父が亡くなったとき、母と姉と妹と私で相続の話に。私「私は放棄する」母が「あんたもちゃんと受け取りなさい」とか言ってくれるかなって思ったんだけど…

軽く過疎ってるっぽいので超長文だけど吐き出させてね。

父がﾀﾋんだとき、私は相続を放棄した。
なので母と姉と妹とで相続。
父親会社員、母親パートの家庭で育ったが
父親の生命保険はすべて母の受取になってたし、実家はマイホームもなく賃貸マンションで
相続の対象になるのは1200万ほどの預貯金のみ。
これを法定通りに分配したら、200万ほど。
姉と妹は「お母さんは保険金が入るんだから1200万は子供だけで分けたい」とか言い出して
母は母で「それとこれとは別でしょ！ちゃんとしましょ、ちゃんと！」とか反論して。
それ見てたら色々思うことがあって「私はいいや、放棄するから3人で分けて」と言った。
母が「そんなこと！あんたもちゃんと受け取りなさい」とか言ってくれるかなって
チラっと思ったけど、そんなことは全くなかった。
「そう？」だけｗ

昔から姉は初めてできた子供ってことで両親の寵愛を受け、
妹は少し年が離れてできた子供ってことで大事にされ、私は放置されてきた。
でも私には夢（ある分野の商品開発部への就職）があったので、
その夢を実現するにはまず勉強、ってのがあったから気にならなかった。
目標通りの大学に進学して、希望職種に就くことができ、
子育ての悩みこそ普通にあるものの、結婚して奨学金も返済を終えて
仕事も挫折を味わいながらも少しずつ充実してきた今に、それなりに満足している私には
目先の200万に魅力を感じなかった。（200万をはした金と思ってるわけではないです）
姉はいわゆるワープア、妹は婚活が上手くいかないまま30代半ばを過ぎている。
200万が300万になるなら相当嬉しそうだった。

父は事故でアッと言う間に亡くなったけど、
もしも介護と言うことならどうだったんだろう。
父も母も、子供の頃に私の話を真剣に聞いてくれたことがあった記憶がない。
いつも横顔しか見せなくて、その視線の先には姉や妹がいた。
義務として、仕事だと思って、介護することは出来たかも知れないけど
それ以上の気持ちを乗せて介護することは無理だっただろう。
相続放棄の書類を書いてる時に、そんなことを考えた。

父のﾀﾋから6年経った一昨年、母が脳梗塞で寝たきりになった。
妹は速攻でバイトを辞めて県外の友人を頼って引っ越して行った。
姉は3DKの市営団地住まいの4人家族で同居介護は無理。
私は飛行機の距離。
一旦老健の世話になりながら、半年ほど待ってどうにか特養に入所できた。
姉も妹もそう言った知識は皆無で、全て私が手配し入所日前後は帰省して付き添った。
知らないのは仕方ないが、調べる気もないのには本当にイラっとする。

そして姉から
「3人で同額を折半と言いたいところだけど、あんた（私）は余裕があるんだから半分出してほしい」
と言って来た。
「私は相続を放棄してるんだから、十分譲歩したとしても折半が妥当だと思うけど」と反論。
「だったら、お母さんの保険の受取とかも妹子と半々に変えてもらうけどいい？」だって。
一体何がどう“だったら”に繋がるのか意味不明だけど
「今の時点でお母さんの保険金のこと考えるなんてビックリだよ。さすがお姉ちゃんだね」
って言ったら、さすがにまずいことを言ったと思ったのか、黙った。

父が亡くなってから、一時的に裕福になった母は
友人と肩を並べて旅行三昧、外食三昧やってたらしく
2000万近く出たはずの保険金は数百万しか残ってなかった。
これが無くなったら、年金で足りない部分は3人で均等に負担することで決着。
姉からは「あんたは遠くにいて何もしないくせに」って最後まで言われたけど
私は子供の頃から近くにいても遠くにいても何もして貰ってない。
親として最低限の事以外は。
姉は30で結婚するまでずっと実家暮らしで一銭もお金はいれずに
学生時代のままの生活をしていた。
妹は母が倒れるまでそうだった。
私は県外の大学への進学を金がかかると大反対されて
学費どころか生活費も全く援助を受けていない。
ただ、早いうちから反対されるのは分かってたから
お年玉も祖父母からのお祝金もお小遣いも高１からのバイト代も殆ど貯め込んでて、
奨学金を借りて学生寮に入って自力で卒業した。
両親に出してもらったのは、寮に引っ越すときの引越し代だけ。
姉にそんなふうに言われる謂れはない。

緊急事態宣言が解除されて、久しぶりに特養の母に会いに行った。
夫もご無沙汰してるから一緒に行くって言ってくれたけど丁重に断った。
あまり私と母との関係を見られたくなかったし。（話してはあるけどね）
面会禁止が続いていたせいか、もうすっかり私を見ても娘だとは分からなくなっていた。
ヘルパーさんが「でも時々（姉）ちゃ～ん（妹）ちゃ～んって呼ぶんですよ」って笑ってたけど
ヘルパーさんに悪気は全くないのは分かってるけど、そのどっちの名前でもないんだよなぁｗ
分かってることだけど、やっぱりちょっと凹んだ。
ひとりで来たのは正解だった。
もう、面会に行くのはやめようと思う。
これまでの事を考えたら、あとは姉と妹に丸投げしても罰は当たらない･･･と思うことにしよう。