うちに来た彼「日本酒か焼酎飲みたいな」私「買ってこようか？」彼「お願い」私「うん…あの…」

大学生の時、OBで会社員の人と付き合い始めた
ある日曜日、初めて私の部屋に遊びに来ることになって
前日は部屋の隅々まで掃除して料理の下ごしらえもして
（お肌の手入れも丁寧にして）ワクワクで当日を迎えた

彼が来て、さっそく昼食を出した
飲む人なので、冷蔵庫で冷やしておいた缶ビールも添えた
彼「わあ、おいしそうだ、こういう和食メニューなら
ビールもいいけど、日本酒か焼酎で行きたいなあ」

私はお酒は飲まないので、缶ビールも昨日彼のために2本ばかり買っておいたもの
私「日本酒も焼酎もないや…買ってこようか？」
彼「悪いね、頼める？銘柄は○○か××で」
私「うん…あの」
せっかくなら、二人でにスーパーに買いに行きたい
彼の好きなおつまみとかも一緒に知りたいし
と言おうと思ったら
（続く）

（続き）
彼はどっかり腰を下ろしてあぐらをかいたまま、ニコニコ笑って
「ああ、大丈夫だよ
君のいない間に、こっそりした着の引き出しを開けて
匂いを嗅いだりとかしないから！」

はあ！？
全然そんなこと、考えもしなかった！
「貴重品には手を出さないから！」と言うのなら、不快だが理解はできる
だけどした着！！？？
こいつ、隙あらばそういうことをしようとする奴だったのか？
彼は自分が面白いことを言ったと思ったようで、一人で笑っていた

私は「お酒はわからないから、一緒に買いに行こうよ」と言って
二人でスーパーに行って、それから部屋に戻って食事して
何だかすり寄ってきたけど、「天気がいいから散歩に行こう」と再び外に出て
「じゃ今日はここで！」と別れて、あとは誘いが来ても適当に断って疎遠にした

その後しばらくは、男性はみな女性の部屋の引き出しを開けたいのかという
強迫観念というか間違った刷り込みというか、何にしても嫌悪感で
大学の男友達としゃべるのさえ身構えるようになってしまった