高校の卒業式のあと、とある男子に告白されたけど断った。男子「最後に思い出話がしたい」私「いいよ」→金髪の男が近づいてきて…

皆さんの修羅場に比べたら大したことないんだけれど。
高校の卒業式のあと、自宅の最寄駅が同じ男子と一緒に帰宅したら、最寄り駅のバスのロータリーでいきなり告白された。
だけど私、その男子には一切気がなく、むしろ男として見られないというか、クラスメイト以上の関係になる気が毛頭なくて、即座にゴメンナサイした。
相手は付き合ってる人がいないなら好きな人が出来るまででもと食い下がったが、私は断り続けた。
気まずいまま沈黙が流れると、相手は私が乗るバスが来るまでの30分強思い出に話をしたいと言ったので、中学から今日まで同じクラスだった6年間の思い出話をしてた。
そしたらなんかオラついた腰パン金髪の大学生くらいの男性が近づいてきて、オラつきながら私達のまわりをぐるぐるしだして、何だこの人と無視してたら
「あのねぇ、カップルでイチャつくのはいいけど世の中独り身のヤツもいるんすよ。そういうコト考えたことある？イチャイチャイチャイチャカップルですーって見せつけてくんなよ」と絡んできた。
そしたら男子が危険を察知して、サッと私の後ろの隠れたんだよね、私を盾にして。
いや、そういうとこやぞ。
オラついた男性には「ごめんなさい、今日高校の卒業式で、彼と会うのは今日で最後なんです。こんなところでお邪魔でしたね」と伝えて謝罪すると、「分かれば良いんだよ」と満足したように離れていった。
男子はその場にウンコ座りして顔を伏せて泣き出したけど、私はとっさに私を盾にしたことにイライラして無視してた。
そしたら告白の場面から一部始終を見ていた他のバス待ちのおばさま達から「何あの子の態度」「酷いわね」と聞こえるようにヒソヒソヒソヒソヒソヒソ。
男子はウんコ座りのまま嗚咽混じりに涙ぼとぼと流すし、バスが来るまでの間ずっと見世物状態で針のむしろだった。
その場から去りたかったけどバスは2時間に一本だし、田舎で駅前に大きな病院があるだけで近くにはカフェもコンビニも無い。
もしこのバス逃して万が一男子がついてきたら一緒にいる時間も伸びて更に地獄だしで、結局バスが来るまでそのまま耐え続けた。
バスが来た時は一応別れの言葉とか今までありがとうとか言って別れた気がする。
この時はまだ若いし今思い返せば大した修羅場じゃなくてもあの時はホントに修羅場だった。
その後お互い別々の大学に行ったし、私は彼氏ができてその彼氏と結婚もしたんだけど、24歳の時に偶然例の男子と役所で再会。
その時私が婚姻届出した後で新しい戸籍謄本とか住民票を取りに行ったタイミングだったんだけど、順番待ちしてる時に例の男子が私に気づいて話しかけてきた。
ちょうど大型連休の間にある一日の平日だったせいで役所が激混みだったのによく見つけたなと。
「18の時から何も変わってないからすぐ分かったよ」と言われ、邪険にするのも悪いかと思って話してたんだけど、その会話の流れで唐突に
「6年間ずっと好きだった。こうやって再会できたのも何かの運命かもしれない。これから君との仲を深めていきたい」みたいに公開告白された。
なんでこの人は人目というものを気にしないんだろう。
イラっとしたタイミングで、神の救いとも思えるような事が起きた。
役所の人が「戸籍謄本と住民票でお待ちの佐藤様～佐藤花子様～」と私を呼んだのだ。
そして私の旧姓は山田。
「ごめん、呼ばれたから」と相手の言葉には返事はせず、住民票と戸籍謄本を受け取り、内容確認、支払いをしている間に相手はいなくなってた。
結婚してることを伝えてこんな大衆の前で大泣きされたらどうしようと思っていたから、消えてくれてホントによかった。
性格悪いの承知だけど私にとっての修羅場でした。

そこでその男子がかばってくれて、好き！！ってなるのかと思ったら
まさか盾にして隠れるとは

なぜその場で告白するんだ
せめて呼び出せよ