継父の知人が私の会社を訪ねてきて「お父さんのためにバージンロードを歩くべき」と説教されてドン引きした。

私の母は私が小学生の時に再婚した。
継父は私が中学生になったあたりから「胸がふくらんできたな」だの「せい理は来たのか」としつこくからかうようになり
お風呂を覗いたり部屋に無理やり入ったりしてくるようになった。
母に訴えたが信じてもらえず「気を引きたくて嘘ばかりつく子」と言われた。
こりゃ駄目だと思い、寮ありの高校に進学希望を出すと、
継父と二人でいちゃつきたかった母は大賛成。
継父の方は反対してたが、私は押し切ってめちゃくちゃ勉強して合格した。
その後、高校のある土地で就職し、そのまま実家とは疎遠に。
居場所は知らせてるし、連絡先も教えてあるけどお互い冠婚葬祭以外で連絡を取ることはなかった。

それから約10年が経ち、私に結婚話が持ちあがった。
コロナのこともあるし、ドレスに憧れもないから入籍のみの予定。
母には電話で知らせた。母は「ふーん、よかったね」な反応。
継父は電話を替わらなかったから知らない。

しかしその翌週、継父の知人と名のる人が会社を訪ねてきた。
会社なのであまり邪険にできず、昼休みに近くのファミレスで話したところ
「お父さんのためにバージンロードを歩くべき」という説教だった。
継父はその知人に「手塩にかけて育ててやったのに、式の出席さえ断られた」と愚痴ってたらしい。
うわあ、一方的に片方の話だけ聞いて無関係な人が説教しに来るなんてネットの中だけと思ってた…とドン引きしつつ
「そもそも中学卒業から継父とは会ってない」
「手塩にかけて育てたと言うけど、一緒に暮らしたのは小５～中３の５年間だけ。そのうち３年間はセクハラ三昧」
「第一、式の出席を断ったなんて嘘。式そのものをしない」
と説明した。
その知人は「聞いてたことと違う」とブツブツ言いながら立ち上がり、いったん立ち去りかけてから
振りかえって「あんた！俺になんか言うことあるでしょう」と言った。

この言葉が本当に意味わからなくて
「え？何を？何か言わなきゃいけないことあるっけ？」と混乱し
咄嗟に思ったまんま「一方的に片方の話だけ聞いて無関係な人が説教しに来るなんてネットの中だけと思ってました」と言った。
相手はなぜかすごく驚いた顔をし、
「えっ？うーん…」と言い、店を出て行った。
お金は払っていかなかった。ドリンクバーだからまあいいけど。

母と継父のことは嫌いだけど、理解はできる。
でもあの知人の「あんた！俺になんか言うことあるでしょう」は、私に何て言ってほしかったのか全然わからない。