183: 22/02/08(火)23:57:15 ID:ZDf7
大学の時、同じサークルだった彼は、男性には珍しくケーキ作りが趣味だった。
一人暮らしの部屋にお菓子作りの機材が揃っていて、実際プロ顔負けのお菓子を作る。逆に普段の食事はあんまり自炊しない人だったけど、その気になれば普通以上に出来たと思う。
その彼が、バレンタインにちょっとお高い製菓用チョコレートを欲しがった。
私がそれを、教えられた専門店で買って彼の部屋まで持っていったら、彼はその場でチョコレートとイチゴとバタークリームのタルトを作ってくれた。
このタルトが本当に美味しかった。
彼いわく渾身のバタークリームは、ふわっとして口の中で消えてしまう優しい甘さがあって、すごくいい匂いの後ろに深い苦味のあるチョコレートと、イチゴの酸味と合わさって、大袈裟でなくいくらでも食べていられた。
たぶん18センチか20センチだったと思うけど、彼にいいよいいよと言われるままに、ほとんど私が食べてしまった。さすがに恥ずかしくなったが、彼は「美味しそうに食べてくれるのがなにより嬉しい」と言ってくれた。
後にエシレのバタークリームも食べたけど、贔屓目ありで彼のあのタルトにはかなわないと思う。
私がそのことをサークルで吹聴しまくったので、サークルメンバーが食べてみたいと口々に言い始めた。
それに押し切られる感じで、サークルで鍋パーティーをやった時に、彼がほぼ同じものをミニタルトにして持ってきた。
もちろんサークルメンバーにも大好評だったんだけど、私はなんだかすごくモヤモヤした。
サークルは男女ほぼ半々だったので、彼の渾身のタルトを他の女の子が食べているのが、どうしても駄目だった。
うまく言えないけど、彼と女の子たちがイチャイチャしてるのを見るような感じというか。
そのことで後にすごく文句を言ったんだけど、彼は困惑するばかりでどうしてもわかってくれなかった。我ながら、無理もないと思う。
彼は自分の作るお菓子が喜んでもらえるのか嬉しかったらしく、それから何回かサークルメンバーのために作ってきたのだけど、そのたびに私が文句を言うので、だんだんギクシャクして別れた。そのまま、私も彼もサークルも辞めてしまった。
後から考えても、何がそんなに気に食わなかったのかわからない。そもそも彼のタルトを自慢したのは私なのに。
もう結構前のことだけど、バレンタインが近づくと思い出して、頭をかきむしりたくなる。
>>183
素晴らしいタルトやそれを作れる彼の才能、良さを皆にも知ってほしい
でも自分だけのタルト、そのタルトを作れる自分だけの存在でいてほしい彼
それなのに…
そんな気持ちも心に持っていたからではないかと読んでて思ったわ
もしそうならそういうのは割とあると思う
例えば自分にとって響く作品を送り出してくれる作家とかクリエイターを多くの人に知ってほしい、だけど同時に自分だけの存在でいてほしい…みたいな
少し違うかな
彼自身より彼のタルトに惚れてしまったんだね
恋しいタルトを他の人に食われるのはそれは我慢ならなかっただろう…
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引用元: https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1641427600/
その有能な男性がこんな無能な女と縁切れて良かったという話
その男性は理系の専門なり専攻の人なのかな?
理系の人は料理やお菓子作りが得意な人が多いイメージがある。
化学反応だ、って言ってるというか
的外れな185となんでも女叩きにつなげる※1の無能さよ。
素敵な彼を自慢したかったけど、その素敵な部分を他の人が知ってしまったことで嫉妬になっちゃったのね。
責めるのは悪手だったけど、同情はする。