近所でカップルが痴話喧嘩してた。暫くして男の泣き叫ぶ声が聞こえてきて見に行くと、女性が泡を吹いて倒れていた。男「何でもします！助けてください！(号泣)」

二年ぐらい前の話です。
家の近所でカップルが痴話喧嘩をしていました。
はじめは男女両方の結構な怒声が聞こえてきましたが、
もともと駅前でしかもゆっくりくつろげる公園が近かったのでこういうことは多く、
ほっておきました。

しばらくすると男性が泣き叫ぶ声が。女性の声はまったくありません。
三分ほど続いたところでおかしいと思い見に行くと、
男性が泣きながら地面に座っていて、横で女性が口から泡を吹いて倒れていました。
暗かったので目がどうなってるのかはわかりませんでしたが手足は小刻みに動いていました。
１ｍほど離れたところで、私より早く現場に着いたらしいサラリーマン風の男性が携帯で救急車を呼んでいました。
（続きます）

男性は泣きながらセカチューのように「助けてください！何でもします！助けてください！」と言っていました。
女性を抱き上げようとしたのですが、更に現れた通りすがりのサラリーマン風の男性が、
「脳に原因があるかも知れないので、動かさないほうがよい」と止めました。
男性は素直に従いましたが落ち着かないようでまだ涙が止まらないようでした。

そうこうしてるうち、おまわりさんが二人現れました。交番は徒歩一分ぐらいのところにあったので、
騒ぎを聞きつけたのか、それとも誰かが通報したのかはわかりません。

おまわりさんが泣き叫ぶ男性に事情を聞いていましたが、私のところからは男性の声は聞き取りにくく
内容はわかりませんでした。
おまわりさんの声や、状況などを総合すると、

どうやら痴話がこじれて、彼女側が自転車にまたがり途中で帰ろうとしたので、
男性側が自転車を力ずくで止めたところバランスを崩し彼女が転倒、その際頭を強く打ったとの事。
女性はその後しばらくは意識があり「頭が痛い、帰りたい」訴えたのですが、
男性側は外傷もまったくなかったので、帰りたいゆえの口実だと思い取り合わず、
そうこうするうちに女性が泡を吹いて倒れたそうです。
（続きます）

おまわりさんが到着して一分ぐらいして、救急車が到着しました。
女性はベルトでがっちりと担架に固定され運ばれました。

男性はその場に残りました。
おまわりさんに「俺が一生彼女の事を償います全ての責任を持ちます」と言っていましたが、
なんだかチャラチャラした外見の茶髪の人だったので、
正直「お前みたいなDQNがどう責任取るんだよ」って思いました。

男性はおまわりさん斜め後ろに付き添われ、歩いて近所の交番に連れて行かれました。
この際は手錠は縄などはありませんでした。興奮しているものの、
誰かに危害を加えたり、逃走する様子はまったくなかったからだと思います。
彼女が乗ってきた自転車は、この際おまわりさんが交番に押していきました。

その後、コンビニによってから自宅に向かう途中、交番の前を通ると、
パトカーが来ていて、男性が腰に縄をつけて手錠をはめられ、パトカーに乗り込むところでした。
もう泣いてはいませんでした。
女性の自転車は交番の前に止めてありましたが、次の日の夕方にはなくなっていました。

長文ですいません。終わりです。