東京出張した時、とある飲み屋に入って常連らしき女性と話してたら、カウンターの向こう側にいる人がスゲー睨んでた。

数年前に東京出張した時に見つけた地元では見ない感じの飲み屋に入った。
そこの店はとある酒が多く扱っている店で、普段見かけない酒ばかりなのであれこれ頼んで飲んでた。
すると隣に常連らしき女性が来て酒を頼み、店員が「こちらの方どこそこから出張で来たんだって。」と自分をその人に紹介し、女性が「えー？そうなんだ！そこの近くの○○って所の△△が好きなんだよねー。」と比較的地元の話を出してきたので話してたら
カウンターの向こう側からなんか視線を感じる。
視線というかすげー睨まれてる。なにこれ、と途端に居心地の悪さを感じ始めたら睨んでた人が自分の隣の女性の所に来て「俺の何が悪かったんだよ！」云々と言った。
うわぁ、常連同士の揉め事かよ！これどうすんだよ、と固唾を飲んで固まってたら「悪いけどアンタにもう興味なんてないの。向こう行って。」とバッサリ。
それでも別れたくないと食い下がる男性にその女性が「いや、マジでソチンだし行為下手だし。それなのにしたがるとかマジうんざりする。本当にアンタ過去にした事あるの？本当に男？」と追撃。
その男、金払って店から走って出てったけど、女性の方は平然。
自分も新幹線の時間が近くなってきたので店を出たんだけど、店から駅の間にあるビルの前で女性の元カレが大泣きしてるの見ていたたまれない気持ちになった。
(元カレの言葉は覚えてないけど、女性側の言葉はほとんど合ってると思う。強烈だった。)

その後異動して感染症が蔓延して東京に行く機会が無くなり、先日数年ぶりに東京行った時にその店がまだあって営業してたので入ったらその時の店員と女性がフツーにいて「あ、あの時巻き添え食らった男の子だー。ひさしぶりー。」と声掛けられたのに衝撃を受けた。
田舎者の自分的には女性が男性が最強に傷つく事を平気で店の中で言って元カレを撃退したのも、それ言って平然としてたのも、数年ぶりに店行ったら普通に店で飲んでたのも、自分の事を覚えてたのも全部衝撃だった。
東京で生きてく人って強いんだな…。