何を書いても構いませんので@生活板108
275: 21/06/27(日)22:14:01 ID:oR.9q.L1
275: 21/06/27(日)22:14:01 ID:oR.9q.L1
小学校低学年の夏休み、葬式だか法事だかで、母方祖父母の田舎に出向いた時の話。
久しぶりに集まったいとこ連中と外遊びしてて、テンション上がりすぎて、近寄るなと言われてた池のふちの縁石みたいなとこで「綱渡り~」とかアホなことして見事に池ポチャした。
藻の生えた青臭い泥水を思い切り飲んで、もう何がどうなってるのか分からない恐慌状態とはこのこと。
え、タヒぬの?タヒぬ!?嘘嘘、タヒんじゃうの!!??私タヒんじゃうぅ!!??ってパニックでひたすらバタバタ。
そしたら突然、最年長の中1のいとこ(以下お兄ちゃん)が、
「パニックパニックパニックみんながあーわーててーるー!!!」
って、とてつもないデカイ声で某幼稚園児アニメの曲を歌い出した。
溺れかけてるのも忘れて、私ポカーン。
あとで聞いたら、周囲で「私ちゃんが落ちた!」と慌ててた他のいとこ達もポカンとしたらしい。
まわりが唖然として静かになったら、お兄ちゃんは歌うのをやめ、池の縁から私を覗いてニコッと笑った。
「ちゃんと掴まって浮いてるな、えらいぞ!」
言われて初めて、私は自分が池の端のコンクリートの溝にしがみついて、溺れてないことに気づいた。
その池は長いこと放置されてたので、回りを固めたコンクリートが劣化して崩れ、手で掴むことができる凸凹があったんだよね。
隙間から草も生えてて、いつの間にか私はそれらをガッチリ掴んでセミみたいに池の縁にくっついてた。
そこからのお兄ちゃんとの会話は、今でも覚えてる。
「どっか怪我した?痛いとこある?」
「ない…と思う」
「水は冷たい?」
「ううん」(猛暑でむしろ水は温かった)
「そっか。なら、すぐにはタヒなないな!助かるぞ!良かったな!」
ニコニコと何でもないことのように笑うお兄ちゃんの顔を見たら、すーっと気持ちが落ち着いてくのが分かった。
え…タヒなな…え、タヒなないの?私、タヒなないの?タヒなないのね!
みたいに、理屈はさておき、すごくホッとした。
そこからお兄ちゃんは、他のいとこに大人を呼ぶよう指示し、親たちが助けに来るまで、ずっとニコニコしながら私に話しかけてくれた。
父やおじさん達に救出されたときも、なんかすっかり気持ちが落ち着いてしまい、ケロッとしてた。
で、怪我はないかと慌てふためく大人をよそに、呑気に(そうだお兄ちゃんに助けてもらったお礼言わなきゃ)と思ってそちらを見たら、
さっきまで笑顔だったお兄ちゃんが、真っ青な顔でガタガタ震えて声も出さずに泣いていた。
あとで聞いたんだけど、私が池に落ちたとき、誰よりもパニックになってたのはお兄ちゃんだったらしい。
私ちゃんがタヒんだらどうしよう、年長者の自分がしっかり見てなかったせいだ、と、目の前が真っ暗だったと。
でも、自分が慌てたとこを見せたら、もっと私が不安がると思って、無我夢中でこちらを落ち着かせようとしてくれたらしい。
小学生の自分からしたらお兄ちゃんはすごく大人に見えたんだけど、たかだか中1だもん、そりゃ怖いよね。
とにかく私ちゃんが無事でよかった、と泣くお兄ちゃんを見て、それまでの恐怖が一気にこみ上げ私号泣。
成り行きをみてた他のいとこ達も号泣。
遅れてかけつけた母が私にむちゃくちゃ本気のビンタをかまし、怒鳴りながら大泣きして抱き締められ、そこでも私号泣。
あんなに魂振り絞って泣いた夏はあとにも先にもなかったように思う。
こんな経験があるからか、大人になった今でも母方いとこ連中とは大の仲良しだし、お兄ちゃんに至ってはいとこ全員からずっと尊敬され続けている。
お兄ちゃんが結婚したとき、初恋やぶれてコッソリ泣いたのは私の墓場話。
久しぶりに集まったいとこ連中と外遊びしてて、テンション上がりすぎて、近寄るなと言われてた池のふちの縁石みたいなとこで「綱渡り~」とかアホなことして見事に池ポチャした。
藻の生えた青臭い泥水を思い切り飲んで、もう何がどうなってるのか分からない恐慌状態とはこのこと。
え、タヒぬの?タヒぬ!?嘘嘘、タヒんじゃうの!!??私タヒんじゃうぅ!!??ってパニックでひたすらバタバタ。
そしたら突然、最年長の中1のいとこ(以下お兄ちゃん)が、
「パニックパニックパニックみんながあーわーててーるー!!!」
って、とてつもないデカイ声で某幼稚園児アニメの曲を歌い出した。
溺れかけてるのも忘れて、私ポカーン。
あとで聞いたら、周囲で「私ちゃんが落ちた!」と慌ててた他のいとこ達もポカンとしたらしい。
まわりが唖然として静かになったら、お兄ちゃんは歌うのをやめ、池の縁から私を覗いてニコッと笑った。
「ちゃんと掴まって浮いてるな、えらいぞ!」
言われて初めて、私は自分が池の端のコンクリートの溝にしがみついて、溺れてないことに気づいた。
その池は長いこと放置されてたので、回りを固めたコンクリートが劣化して崩れ、手で掴むことができる凸凹があったんだよね。
隙間から草も生えてて、いつの間にか私はそれらをガッチリ掴んでセミみたいに池の縁にくっついてた。
そこからのお兄ちゃんとの会話は、今でも覚えてる。
「どっか怪我した?痛いとこある?」
「ない…と思う」
「水は冷たい?」
「ううん」(猛暑でむしろ水は温かった)
「そっか。なら、すぐにはタヒなないな!助かるぞ!良かったな!」
ニコニコと何でもないことのように笑うお兄ちゃんの顔を見たら、すーっと気持ちが落ち着いてくのが分かった。
え…タヒなな…え、タヒなないの?私、タヒなないの?タヒなないのね!
