アルバイトで塾の講師をしてるんだけど、生徒の中に宇宙が好きな子が数人いる。生徒「先生、アポロが月行ったなんて信じてるのw」→目の前が真っ白に…

今日。
ていうかさっき。

アルバイトで塾の講師をしてるけど、
生徒は皆、幼いなりにバカだけど、、学ぶことが好きな子が多く、
理学への興味関心も高く、科学的なものの見方、考え方も育ちつつあり、
理科離れだ、日本の理系は滅亡だ、と散々いわれているけれど、
せめてこいつらはしっかり理学を育ててくれるかも、なんて
（俺もまた、幼い大学生なりに）思ってたりした。
塾とは別に集まって、勉強会したい、活動したい、遊びたい、的な話の流れもあった。
科学に興味を持つ子が育つのは凄い嬉しいので、協力したかった。

その中に、宇宙が大好きな子が数人いる。
自分の専門も宇宙に近いので、ちょっとこう、共感じみたものをもってたりしたんだけど。
その子が今日いった言葉。
「先生、アポロが月行ったなんて信じてるの？ｗｗｗ」
「いけるわけないじゃないですかww　行った訳絶対にないですよｗｗ」
見解の相違とかでなく、むしろ「信じてる」奴への侮蔑、哀れみに近い感じ。

なんかもう、目の前が真っ白になった。
恐ろしいのが、気になって、授業の脱線風にアポロの話をしてみたら、
クラスの九割方が捏造だと思っていること。
そしてその半分くらいの根拠が、テレビでやってたことを丸々うのみにしてたこと。
なんだそりゃ。お前らの科学的思考って、テレビまんまのことなのか。
テレビの丸写しで、なんかやったつもりかよ。考えたつもりかよ。

俺が宇宙好きだってのもあるけど、それ抜きでもいくらなんでもショック過ぎて、
ホント頭真っ白。その後どう授業したかも憶えてない。
先生としては、そこで、もう少し自分の頭で考える努力をするよう、
少し導くべきだったんだけど、そんな配慮する余裕もなかった。明日やろう。

なんかもう凄いショック。なんなんだ…

いや判るんだよ、

そうして、社会に斜に構える意見に凄い惹かれて、
鋭い指摘の出来るボク、に憧れるっていうのが、
中高生時代に出る”はしか”的な、
まあ重度なら中ニ病だなんていわれるような、

ええとつまりは「よくあること」であることも判るよ。

いや、でも、だからって…
「先生、アポロが月行ったなんて信じてるの？ｗｗｗ」
「いけるわけないじゃないですかww　行った訳絶対にないですよｗｗ」
はないよ…
あるある大辞典を信じて納豆を買い漁るより、
よっぽど愚かだよ、そっちの方が。

少しは自分の頭で考えることができると思っていたんだけど・・・

まだまだなのかなあ。
でももう中学3年だぜ、高校2年だぜ。
あああああ

もし本当に着陸していたとしたら地面にめり込んでいるはずだ！

しかし、「純粋数学を別にすれば、この世に100%間違いない事実なんて存在しない」って
いうしなぁ。テレビの言うこと（から派生したうわさ）を鵜呑みにしたことと、
先生を小ばかにしたという点がちょっとよろしくないけど、既成概念を疑う
という事はそれほど馬鹿げたことじゃないと思うぜ。
いい機会だと思って、科学（的思考）とはどんなものなのか滔々と教えてやればいいんじゃないか。

とこんなことえらそうに言ってる俺でも地球の直径や重量を忘れてしまっているんだよなぁ。
三角関数とか今やっても全然解けそうもない。

よくわかんないけど、全部厨２病のせいということでよろしいか

ていうか良く読めば、高2かよオイ。
高2にもなって、そのレベルってのは
どっちにせよどうかと思うだよ。
科学の暫定性は当然のことだし、
何を信じるか、
どこに基準を置くか、
根拠をどう吟味するか、
これも大切なテーマだけど、
中3や高2にもなってこれはちょっとNGだと思うだよ。
無条件で。

自分も生徒たちの学年を読んでショック。
それとは別に291の熱意、純粋さには好感が持てた。
その気持ちを忘れないで頑張って欲しい。

月の存在が捏造説

だいたいおまいらだってテレビで見ただけでアポロが月に行ったって
信じてるんだろ。五十歩百歩じゃん。

月に人間を送る程度は疑う価値もないほど易しい技術だって納得させてやるのが
科学的な態度だろ。なんたって40年近くも前の技術なんだから。
現代のハードディスクの方がよっぽどすごい技術と思える。

っつうかＮＡＳＡ自体が架空の組織なんだがな。