15年来の親友が狂った。とあるキャラクターに本気で恋をしてる。親友「キャラクターの解釈が違う人とは話したくない！」

15年来の友人が狂ったこと。
狂ったというのは言い過ぎなのかもしれないけど、私からしてみたら頭おかしいとしか思えなくなった。
とあるゲーム？アニメ？のキャラクターに本気で恋をして、同担拒否なんだそうだ。
同担拒否とかいう言葉自体がもう意味わからなくて、同じ人のこと好き同士なら仲良くすればと聞くと
キャラクターの解釈が違う人とは話したくないのだとと言われた。
例えば、りんごを貰ってありがとうとそのキャラクターが言ったとき、
「りんごをもらって嬉しい」と「りんごをもらえたことが嬉しい」で台詞の意味合いが違うから
そこの解釈が違う人間とは仲良くなれないという事だった。
そうやって、自分の解釈を積み上げた結果、その友人だけのキャラクターにカスタマイズされていっていて
○○くんはこういうときこういう反応をするけど内心ではこういう風に考えるキャラなの！みたいな
そういう物言いをするようになって、こちらとしては、へえ～そうなんだ（ドン引き）って感じだった。

キャラクターの名前と自分の名前で婚姻届書いて喜んで、でも○○くんは判子押してくれないんだよねって泣きはじめたり
一緒にショッピング行っても「あ～○○くんってこういう服似合いそう」とかいいだして
その服を買ってベッドの上に放り出した写真撮って「めっちゃ事後っぽくない？」とかLINE送ってくる。
そのたびに、まあ相手は二次元だからねえとか、その発想斬新だねとか言って片手間に相手してたし
友人も自分がやってることは頭がおかしいことはわかってたらしくて、
こういう遊びに付合わせてごめんね～っていうから、まあ、一時期の熱狂かと思って受けながしてた。
というか、これらを受けながそうと思えるくらい、仲良かったし付き合いも長かった。

でもある日、その原作が映画化して、脇役として出てきた○○くんが自分の解釈と違うと言って遂に発狂した。
本当に発狂としか言えない感じだった。
こんなの○○くんじゃない！こういうことするような人じゃない！って言ってガチ泣き。
30越えた大人が電話口で嗚咽する様に、ほとほと持て余してしまって、
その作品はあんたとの解釈違いだっただけだよって（いつもこういえばそうだねって矛を収めるから）慰めたんだけど、
公式筋のメディアミックスで行われたキャラクター展開が解釈違いってありえないでしょって更に泣く。
○○くんは原作でこれこれこういうキャラクターで、こういう展開はこういう心を持っているからこうで
そういう○○くんが好きで、これ以外の解釈なんてありえないって。
その頃にはもう私もいい加減、何処に遊びに行っても「○○くんと来たい」とか言い出す友人にうんざりしてて、
「あんたが好きだって言ってる○○くんて、全部あんたが作り上げた○○くんでしょ」て言ってしまった。
多分これが言ってはならなかった言葉なんだろうな。
「そんなのわかってる！」って怒鳴り付けられて、それっきり二度と連絡が取れなくなった。

15年以上の付き合いで、まあ親友はいますかって聞かれたらこいつって答えるだろうなって思ってたくらい仲が良かった。
喧嘩だってそこそこしてきたし、ちゃんとそういうときは折合つけたりとか擦り合わせとかも出来てたのに
恋は人を変えるって言うけど、相手が二次元であろうとそういう変わり方するんだなって衝撃だったし
まさか友人がそういう変わり方するなんて思っても見なかった。
でもこうやって文章に起こしてみて思ったんだけど、
恋をして性格が変わったのも、彼氏が好きなんじゃなくて彼氏に尽くす自分が好きなんでしょ、的なとことか
なんかリアルの色恋沙汰とかでよくある感じの話だなっていうのも割と衝撃。

正直これ、経緯が意味わからなすぎてリアルでは愚痴りにくい話だから誰にも言えなくて
全然俯瞰してみられることがなかったんだなあ。
ぶっちゃけ親友ロスにめちゃくちゃ凹んでたけど、この程度の話なんだなってなんかすっきりしたわｗ

えっと・・・・・

3行に訳して

古い付き合いの親友が
二次元キャラに狂った
文字どおり『発狂』した

まあ熱狂的な人は熱狂的らしいけど…ここまでひどいとまともな人間関係も破壊されるのだな