みたいに、理屈はさておき、すごくホッとした。
そこからお兄ちゃんは、他のいとこに大人を呼ぶよう指示し、親たちが助けに来るまで、ずっとニコニコしながら私に話しかけてくれた。
父やおじさん達に救出されたときも、なんかすっかり気持ちが落ち着いてしまい、ケロッとしてた。
で、怪我はないかと慌てふためく大人をよそに、呑気に(そうだお兄ちゃんに助けてもらったお礼言わなきゃ)と思ってそちらを見たら、
さっきまで笑顔だったお兄ちゃんが、真っ青な顔でガタガタ震えて声も出さずに泣いていた。
あとで聞いたんだけど、私が池に落ちたとき、誰よりもパニックになってたのはお兄ちゃんだったらしい。
私ちゃんがタヒんだらどうしよう、年長者の自分がしっかり見てなかったせいだ、と、目の前が真っ暗だったと。
でも、自分が慌てたとこを見せたら、もっと私が不安がると思って、無我夢中でこちらを落ち着かせようとしてくれたらしい。
小学生の自分からしたらお兄ちゃんはすごく大人に見えたんだけど、たかだか中1だもん、そりゃ怖いよね。
とにかく私ちゃんが無事でよかった、と泣くお兄ちゃんを見て、それまでの恐怖が一気にこみ上げ私号泣。
成り行きをみてた他のいとこ達も号泣。
遅れてかけつけた母が私にむちゃくちゃ本気のビンタをかまし、怒鳴りながら大泣きして抱き締められ、そこでも私号泣。
あんなに魂振り絞って泣いた夏はあとにも先にもなかったように思う。
こんな経験があるからか、大人になった今でも母方いとこ連中とは大の仲良しだし、お兄ちゃんに至ってはいとこ全員からずっと尊敬され続けている。
お兄ちゃんが結婚したとき、初恋やぶれてコッソリ泣いたのは私の墓場話。
278: 21/06/27(日)22:36:32 ID:Ep.e0.L1
>>275
自分より取り乱してる人を見ると冷静になる効果。それをとっさに思いつくの凄いな。
自分より取り乱してる人を見ると冷静になる効果。それをとっさに思いつくの凄いな。
279: 21/06/27(日)22:39:46 ID:j5.e0.L1
>>278
お兄ちゃんのように私もなりたい
お兄ちゃんのように私もなりたい
281: 21/06/28(月)00:49:12 ID:xT.ur.L1
>>275
もうそれだけで兄ちゃんに惚れてしまった
もうそれだけで兄ちゃんに惚れてしまった
・職場は午前中に掃除のおばちゃんが来て各フロアを掃除してくれるんだが、AフロアとBフロアで明らかに差があった。その理由が…
・義姉から姪っ子ちゃんの写真や動画が送られてくるようになったんだけど、画像では満足できない体になってしまった。
・仕事で「ありがとうございます」に対して「とんでもないです」って返答してるんだけどおかしい?
・彼女920円、俺980円のランチを注文。→支払い時に彼女が1000円を渡してきた。彼女「お釣り頂戴」俺(ドン引き…)
・メシウマで家事してくれて稼いできてくれていい嫁なんだけど、会話が合わないのが不満。
・20すぎの軽度知的障害の女性が親に見捨てられて一人暮らしすることになった結果。
・「よく効くけど副作用が便秘」という薬を処方された。むしろ快便すぎて目眩と焦りの中トイレを探し回っていたのでハッピーだった。しかし…
・首つりはほぼ100%成功すると聞いていたのに生き残ってしまった。医者「物凄く奇跡的な事だからもうやめてね」
・友人が為替で大金を手に入れて会社を買って社長に就任した。仕事の出来ない人を何人もクビにしてイケメンを採用しまくってる。
・アメリカに住んでるんだが、スタバでホームレスらしきおばさんが「私はサンドイッチが食べたいのよぉぉー!(in英語)」と絶叫してた。
・彼と旅館に泊まった。私はグーグー寝てたけど彼は深夜に蚊と戦ってたらしく、壁のあちこちに血がついていた。
・小学生の頃、信号が青になって母と妹が歩き出して私が「待ってよー」と言うと母だけが立ち止まって振り返った。次の瞬間…
・身内「お金払うからご当地食品をこっちに送って!」私「全く同じものがアマで買えるし送料も安くつくよ」
・残業続きで明日は休みってときに昼から思いっきり寝てたら、突然ドアをこじ開けられて見知らぬ人に叩き起こされた。
・餃子の中身を変えて作ってみたら、夫も子供も大喜びで「お母さん最高!」「天才の料理!」って言われた。
・住んでたマンションのお隣さんは愛想がいい美人だった。私(いい人そうだなぁ)→ある日、イケメンを連れたお隣さんと遭遇したんだけど…
・友人達と放課後に買い食いしようと話してた。A「金がないから無理!(怒」友人「…え、誘ってないけど」
引用元: https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1624181458/
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