小学校の頃、同じ登校班に黒人ハーフの男の子Aくんがいた。→Aくん母が「可哀想に…Aをハーフに生んでしまってごめんね」と号泣…

小学校の頃、同じ登校班に黒人ハーフの男の子（Aくん）がいた。
Aくんのお母さん（日本人）はAくんのお父さんとは離婚していてシングルマザーでAくんを育てていた。
ど田舎ではないものの普通の住宅街で当時は外国人が珍しいから1年生なんかは悪気なしに「外国人だー！」とか「うわっ、肌が黒い」とか言ってしまう。大概は付き添いのお家の人に注意されるんだけどね。
Aくんも優しい子で気にせず「僕のお父さんは○○人で黒人だから肌が黒いんだよ。でも、僕のお母さんは日本人だし僕は日本で育ったから日本語しか話せないよ」とニコニコしながら説明していた。
しかし、Aくんの母親は何かあるたびに「可哀想に…私がハーフに生んだばっかりにAに申し訳ないわ」と口癖のように言う人だった。
まあ、ママ友や近所の人に対して愚痴を言っている時はまだ良いのだが、Aくん本人に対して「可哀想に…ごめんね…！お母さんがAをハーフに生んでしまってごめんね。」と号泣することもあったから見てていたたまれなかった。
近所の人に「その言い方はAくんが傷つく」
と注意されても聞かなかった。
Aくんはお父さんが日本国内で再婚しているらしく、年に数回はお父さんの家に遊びに行ってたらしい。
この分だとお母さんはAくんのお父さんと結婚していた時からこんな発言だらけだったんだろうなと思う。