、母親の実家であるA家に預けられていたそうです。
オヤジとオフクロは、母親同士が従姉妹だったんです。
A家での生活は、お嬢様同然の生活をしていたオフクロにとって、地獄のような毎日でした。
朝早くから畑仕事を手伝い、学校から帰ってきたら薄暗い山の中へ薪を背負子一杯に拾いに行かされる。
A家の親たちが夕御飯を作る間、オヤジの弟やA家の赤ん坊たちの面倒を見させられる。
A家の全員が風呂に入る間、ずっと外で薪の番をさせられ、やっと自分が風呂に入るときは、皆が入った後の薄汚れた温いお湯になる。
学校に行けば、田舎の子供たちと言葉使いの違いで苛められ、何度も帰りたくて一人で布団で泣いていたそうです。
そんな事が続いていたある日、学校で苛めっ子がオフクロをからかっていたところ、その苛めっ子の襟首を掴んで引き剥がし、馬乗りになってボコボコに殴り倒した男の子がいました。
それがオヤジでした。
オヤジは、「コイツは俺の家族じゃ!家族に手を出すヤツに、俺は容赦しねぇ!覚悟があるヤツはかかってこいや!」
と叫び、苛めっ子が泣いて謝るまでひたすら殴り続けていたそうです。
オヤジはオフクロに
「○○さん(オフクロ)は、弟たちの面倒も見てくれる。俺たちと一緒に畑仕事もしてくれる、うちの家族じゃ。困った事があったら言いや。俺が助けてやる」
と言ったそうです。
それ以来、学校で苛められる事はなくなり、A家での生活はさほど変わりはしませんでしたが、帰りたいという気持ちが少し薄れたそうでした。
そんな疎開生活も終戦と共に終わりとなり、オフクロは都会の家族のもとへ。
オヤジは相変わらずA家の居候状態。
そんなオヤジは学校を出てすぐに父親と同じ仕事の見習いになりました。
そんな出合いから数年。
オフクロも大人の女性になり、近所でも評判の美人さんと呼ばれるようになった頃のある日。
オフクロは両親から旅行に行こうと誘われ、行先も言われずに電車で観光地へ。
その観光地は疎開先と同じ県だった事から、オヤジの事を思いだしながら電車とバスに揺られて両親についていくと、なにやら立派な旅館に連れて行かれました。
旅館の広間に家族で入っていくと、なぜかA家の面々が。
そして、オフクロが薦められた席の真正面には、オヤジが居たそうです。
オフクロはびっくりしてオロオロしていたそうですが、落ち着いてよくよく話を聞いていると、どうやらこれはオヤジとオフクロのお見合いだったようで。
オヤジは職人として腕はしっかりとしてきたので、そろそろ結婚しろと回りから言われて何度かお見合いをしていたそうですが、いつも今一つ踏ん切りがつかずに断ってばかりの状態で、いよいよ相手が居なくなったところでオフクロに白羽の矢がたった様だとの事でした。
何度も縁談を断っていたオヤジですが、オフクロとの縁談は何も滞ることなく順調に話が進んだそうで、新婚初夜、疑問に思ったオフクロはオヤジになぜ自分と結婚する気になったのか聞いたそうです。
するとオヤジは
「俺は父親と同じ仕事をしている以上、長いこと家を空ける事が多くなる。自分が子供の時に感じた寂しい思いを、嫁になる人にさせたくはなかった。」
「でも、○○さんが見合いの場に来たとき、この人なら俺の帰りを待っててくれると思った。」
「寂しい時はあるかもしれないが、それ以上に幸せにするよう頑張るから、俺と家族になってほしい。」
と言ったそうです。
その後、二人には3人の息子が出来、オヤジは肺癌で片肺を取るまで仕事を続け、オフクロはそんなオヤジを支えながら、近所でも評判のおしどり夫婦として過ごしてきました。
そんなオフクロは、高齢だったこともあるのでしょう。
ちょっと風邪を引いたみたいだと病院に行ったところ、肺炎が見つかり緊急入院。
そのまま体調が戻らずに2週間足らずであっという間に亡くなってしまいました。
オヤジはその四ヶ月後、後を追うようにやはり肺炎で亡くなり。
先週、二人の一周忌を合わせて行ったのです。
実は、二人の一周忌を一緒に行ったのにも訳があります。
オフクロの四十九日法要の時、本当は白木の位牌から本位牌に変えなければならなかったのですが、オヤジが
「俺もそんなに長く生きられる訳じゃない。本位牌は、俺が死んだ後にかあさんと連名にして作ってくれ。」と。
「生きてる時は何度も一人にした。死んだとき位は一緒にしといてくれ。」
と恥ずかしそうに言ったオヤジの顔は、今でもはっきり思い出せます。
長々と書いてしまいましたが、俺のオヤジとオフクロの馴れ初めは以上になります。
長文失礼しました。
俺は最近死んだら細かく砕いて嫁と同じ骨壷に入れて貰いたい
嫁に言うと 私は散骨だからダメよってよ
じゃあ混ぜて撒いてくれよ
子だくさんの次女、3女ならわかるが。
疎開にやった手前、いとこの誘いをことわれず見合いにつれていったら、
本人同士が良さそうだったといったところか。
>>783
777です。
オフクロは7人兄弟の6番目で、上の5人が兄、下には妹がおりました。
当時は大口の米問屋だった、とオフクロからは聞いていますが、実際どれほどの規模なのか判りません。
私が物心ついたときには、普通の米屋さん程度の規模でしか仕事をしていなかったので。
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引用元: http://mao.5ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1519144104/
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