友人Aが1歳児を育児中で、外で会うのはきついからと私がA宅を訪問していた。何度目かの訪問で気が付いたことがあって…

もう10年ぐらい前のことなんだけど、
当時私はまだ独身で、友人Ａは結婚して１歳の子の育児中だった。
なので外で会うのはきついからと、遊ぶのはＡ宅に私が訪問する形がデフォになってた。
車で30分ぐらいの距離で、私がケーキとか和菓子とか手土産を持って行って、
代わりにＡがお昼ごはんにラーメンやチャーハンを作ってくれて
一緒に食べながらおしゃべりしてって感じ。
そういう付き合いに不満があったわけではない。おしゃべりだけでも楽しいし。
ただ、何度目かの訪問で気が付いたんだけど、Ａんちってやたらコバエが多い。
食べ物にも普通にコバエが止まったりするし、
神経質なのかもしれないけど、払っても払っても次々出てくるから鬱陶しくて。
訪問の一回や二回だけならまだしもいつもそうだから、
指摘したこともあったんだけどＡはあまり気にならないみたいだった。
そのうちＡ自身がコバエを気にする私に苛立つようになって
私が手で払うのを見て「もう！いちいち鬱陶しい！」って言われたことがあって
その日を境にこちらから誘うのはやめた。元々９割がたＡからの誘いだったし。
外で会うならいいけどＡの家に行くぐらいならＦＯでいいやって思うようになって
Ａもたぶんその私の気持ちに気付いてたんだろうと思うけど誘われることも無くなった。ｎ
その後私は結婚して遠方に引っ越したんだけど、
この間帰省した時に、地元の友人何人かと会ったら
Ａが地元ではちょっとした有名人になっていた。
テレビで紹介されるほどの迷惑汚部屋住人として。
それ聞いた時、思わず「え？子供さんは？まだ小学生ぐらいでしょう？」って聞いたら
とっくに離婚して旦那さんが親権持ったそうな。
自分に子供が生まれてから、ふいにＡを思い出すことがあって
あんなコバエだらけの部屋って、赤ちゃんにとってどうなんだろうって思ってたから
なんかわかんないけどホッとした。

Aさんはふだんから旦那さんや近所の人に不潔さにクレームをつけられて苛立っていたんだろうね
だから、あなたに対しても「あなたまで自分のクレームをつけるの？」という感情で鬱陶しいという言い方をしたんだと思う
そういう態度だから、旦那さんにも嫌われて離婚になったのでしょう
近所のクレームにも腹が立つから、当てつけのように迷惑汚部屋に進化していったんだろうね