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『火垂るの墓』←ネットで散々「清太はクズ、おばさんはいい人」って言われてるけど「それは違うだろ」と言いたくなった。

コメント(15)

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何を書いても構いませんので@生活板59
889: 名無しさん@HOME 18/04/14(土)0

ついさっき、金ローで放送された「火垂るの墓」を初めて一本通して見たけど、ネットで散々言われてる「清太はクズ、西宮のおばさんはいい人」論に「それは違うだろ」と言いたくなった。
清太や節子の分のご飯をわざと具や量そのものをを少なくよそったり、お母さんの遺品を売ろうとしたりするシーンは「何もそこまでしなくてもいいじゃん」と思った。
でも、あの時代に自分の家に転がり込んだ親戚の子×2を(文句言いながらだけど)居候させてくれたし、少ないとはいえご飯も食べさせてくれた点は評価できる。遺品を売ろうとしたのもあの状況だからしょうがないかもしれないと思う。
許せないのは、まだ4歳の節子の夜泣きに文句を言ったことと清太が節子のことを思ってお母さんが死んでしまったことを秘密にしてたのに、それを節子本人にバラしたこと。
まだ4歳の子が急に環境が変わったら、戸惑ってストレスになって夜泣きするのも当然でしょ。
そして、いくら清太が何もしないからってその矛先を節子に向けて「あんたのお母さんは死んだ」なんて伝えるとか鬼畜としか思えない。現に清太もおばさんに秘密にするように頼んだっぽいのに。
物語後半の清太の行動(泥棒、戦火をみて「やれやれーww」と野次を飛ばす)は褒められたものでもないし、落ち度があったとは思うけど、だからといっておばさんが無条件にいい人だとは思えない。多分根は悪い人ではないだろうけど。
おばさんが2人を、せめて節子にだけでも優しく接してたらあんな最悪な結末にはならずに済んだと思う。
清太は節子を連れて家を飛び出さなかっただろうし、もし家出したとしても節子が体調崩した時点で頭下げて戻ってきたと思う。
そもそも、居候当初は「もっと頼りなさい。水臭いわねえ。」みたいな事言っときながら、最終的に節子に当たるし、追い出させるように仕向けた言動するし…。
おばさんは言われてるほどいい人でもないでしょと思うわ。
そう思うのは、わたしが物が恵まれてる時代に生まれ育ってるのとまだ学生だから清太の年齢に近くて清太に感情移入しやすかったからかなと思ったけけど、
50代半ばの母に感想を聞いたら「あの状況だからおばさんの行動もわかるけど、いくら何でもひどいと思う。清太と節子が可哀想。」っていってたから年齢関係ないのかもしれない。

 

890: 名無しさん@HOME 18/04/14(土)0

分かる。
おばさんは根はいい人なんだろうけど、火垂るの墓時間軸においては鬼畜だわ。
清太の父親は海軍のお偉いさんだったっけ。割と裕福な家の子供だったよね。
疎開した際はそれなりにおばさん家に見返りがあったんじゃないかな。
なのに実際には清太と節子を鼻つまみ者にして最終的に家から追い出してる。
せめて清太達の母親が無事だったら、あんな結末にはならなかったんじゃないかなと思う。

 

895: 名無しさん@HOME 18/04/14(土)0

​>>889
最後、自分で言ってる通りだと思うよ
10年毎に見直してみな
感想変わるから。
自分もそうだった。

 

 


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https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1521658289/

コメント
  1. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 13:32

    おばさんは、自分も少ない米に質素なみそ汁飲んでるからねぇ

  2. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 13:57

    自分や自分の家族が苦しいときに余計なお荷物に優しく出来る人は少ないと思うけどな
    お荷物がいなかったら自分の子にもっと食べさせてあげられるわけだし
    おばさんを叩けるメンタルの持ち主が同じ状況に置かれた場合、お荷物にいい顔出来るのか甚だ疑問だわ
    おばさんはいい人というか、普通の人だと思う

  3. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 14:11

    おばさんて、清太の「父の従兄弟の嫁で未亡人」なんだよね
    血縁もないし夫もしんでるし、現代の感覚で言えば完全に他人
    あの時代、親なしや貧乏な家の14歳なら普通に働いてたのに、預かった清太は働かず学校にも行かず節子と遊んでるだけだから、近所からも相当ヒソヒソされただろうね
    そりゃ段々当たりもキツくなるよ

  4. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 17:15

    14才だと、学年によるかもしれないけど動員で工場で働いてたりする時代だよ。
    祖父の家が神戸にあって、当時14~15才の伯父は飛行機工場に勤労奉仕に出てた。
    工場が爆撃にあって友達が何人も亡くなったといっていたし。

  5. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 17:16

    鬼婆なところはあると思うけど、それくらいは許されてた時代だからな
    大人は絶対正義。大人に歯向かう子供は悪ってね
    あと、あれって作者が叔母を悪く言いたいために書いた小説が原作なんだっけ?

