1952: 23/06/10(土) 10:04:23 ID:Eg.5w.L1
もうすぐ令和になるって頃の話だけど、息子がスポーツ少年団(スポ少)で野球をやりたいと言い出した。
練習を見学すると、みんな平等に厳しくも優しい人望のあるベテラン監督を中心に少子化とは思えないくらいたくさんの子がボールを追いかけていて活気に満ちてた。
チームのエースが直々にキャッチボールをしてくれた感動で俄然やる気になった息子はすぐに入団した。
親もそれなりに大変だし上手くなる為の練習は厳しいけど野球を楽しんでいたある日、低学年の男の子がお父さんに連れられて練習を見学に来た。
以下A、A親と書く。
この親子の出現が後々チームを潰すことになる。
Aは野球経験者のA父から基礎を叩き込まれてただけあって低学年とは思えないくらい上手だった。
最初の半年くらいは陰から静観してたA父、手出し口出しをしたくて我慢できなくなったのかコーチに立候補。
経験豊富で人望もある監督と指導上手な団員の父親が直々にコーチをしていると評判になり、入団希望者が激増して背番号も足りなくなった。
ところがA父はコーチ業に慣れて遠慮がなくなったのかだんだん本性を出すようになった。
息子であるAを容赦なくどやしまくり、熱くなれば他の子に対しても暴言。
良くも悪くも素の状態が通常運転になっていった。
Aは父親の期待に応えるべく更に上手くなった。
でもみんなが見てる前で怒鳴られるのは辛かったんだと思う。
私としても人の子とはいえ必要以上に怒鳴られてる光景は正直気分のいいものではなかった。
相当ストレスだったのかAは学校で違う顔を見せるようになった。
鬱憤を晴らすかのごとく上下関係を作ろうとしたり、休み時間に同じクラスの子達とサッカーをやろうとしてたチームメイトに「サッカーとは何事か、野球の練習やるぞ」と無理やり引き剥がしたりして問題が表面化する頃には同級生と下級生はみんなAに怯えるようになってた。
私の息子はAと学年が違うのもあって後から知った。
A父は常に野球のことを考える息子が偉いという考えだったらしく、そんなに悪いことかと意に介してない様子だった。
他の保護者は「いやいや、そこは息子を叱るべきでしょ」となり、学校どころかチームの不協和音にまで発展した。
悪い評判ほどすぐ広がる。
途切れることがなかった練習見学の希望がとうとう0になった。
それどころか退団する家庭が続くようになった。
そんな中コロナが猛威をふるうようになる。
続きます。
監督は保護者同士のことは絶対に口を挟まない人だからA父に対しても何も言わない。
ただ、コロナ禍で監督として当面の間は練習を中止しますと通達した。
緊急事態宣言だし当然というのがみんなの共通認識だった。
これにただ一人食ってかかったのがA父。
密なわけじゃない、今練習しないといけないんだとグループラインで騒ぐ。
連盟会議でも決まったことだから他のチームも練習は中止なんだと言われてやっと黙った。
学校も臨時休校で学童も休み、働く母親は全員切羽詰まってた。
A父が静かになってやれやれと思ってたら次はA母が爆弾を投下した。
臨時休校の間、みんなオンラインでトレーニングしようと言い出す。
○日にやります、○時になったらパソコンかスマホを開けと。
A母以外のお母さんはほとんど働いてたから子供を実家に預けてたり留守番してる家庭ばかり。
当然のように参加は難しいという返信の嵐。
「参加希望が少ないのでオンライントレーニングは中止します」となったけど、文字だけで不機嫌っぷりが伝わってきた。
なんとか練習が再開した時には団員が3/5にまで減っていた。
そして監督、コロナの後遺症に苦しんでいて年齢のこともあって引退宣言。
A父が監督になった。
当然のように発動する暴君っぷりにみんな疲弊してた。
うちも家族で悩みに悩みまくった。
前監督に教われないならこのチームにいる意味がないという結論になった。
息子はもう5年生だったけど、別のチームが○○監督の教え子なら是非と言ってくれてチームを移った。
そこに入団してわかったのはその監督が前監督の教え子という事実。
前監督が手塩にかけて育てた子を受け入れない理由はないと。
息子と同学年の親もチームを去るか悩んでたから紹介したらすぐ入団した。
あれよあれよという間にみんな移籍してくる。
前のチームに残ったのはA兄弟と、わずかながらにいたA父信者家庭の子が数人だけ。
4人しかいないから試合に出るにも人数が足りずエントリーすらできなくなった。
散々悪い評判が広がった後ということもあり、もちろん新たに入団する子は誰もいない。
移籍先のチーム監督が残された子達を不憫に思ってチーム合併を提案するも失礼な言葉を並べて拒絶。
断られた以上は仕方ないので合併の話はなくなった。
最初は細々と練習してたけどモチベーションが上がるはずもなく、チーム解散のお知らせが来た。
私は前年に会計をやっていたからチームの口座に20万くらいお金があることを知ってた。
それはどうするつもりか聞いたら団員を集めるために投資したとしか言わない。
さすがに他の保護者もその答えでは納得できないと応戦。
みんなに責められて観念したのかA兄弟とA信者の子に、少年野球には分不相応の高い道具を与えてたのが判明。
その子達だけいい道具を持ち続けていい理由はないし、何より横領だから道具は全部リサイクルショップに売り、その買取金を連盟に寄付しろ、領収書の類は証拠としてすべてグループラインに写真を送ることで話がついた。
最後まで残ってた子達は本当にずば抜けて野球が上手かった。
このまま練習を続けて成長したら将来は強豪からスカウトが来てもおかしくないレベル。
ここまでの騒ぎになったらさすがに野球をやることはできない。
他に受け入れてくれるチームもないことを悟ったんだと思う。
そういう意味では「育てる」ということに向いていたA父もまた才能をドブに捨てたんだと思ってる。
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引用元: https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1680187228/
読ませる文章で上手い
A家とは対照的に、主は立ち回りが上手いのが結果にも反映されてるね
この人の文才に憧れる