【前編】俺の唯一のクリスマスの思い出を聞いてくれ。幸せを探して俺も頑張るよ…
【中編】俺の唯一のクリスマスの思い出を聞いてくれ。幸せを探して俺も頑張るよ…
【後編】俺の唯一のクリスマスの思い出を聞いてくれ。幸せを探して俺も頑張るよ…
また真奈美と連絡が取れなくなってしまった。
俺はまた真奈美を信じるだけの日々に戻ってしまった。
今回は理由が分からなかった。
やっぱり彼氏が新しくできたのか
俺を嫌いになったのか
はたまた病気が再発したのか。。
一切連絡が取れなくなった。
けど返信はなかった。
そしてクリスマスになった。
思い出すのは真奈美の事だけだ。
メールをしたけど、やはり返ってこなかった。
もちろんお正月も。
翌年の12月のクリスマス前の夜だった。
何と真奈美から着信が入っていた。
(俺は携帯をポケットに入れていて気づかなかった。)
俺は家に到着する寸前でその事に気づき、すぐに折り返した。
そこに出たのは真奈美ではなかった。
真奈美のお兄さんだった。
俺は混乱していた。何でお兄さんがでるんだ?
からかわれているのか?と
しかしそうでは無かった。
俺はそこで初めて知らされた。
真奈美が亡くなっていたと。
けどどこか冷静な自分がいた。
真奈美のお兄さんは俺に落ち着いて聞くようにと促した。
俺はただ、「はい」としか答えられなかった。
「実は1年前の12月に真奈美は死んだんだ。
死因は悪性の脳腫瘍だった。」
お兄さんは続けた。
「1君には『私が死んでも1年間は1には伝えないで欲しい』と真奈美からずっと言われていたんだ。
俺は真奈美が亡くなってすぐに知らせたかったけど、生前真奈美はそれだけを頑なに拒んでいた。」
と言った。
俺は、「真奈美との約束を破らないでくれたんですね。ありがとうございます。」と言った。
お兄さんは「ちょうど一回忌が終わって落ち着いたところだ」と言ってた。
ご実家にもお邪魔し、お線香をあげた。
そこで空白の1年についてお兄さんから教えてもらっていた。
お兄さんの話だと、かなり無理して花火大会に行っていたとの事。
既にその頃は余命数ヶ月とかのレベルだったらしい。
真奈美はお兄さんとそこまで仲が良くなかったが、俺の話だけはしていてくれたみたいだ。
「花火大会後はずーっと入院だったんだ。でも自分がボロボロになっていく姿を、1君だけには見せたくなかったみたい。」
と言っていた。
「私が病気や怪我でボロボロになっちゃっても、1は私と付き合える?」
と真奈美に聞かれていたことを唐突に思い出した。
当然その頃は「当たり前だろ、俺真奈美大好きだもん!」といって笑っていたが、
当時からその予感が真奈美にはあったのかな。
いろんな真奈美との話や思い出が、お兄さんが一言一言しゃべる度に走馬灯のように蘇った。
俺が若手ながら社会人で頑張っているところに、真奈美起因で俺の気持ちを動揺させたくなかった
というのが一番だったらしい。
お兄さんは入院中にも、俺への連絡を真奈美に勧めたが、真奈美はただひたすらそれだけはと拒んだ。
それは真奈美の俺に対する気持ちの表れだと言った。
「最高の状態で幕を閉じたかったんだよ真奈美は」と。
最後にお兄さんはじめ、真奈美のご両親に真奈美の前で言った。
「こんな自分ですが、真奈美さんの事は結婚を考えるくらい好きでした。
本当に真奈美さんは私に色々なかけがえのないものをくれました。
心の底から感謝しています。」と。
ご両親も「1君と出会えて真奈美は本当に幸せだったと思います。
1君の事は私たちもよく入院中に聞いていました。
今まで本当にありがとうございました」と言われた。
「真奈美から生前に渡されたものです。
帰宅したら中を見てください。」と言われた。
最後に「またお線香をあげに来てもいいですか?」とご家族に聞いたら、
「もちろん。真奈美も喜びます。本当にありがとうございました」と言われた。
俺は家に帰った。
ご家族と話はしたが、まだ真奈美が亡くなったって言う実感が無かった。
家についても終始、ボケーっとしていた。
そんな時にラジオから俺と真奈美が花火大会に行った街の特集が流れ出した。
クリスマスイルミネーションがどうだとか、イベントがどうだとか。。
それを聞いて俺は我に帰り、真奈美のお兄さんから受け取った封筒の中身を見た。
「このネックレスをあげるから、検査頑張れ!」と応援の意を込めて送ったあのネックレスだった。
そしてもう一つ、ネックレスとは別に紙が入っていた。
真奈美の字で書かれ、実印まで押された婚姻届だった。
婚姻届の俺の名前を書く欄にポストイットが貼ってあった
「←1へ、書いてね!」と書いてあった。
どこかそのネックレスや封筒は真奈美の香りがした気がした。
俺は顔をクシャクシャにしながら、その婚姻届に名前を書いた。
「真奈美、本当にありがとう!」
ハッピーエンドじゃなくてすまんな。
これでおしまいです。
また真奈美からメールがくるんじゃないかって、変な錯覚だけどw
今までは心のうちに秘めていたけど、思い切って書いてみた。
こういう風に書いたのは初めてで、文章ヘタかもしれないけどそこはごめんよ。
思い出って言うのはどうしても美化されてしまい、
なかなか払拭できないね。
でも俺は思うよ。
きっと俺ほど幸せなクリスマスを過ごしたことをある人はいないって!
