深夜1時過ぎ、彼がいきなりうちにやってきたんだけど、ボロボロのＴシャツ1枚しか身に着けてなかった。

今から10数年前の真冬のこと。
一人暮らしのアパートに、深夜１時も過ぎた頃にチャイムが鳴る。
ドアスコープから見ると当時付き合っていた彼が立っていた。
しかもＴシャツ姿で。
驚いてドアを開けると、ボロボロのＴシャツ１枚“しか”身に着けてなかった。
彼は、とりあえずタクシー代を払ってほしいと私に言う。
どうやらその姿でタクシーに乗って来たらしい。
タクシー代を払って、彼を家に入れて事情を聞くと、“奥さん”と大喧嘩してその姿で追い出されたと。
奥さんだなんて、私知らない。聞いてない。
そこが私の第一の修羅場。

とにかく、家に置いてあった彼の下ぎを着せて、どうしようかと思っていたら私の携帯電話に“奥さん”から電話。
恐る恐る出てみたら、「この泥棒猫！！訴えてやる！！ふじこ！ふじこ！」
私が口をはさむ余地もなく、盛大に罵られた。
「会社に乗り込んでやる！」って騒がれたので、夜中だったけど彼と一緒に奥さんの元へ。
玄関のドアを開けたら、般若顔で髪の毛を振り乱した奥さんが包丁持って立ってた。
ここが第二の修羅場。
ギョッとしたけど、私は彼が既婚者だなんて知らなかったことと、既婚者とお付き合いはできないとだけ宣言して急いで帰ってきた。
追いかけられたらどうしようとバクバクしながら、彼に騙されていたことのショックもあって、頭の中が真っ白になってた。
真冬なのに歩いて帰った、っていう記憶がある。
どのくらい歩いていたかはよく覚えてないけど。

合コンに居た男丸ごと訴えられるレベルじゃないのかそれ

> Ｔシャツの裾を引っ張りながら立ってた。

なによその萌えキャラ

そんなの良くタクシが乗せてくれたと感心する。

Ｔシャツフリ陳男が乗せろと手を振ってても私が運転手だったら乗車拒否だ

旦那風呂場へ→嫁携帯チェック→瞬獄さつ→Tシャツだけ掴んで真っ裸で逃走
だと予想

脱がされて切られそうになったのかと思った。包丁で。

半分人助けのつもりだったのかも＞タクシー運転手