田舎道を運転していると、道のど真ん中に細身の男が立っていた。恐い顔で睨みながら手にはゴルフのドライバーを持っていて…

５年位前の話。
AM6:30頃、見通しのいい田舎道を運転していると、100M程前を走る車がブレーキを踏みながら減速し始めた。
普段そんな所でブレーキなんてあまり必要の無い道なのに、なんだ？と思いながらも進むと、
道路のど真ん中に五十代位の細身の男が人が立っていた。それもその手には、ゴルフのドライバーが握られていた。
恐い顔で睨みながら今にもドライバーを振り回しフロントガラスを割らんかという様なオーラ放ちまくり。
そして誰かを探しているのか、まるで検問するかの様に車の前に仁王立ちし、運転手の顔を確認すると『行ってよし!!』的な動きで車を通していた。
そして、とうとう自分の番が来たのだが、Uターンして逃げようかと思ったが、変に動くとガラスを割って襲ってきそうだったので、仕方なくゆっくりと車を進め、
ヤバイなぁ～と思った時には、もう10m位の距離まで近づいてしまい、
どうしよう？と思っていると男と目が合い、私の顔を確認すると『行け!!』と通行の許可が出た。
その動作にホッとしたが、男の横を通過仕切るまではいつドライバーを振り回すかわからないので、気が気で無かった。
で、無事に通過すると、一気にアクセルを吹かしてそこから離れた。
バックミラーで確認すると、後ろの車数台も同じようにその男の検問を受けていた。

あの男は一体何の為に？誰を探していたのだろうか？ドライバーなんか持っているくらいだから、余程恨みがあるんだろうなぁ。

そんな衝撃的な朝でした。