林間学校の帰り道でバスに乗ってたら先生の顔が真っ青に。自分「先生大丈夫？」先生「えっ！？い、いえ、なんともないから…」そのあと…

小学5年生の頃、林間学校の帰り道での話

乗り物酔いしやすかった自分は行き帰りともに一番前の席に座っていた。
隣は当時31歳の女の先生だった。

先生は優しい人で、時々自分の体調を気にかけてくれたり
酔った時にいつでも対処出来るようにと予めエチケット袋を用意してくれたりしていた。

帰りのバスで少しうたた寝していたんだけど
目が覚めてふと隣の先生を見たら、顔が真っ青になっておでこにうっすら脂汗をかいていた。
もしかして先生が酔ったのか？と思い、

「どうしたの先生？大丈夫？」と聞いても

「えっ！？い、いえ、なんともないから…気にしないでっ…」

明らかに大丈夫そうには見えなかったが、
先生は何の問題もないかのように振舞っていた。
酔ってしまったのを隠したがっているのかな～と思い、それ以上は触れなかった。

しかしそこから5分も経たぬうちに先生はお腹を押さえはじめ

「え…先生…？」

「〇〇君ごめん…先生さっきからお腹が痛くて…」

どうやら先生は酔ったわけではなく便意を催してしまったようだ。
先生は呻き声をあげながら両腕で必ﾀﾋにお腹を押さえていて見るからに辛そうだった。
その頃にはバスは高速から降りて下道を走っていたが、目的地の学校まではまだ少し時間がかかる。
だけど先生は極限状態だったのか、皆が見ている前なのにも関わらず
バスの運転手に「お腹が痛いからトイレのありそうなところで止まってほしい」と懇願した。

幸い、近くにコンビニがありそこで降ろしてもらえた先生は事なきことを得たようだが
バスに戻ってくる先生はかなり恥ずかしそうに運転手や生徒に謝罪していた。
そりゃ最悪の事態は免れたとはいえ、小学5年生の児童相手にトイレ事情を晒してしまった
31歳の女性からすれば穴があったら入りたい位の恥ずかしさだったろうな・・・。

ちなみにこの先生は次の年に転勤してしまいました。
この事件が転勤の引き金になったかは勿論不明。