旅館に一泊後、中居さんが手振って出発するバスを追い掛けて来た。「シーツ！シーツ返して下さぁぁぁぁぁぁぁい！ 」

母から聞いたプチ？泥話。

母が20代後半頃、地元婦人会で旅行へ行くことに。
旅行自体は和気藹々と過ごし、旅館に一泊後、バスで帰路へ。
出発するバスを手振って追い掛けて来る中居さん。
一泊だけだったのにえらく情熱的だなと窓から眺めてると
「シーツ！シーツ返して下さぁぁぁぁぁぁぁい！！！」
参加者の一人が「寝心地とか肌触りが良かったから」という理由で
旅館のシーツをぱくってたらしい。シーツは無事旅館に戻された。
話を聞いて「こんな小さな地域でそんなことして大丈夫だったの？」と聞くと
「大丈夫じゃないよ、だからそこの子ども結婚出来てないし引きこもりだし」
そこで初めて件の犯人が、やけに疎外というか除け者扱いっぽいことされてる
某一家だということを知った。母の話ではそのシーツの一件だけで一気に
村八分状態となり、家族にも影響が出たということだった。
近所の人間だらけの旅行でそんなことする泥も泥だけど、
30年近くそのことを引きずり続ける近辺住民って…とも思った。

村八分恐ろしい。ともあれシーツはだめだろ

シーツにまでなると些細な窃盗とは言えないけど、たった一人の一つの起こした犯罪で
家族全員が30年も村から総攻撃を受ける村八分って、本当に怖い仕組みだな

一緒に行ってた全員が恥かいた状態だから、村八分も分かる気がする
地元婦人会名で宿泊しただろうし、余計にね

犯罪したら村八分ってのは、
ある面では警察より犯罪抑止力が高いかもね。
三十年もの期間があったなら、
泥棒一家本人たちの努力で
そこの地域から脱出も可能だったろうに、
それをしないでずっとそこの地域にいるような人だから
まだ村八分にされてるんじゃないの？
自分の生まれた土地の閉鎖性が気に入らないからって泥の件で周囲を悪く言うのはお門違いかと…

農家なんかだと移住も難しいけどね
田舎じゃ特に正しく生きなきゃ駄目だわ

今は一生住むわけじゃないから、抑止力も低い
ヒキコモリでも生きていけんだし

実際それだけじゃなかったんじゃない？
本人関わらなくても、親かその上の代から云々とか有るみたいだし。

村八分っつっても、誰にも家に呼ばれない、上がろうとすると追い出される、イベント時には
物を盗られそうな場所にはやらない、一人にさせない、でも三々五々に固まってやるお喋りや
お誘いに誰からも誘われないって程度でしょう
都会のポツンならともかく、田舎で他に行くところ（仕事や趣味の集まりや）がない人間には
コミュニティで常に最底辺の扱いを受けるって相当辛いとは思うけど

盗癖が治ってるわけじゃないんだから、誰も近づけないよねえ

トーホグ生まれのうちの親は田舎の墓参りで他所んちの墓石見ながら
「あそこの家の爺さんは泥棒だった」
「あんな家なのにこんな立派な戒名はおかしい」
「無罪で釈放されたけど、絶対殺ってる」
とか言ってたな。
昔話は根強いよ。

元々村八分っていうのは「葬式」と「火事」以外は関わらないところから来てたはず
この２つは周りにも影響するから（延焼とか遺体が腐るとか）

十の付き合いの内、葬式と火事の二つを除いた八つの付き合いを絶つ。って聞いたことが或る。

残り八分は成人式、結婚式、出産、病気の世話、新改築の手伝い、水害時の世話、年忌法要、旅行