辛いだろうけど頑張って!
人生なにが起きるかわからんね・・・
乙!
今はひとり身か?
でもやっぱりまだ真奈美が生きている気がして。
真奈美のご両親にも
「1君もいい人見つけて結婚してね!真奈美は1君がいつまでも引きずっているより、
誰か好きな人と結ばれて幸せになるほうがきっと喜ぶわよ」
と笑って話が出来るようになった。
独身です。彼女もいません。
たまに夢とかで真奈美が出てくるたびに思うんだよね。
「あーやっぱり亡くなっていても、心の中では永遠に生き続けるんだな」って。
最近は気持ちも落ち着いてさ、プラス思考に考えるようにもなってきたよ。
元々暗いキャラじゃないし。
例えば俺の親父はもう死んでいるんだけど、
「真奈美のこと、天国で宜しく」ってオヤジの墓参りの時にお願いしたりしてさ。
俺の母親にもそーゆーこと話したんだけど、
「パパは胸が大きい子が好きだからねぇ」と笑って話したり!
そんなこんなを言ってるうちに、クリスマスももう終わりそうだ。
みんなは幸せなクリスマスを送れたか?
自慢話とかよかったら聞かせてくれな!
今のところはまだだね。
付き合うと言う選択肢が導き出せない。
どうしても真奈美と比較してしまって・・・
>>1
の幸せなのか?俺は彼女のこと知らないけど、きっと違うと思うんだ。
ゆっくりでもいいから頑張ろうぜ。
ありがとう。
何が幸せなんだろうね?wと自問自答は続いてます。
けど俺もやっぱり結婚とかしてみたいのが正直な気持ちなんだ。
真奈美の両親もそうやって勧めてくれているわけだし、ゆっくり考えていこうと思ってる。
こんな大恋愛したら俺なら一生引きずってしまうわ・・・
彼女の為にも自分の為にもならないと分かってても駄目だわ
せめて1は前向きに生きてくれ
やっぱ大恋愛なのかな?
モヤモヤっとした気持ちのまま終わってしまったからね。
でも今は前向きに生きているよ。
当時の音楽とか結構古い気がするし、だいぶ前の出来事かな?
比較してしまうと駄目なんだね。
真奈美さんは良い部分だけしか見せないようにしていた人だから、厳しいね。
でも、そこが最大に酷い女だったって思うよ。
1みたいな男に惚れられたら女は幸せだよ。
幸せな女を一人ふやしてやってよ。
んで、1も幸せになれ!
お互いちょっぴり古めの音楽が好きだったからね。
それでももう、結構な月日が経ったな。10年は経ってないけど。
最後まで最高な女だったと思うよ。
悪い部分なんて1度も多分見たことなかったし。
ありがとう。
幸せ探して俺も頑張る。
今まで2chで
>>1
さんみたいな話を結構聞いてきたけど、
みんなその後運命の人に出会って幸せに暮らしてる
>>1
も苦労するかもしれないけど、真奈美さんの分幸せに生きてくれよ
そうだね。
俺もそういう話を見て、今回思い切って書き込んでみたんだ。
俺の場合、まだ運命の人とは多分出会ってないけど、
とりあえず仕事は順調だから、恋愛も頑張ってみようと思っている。
俺はそんな
>>1
が好きだ
あ、付き合えないけどね?ww
ウホッ!
俺も好きだよw
なんか書き込んでみんなのコメントみたらスッとしたよw
ありがとうな
1番いい時の思い出を色褪せずに持っていけるわけでしょ?
真奈美さんのことを思い出せばさみしくないし・・・
この話の主題歌は、「いつかのメリークリスマス」でおk?
1
は、絶対に幸せになれるわ。
絶対にだ。。やけんがんばれよ!
俺もこんなに人を愛せる恋愛がしたい。
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引用元: http://toro.5ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1324729226/
糞つまらん
スレ住人の暇さ加減と心の広さに感嘆した