私の友達は見た目にわかる障害がある。ある時、私とその友達が知り合いに騙されて宗教勧誘されたんだけど…

私の友達は見た目にわかる障害がある。
ある時私とその友達が知り合いに騙されて宗教勧誘にあった。
その時の勧誘内容を私が把握した限りで書き出すと
ﾀﾋぬと魂は天国が地獄へ行くが人助けをしてこなかった魂は地獄へ落ちる
病気や障害があるのは魂に汚れがあるからでそれが病気や障害という目に見える形で現れている
宗教活動をすることで自分の霊を清めながら人助けが出来て、病気や障害を治しながら天国へ行ける
現世でお金をどれだけ稼いでもﾀﾋんであの世にもっていくことは出来ない、あの世に持っていけるのは現世で積んだ徳のみ
まぁつまるところ汚れだらけの友達はこのままだと確実に地獄行きという脅しの文言だったんだが、それを素直に聞いていた友達の口からでた言葉がスレタイだった。
覚えてる範囲で書き出すと
「私はこれまで魂の汚れや天国・地獄といったものを知らずに生きてきました。
私は私が知らないうちに魂が汚れていて、このままだと何も知らないままﾀﾋんで地獄行きになるところでした。
私は何も知らなかったんです。そして、知らないことで幸せでした。
魂が汚れているかも、地獄に落ちるかも、そんな不安をこれまで生きてきて抱いたことなんて一度もなかった。
あなた達は私に知恵を与えました。私を思い悩ませ不幸にする知恵を。
どうせ地獄に落ちるのなら私は何も知らずに現世の幸せを噛み締めて生きたかった。
私の障害は治りません。あなた方の言い方を借りるなら、私は一生魂の穢を吐き出し続ける体で生きていかなければなりません。そしてﾀﾋんだら地獄に行くのです。
でしたら私は修羅の道を行きます。私に要らぬ知恵をつけ私を不幸にしたあなた方を私は障害恨み呪い許すこと無く生きてゆきます。
そして私を地獄に落とす神を私は認めない。神さえも呪います。
あなた方は私の呪詛を浴びてさぞ魂が汚れることでしょう。共に地獄へゆきましょう」
これをすごく落ち着いた声で、満面の笑みで言うものだから、隣りにいた私も怖かった。
だけど、これを語る友達はテーブルの下で拳を強く握りしめて小刻みに震えていた。
表情や声には出さなくとも、全身で憤り悲しんでいた。
人はこんな風に全身で感情を表現するのかとそれも衝撃だった。
私はキチガイのフリして関わったらあかんヤツと認識させてその場を逃げ切ることしかできなかった。