  6. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 18:24

    おばさんは自分の飯を清太たちに分けて全然食ってないじゃん?
    だから釜にこびり付いた米をこそげとって食べる描写があるんでしょ。
    あの時代って働かざる者食うべからずだからボンボンの清太が居候にも関わらず手伝いもせずゴロゴロしてたらそりゃそうなるわなって思ったよ。

  7. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 18:32

    そもそもおばさんはリアルで清太はファンタジー
    当時親が亡くなった子供なんてゴロゴロいたから当然さほど同情もされなかった
    一方当時のリアル子供は作者の野坂のようにしたたかに生き延びた
    清太はあくまで現代の子供に共感させるように作られてるファンタジー像
    結論、おばさんが正しい

  8. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 19:06

    ファンタジー世界で生きてきた清太は現実に放り出されると生きていけませんでした、という話
    清太は当時の現代の若者をイメージして作られたらしいから
    清太は現実のおばさんに嫌気がさして、妹と自分の理想の王国を作ろうとして
    結果妹を死なせるという話

  9. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 19:12

    自分の娘と息子はお国のために働いてて、息子だっていつ召集されるかわからない。
    そんな不安でいっぱいの状況で、他人も同然の清太が節子とオルガンブカブカ弾いたりして
    自分ちでキャッキャ遊んでるだけなの毎日見てたら、意地悪のひとつもしたくなると思う。
    それでも分けるほど物のない状態で世話してくれてんじゃん。
    対価で着物くらい出すの当たり前だ。
    やっぱりおばさんはだいぶ優しいと思う。

  10. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 19:14

    おばさんがもっと優しくしてあげれば、じゃなくて清太が現実世界で妹を守る為に
    色々頑張っていれば、妹は死ななかった
    まぁ清太は子供だから でも子供だからで守られる時代でもなかったろうし
    身の丈に合わないプライドを持っている人間から死んでいく

  11. 名無しのキスログ 2020年02月18日 at 21:12

    作者の体験を元にしてるけど、事実はもっとひどい
    三宮で野垂れ死にしなかった兄が実際の作者で、その作者が話した真実は泣き止まない妹を動かなくまでぶん殴ってたこと
    小説は妹にとっての理想の兄を書いたに過ぎない

  12. 名無しのキスログ 2020年02月20日 at 02:48

    清太の下らないプライド(選民意識)のせいで、血も繋がらない兄妹に屋根も天井もある寝床を提供してくれたおばさんは近所で肩身の狭い思いをし、最終的には兄妹を追い出したように陰口も叩かれただろう。
    後に、清太が余所の畑から作物を盗んだり、火事場強盗をしたり、身元引受人にならなくても、おばさんが追い出したせいと言われたかもしれない。
    幼い妹が一緒なのだから、自分のくだらないプライドにしがみ付かず、清太がおばさんに頭を下げ、他の子供たちがやっているように勤労動員でも、町内の手伝いでも、生きる為には何でもやらなきゃいけなかった。
    それが嫌でおばさんの家を飛び出して、妹を死なせた。
    自分のやりたいようにやったんだから、清太は可哀想なんかじゃないよ。

  13. 名無しのキスログ 2020年02月21日 at 16:03

    私の祖母が言ってたけど、戦時中はたとえ子供であっても軍歌以外の歌を口ずさむと本当に酷く叱られていたそう。
    物資も食料も少ない大変な時代に女手一つで身寄りのない遠い親戚(しかも自分とは血の繋がりがない)を終わる目処もなく面倒見なきゃいけない上にご近所からは叱られ、
    当の本人たちは甘やかされて育った故に挨拶もできず礼も言えず、呑気に遊びもっと飯を食わせろとねだるばかり。
    想像するだけで壮絶なものだと思うわ。

  14. 名無しのキスログ 2020年02月23日 at 15:35

    米も梅干しも卵も着物もおばさんにあげたのにねぇ

  15. 名無しのキスログ 2020年02月24日 at 16:16

    >14
    劇中でおばさんが「そんなもの、もうとっくに無くなってしまった」って言ってたよ
    最初に持ち込んだ食料が尽きてしまったから着物を売って米にした
    その米もなくなり食糧も物資も不足する中で
    礼儀知らずで気の利かない血の繋がりのない孤児を2人も終わりなく面倒みなきゃいけないんだよ

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