646: 22/01/22(土)23:07:15 ID:6v.c7.L1
昔、仕事をやめた理由がバカっぽすぎて誰にも言えない
表向きはさらなる飛躍を求めてということになっている
友達にはバカにされ、親にはめたくそに怒られたし、今思えばそっちのほうがはるかにバカっぽい気もするが…まあ、そんな判断もできないほどにいろいろと限界だったんだ
当時の仕事というのがウルトラブラック企業で
誰かが「一日48時間労働」と言っていた
うまいことを言うもんだと思った
朝ひとたび出勤すると9時間働いて必ずサービス残業に突入
残業が終わってさあ帰れるぞ、となったときには翌日の出勤時間が迫っていて結局帰れない
そんなことが最長で二週間続いたこともある
こんなことは序の口で、他のことまで語りだすときりがないので割愛
そんなウルトラブラックをやめた理由、というか、きっかけというのが、あるラーメン屋だった
その日は夜勤のために夕方からの出勤だった
夜勤から始まるときは十何時間と食べられなくなるので、夕食を済ませてから行くのだが、その日に限って親族の用事があり、長く引き止められていたのでその暇がなかった
だから出勤途中にあるラーメン屋でとにかく流し込もうと思って入店してワンコインのラーメンを注文した
ちなみにこの店にはこのとき初めて入った
ところでこのラーメン屋はちょっとしたサービスがある
時間帯によって、トッピングのチャーシューか海苔に焼き入れてある文言が違う
例えば午前中なら「いってらっしゃい」とか「一日頑張って」
昼時なら「折返し!」「もうひといき」とかなんとか
そして、夕方に行くと焼き入れてあるのが、
「今日も一日お疲れ様でした」
これを見た瞬間に、なぜだか突然全てが馬鹿らしくなった
何がお疲れ様だ、これから何十時間とお疲れに行くんだよと
流し込むはずだったラーメンは麺が伸びるくらいゆっくりと食べた
ラーメンってちゃんと食べればえらく美味いことを初めて知った
この時点で別に辞めることを考えていたわけではない
大遅刻確定でどんな罰を受けるかわかったもんじゃないけど、そんなことさえ考えいなかったと思う
ただ、美味しいラーメンを味わって食べていたいだけだった
店員さんに言われてずっと会社からの着信で携帯が鳴ってることに気付いたとき、
「あ、辞めよう」
と思った
ウルトラブラック企業だったので辞めるのでさえ楽ではなく、書けばまた長くなるから略すが、最終的には「うるせえバーカ」と言って辞意だけは示して帰ってあとは放置した
そんなわけで辞めた理由は
「これから疲れに行くことを事前にラーメンに労われたこと」
及び「ラーメンが美味しかったから」
もうなくなってしまったけど、あの日からずっと通ったあのラーメン屋には感謝がいっぱいだ
正しい判断をしたと思うよ
ブラックに染まってるときは正常な判断力が無くなるよね
そのまま働いてたら早タヒにしてたかもしれないから
ラーメン屋に感謝だ
>>648
確かにブラックに染められると正常な判断が無くなってくる
こういう形で救われるきっかけとなる事もあるんだな
良い話だダナー
・余命宣告を受けた義母が「遺影用の写真はコレ!葬儀屋はあそこ!」とあっと言う間に整理してしまった。そしてホスピスに入って2ヶ月後…
・臨月のときに旦那と買い物してたら万引き犯と間違えられた。店員「盗った物出して」私「盗ってない」→怒った店員がお腹を叩こうとしてきて…
・私「子供の熱が下がらない。あなたが付き添って」旦那「男の有給は子供の病気なんかに使えるわけないだろう!」私「じゃあ何に有給使うの?」すると…
・全身アトピーの女性(35歳)が最近フラれたらしい。それを聞いた職場の主婦たちが「あの人はどう?この人は?』と彼女にけしかけるようになった。
・流産したばかりで行きたくなかったのに義両親に旅行に連れ出されたのでついにDQN返ししてやった。
・俺「誕生日なにが欲しい?」嫁「自分で朝起きてほしい。無理なら…」→どうしたらいいんだろう
・上司「休みの日も毎日仕事をして報告して。このままだとみんなで首吊らなきゃいけなくなる。」私たち「…」
・嫁が「お互いの初恋について語って嫉妬しあおうぜ!」と言い出したのでお互い話して笑いあった。だが…嫁「初恋の人の名前を娘につけるなんて…(激怒)」
・息子嫁が「男なんてやっぱり可愛くない!無理無理無理!」と子供を置いて出て行った。息子「離婚だ!」息子嫁「お義母さんならわかってくれるよねぇ~(泣)」私「…」
・私は在宅の仕事で月に2万~30万と収入にムラがある。夫「仕事を続けたいなら家事の割合を増やして月3万は入れて欲しい」私「それは…」
・彼が炒飯にこっそりカニ缶を入れてたらしく私の顔がパンパンに腫れて呼吸も苦しくなってきた。彼は「がんばれ!がんばれ!」と応援してるだけ。
・個人的に悲しいと思った事件。→『ある若者が逮捕された。だがこの若者の非行の原因は友達欲しさだった。』
・私が好意を抱いていたAにおススメのバンドを教えてもらった。10年後にそのバンド名を検索してみたら…
・自分「地元どこ?」後輩「神戸です」A「兵庫の人って地元を聞かれると神戸っていうのなんでなん?ひょ、う、ご、だろ?」
・友達Aが結婚した。A「実は他に結婚したかった相手がいて…」みんな「!?」A「これがその相手…」と見せられた写真がなんと…
・今度家族で今話題のアニメを観に行くんだけど、旦那が「観てるあいだ退屈だろうからスマホ見て時間を潰す」と言った。
引用元: https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1641468980/
理由ってよりきっかけなんだろうからええんじゃないの
大昔には、「アメリカ横断ウルトラクイズ」のニューヨーク決勝まで勝ち残ることを前提に会社を辞めたアホもいた。
会社を辞める理由は人それぞれでいい。
ただ一杯のラーメンを美味しいと思って食べる人間として当たり前過ぎる感覚を取り戻し、取り返しのつかないことになる前に人生を修正できたのなら、最後には笑って語れる良い話になる。
報告者の人生に幸あらんことを。
辞める理由なんて辞めたいからだけで十分