親戚の娘が金持ちのお坊ちゃま男性と結婚することに。男性「出産後のDNA鑑定が結婚の条件だ！」

ご近所に住む遠縁の親戚の娘さんが金持ちのおぼっちゃま男性と結婚することになった。
遠縁とはいっても比較的親同士が仲良くしてて、だから私も何度か結婚相手の男性と会ったことがあったが、随分と悪い意味で変な人だと思った。
二人は子どもを望んでたんだけど、男性は婚約前からずっと
「男は托卵されるリスクがある。女は絶対自分の子だという確信が持てるが、男はDNA鑑定をするまでずっと托卵を疑い続けなければならない。」
と強く強調していて、出産後のDNA鑑定を結婚の条件にしていた。
なんで結婚前から浮気前提なのさ、よくそんな相手と結婚しようと思えるなと思ったけど、結婚する当人同士が決めたことだから何も言わなかった。
しかし出会って間もない頃から私にも「托卵を撲滅するために子どもは産まれたらDNA鑑定を義務化するべきだ。」という主張を押し付けてきて、
それがウザくて、男性のことは全力で避けるようにしていた。
結婚式も呼ばれたけど、正直祝う気持ちが１ミリも沸かなくて、学業を理由に断った。

式の直前に妊娠が発覚し、入籍してすぐ二人に子どもが産まれ、宣言通りDNA鑑定したらしい。
ただそこでひと悶着あって、費用を全部娘さん家に出させたそうだ。
「女は自分の産んだ子どもが夫の子であると夫に証明する義務がある。でなければ俺は自分の子と認めない。」とかなんとか。頭おかしい。
親戚のおばさんも「家柄がいいから信用したのに変な男にやってしまっただろうか」とその時になって後悔しだし、
「いやでも子どもができちゃったんだから今頃離婚なんて」とブツブツ悩んでた。
その頃娘さんは里帰りしてきていたが、新生児の頃に男性は全く家を訪れてなかった。
DNA鑑定の結果が出るまで会う気はないんだろうなと思っていたが、結果が出てからも結局一度も会いにこなかった。
しばらくしてその原因が判明したんだけど、男性には隠し子がいた。しかも二人も。
一人目は学生の女性を妊娠させて逃げたらしい。
二人目は逆算すると娘さんと結婚前提のお付き合いをしてる最中の子ども。時期的に、私に托卵撲滅のためにDNA鑑定をと強く主張してきてた頃。
人を疑うやつは自分が疑われることをやっているってのをここまで見事に再現する奴がいるとは思わなかった。
男には托卵のリスクがある、男は常に被害者になりうるとか言ってたけど、お前は立派な加害者だよ。
女性を妊娠させて蒸発、認知を迫られて逃亡、隠し子の存在を黙って結婚。
やられた女性は立派なお前の被害者だよ。
さらに反吐が出るのが、このタイミングでの隠し子発覚は二人目の女性とその母親が仕組んだことだったということ。
話し合いをするときに第三者が居たほうがいいからと私と母が無理矢理同席させられて、ついでに赤ちゃんのお世話係してたんだけど、
そのときに二人目の被害者が幸せ絶頂期の男にお仕置きするために娘さんを利用したとはっきり言っていた。
せめて申し訳ないって態度ならまだ気持ち的にそこまでモヤっとはしなかっただろうけど、
娘さんに自分たちと同じ不幸を味合わせて当然、あなただけ幸せになろうなんて厚かましい。みたいなこと言ってて神経疑った。
こんなこと言っちゃダメなんだろうけど、二人目の被害者は頭弱くてすっごい依存体質でメンヘラちゃんだなって印象だった。
自分が不幸だから周りもみんな不幸にしていい、自分は世界一不幸だから幸せな人のものを奪ったって許される、みたいな思考をしてて、
子どもを産めば男性が自分に縛られるはずだ、男性が自分の意思で他の女のところに行くはずがないって信じて疑わない。
だから娘さんが男性をたぶらかして奪っていった悪女だって言い張って男性じゃなくて娘さんを罵倒したし、
二人の計画の想定外だった娘さんの子どもがいたら自分の優位さが揺らぐからって子どもに手を出そうとまでした。
男性は案の定逃亡。親戚の家と男性の家との話し合いがあったけど、
「これまで妊娠させた二人には十分なお金をわたしておろすことに同意させた。
二人ともそのお金を使って勝手に産んだんだ。勝手に産んだことまで息子が責任を負う義理はない」と書面も見せられたらしい。
話にならんと現在離婚に向けて動いてるが、子どもの押し付けあいが始まってる。
男性の家は「男なら引き取ったのに誰一人産まない」と愚痴まで言ってたらしい。

私は就職先が決まって引っ越すからやっと厄介な人たちから離れられる。
メンヘラちゃんとその親の標的がこっちにも向けられてたんだよね。
メンヘラちゃんの中では親戚の家に頻繁に出入りしてた私も男性を狙ってる女の一人扱いになってた。
私が親戚の家に行ってたのは、妊婦や赤ちゃんにペット、特に猫は良くないからって部屋で放し飼いにしてたペットを全部預かってたから。
ひと周り上のおっさんなんて眼中にないから迷惑極まりなかったわ。