自分に甘くなっちゃう子がハリー・ポッターで炙り出されたことに驚いた。

まだハリーポッターシリーズが完結してなかった頃の話。
ちょうど3作目だか4作目の新刊が発売された頃、自分は中学3年生。
受験勉強に勤しんでいて「気になるし読みたいな…」とは思っていたけど、志望校に受かるまでは勉強ひとすじ！と封印していた。

クラスには「読んだよー面白かった！」「私も！勉強ばかりじゃなく息抜きもしなきゃだもんねー」なんて子もいて正直羨ましかったけど、志望校に受かってから晴れ晴れした気持ちで読もう！と思って我慢してた。

時は流れ、合格発表シーズン。
誰の志望校がどこで結局どこに受かったのかは会話の中でわかるのだが、なんと自分がいたクラスでは、ハリーポッターの新刊を読んだ子は軒並み志望校に落ちて第一志望に行けた子は1人もおらず、逆に読まずに勉強に専念してた子はほぼ第一志望に合格。

今思えば、「ちょっと息抜き」の加減ができず、自分に甘くなっちゃう子が偶然ハリポタで炙り出されただけだったんだろうな。
でも、ハリポタを読んでる/読んでない　で合否が綺麗に分かれていたのは衝撃だった。

私の周りには高校受験で第一志望に落ちる人はほとんどいなかったから、(出願の段階で安全圏の高校を受けるように指導されてた)落ちちゃった人が何人もいたことにびっくり
うちが地方だからかな？