A「あの子かわいいよね」
B「あの子いいよね、じゃあさ、嫁は?」
A「あーヤキソバね」
C「あれ元気すぎてエネルギー吸い取られない?」
D「あー俺もヤキソバは無理だわ」
ヤキソバとは嫁のもじゃもじゃな髪の毛を指しての隠語である。
嫁を影でヤキソバと呼んでる連中がいるのは俺も知ってた。
いつもは軽い冗談として流してたけど、この日はなんだかイラっときた。
こいつら、一緒に仕事していて嫁の何を見てるのかと。
お前らよりよっぽど嫁のほうが人間できてるわ!!と内心ムカムカしていた。
ここで同僚たちを一喝!それを嫁が偶然聞いていて「抱いて!」とかこういう馴れ初め話ならありそうだけど、
俺の場合はそんなことはなく、とくに声にも表情にも出さずただ内心イラっとしていただけのヘタレだった。
イライラしたまま午後の仕事になったが、
偶然に嫁と調整する項目があったので、会議室を使ってふたりだけで打ち合わせをした。
改めて嫁は素晴らしい人間だなっと思いながら打ち合わせしてたら、
なんだか嫁が同僚たちに馬鹿にされてるのが可哀想になってきてしまって、
「俺は嫁のこと心から認めてるからな」と言いたい衝動に駆られた。
それで、今晩暇なら一緒に食事に行かないか?と言ってみた。
嫁は特に警戒とかもなく、おーいいね、行こう行こう!っていつもの雰囲気のまま承諾。
お、まともな話の予感
メキシコ料理の店でタコスとエンチラーダを食べるという色気のないものだったw
でも嫁と食べる食事は美味かった。
気を使わないし、明るくて楽しいし、こんなに楽しいと思った食事は初めてだった。
食べながら、あっちにも美味しい店がある、こっちにも美味しい店があるという話になり、
じゃあまた一緒に食事に行こうと言ってその日はおしまい。
俺は半分社交辞令だったけど、翌週に嫁が「いつ行く?」っと来たので、
じゃあ行きましょうとすぐ承諾。毎週一緒に食事に行く流れが出来てしまった。
するとこれを面白いと捉えた同僚たちが「え、俺さん嫁と付き合ってるの!?」と茶化しにやってくるんだ。
さすがにそういう状態の俺の前で嫁をヤキソバとは言わなかったが、内心であざ笑ってるのが透けて見えてたので俺も流石に言ってやった。
俺「なんだ羨ましいか?そうだろうな、お前ら焼きそば好きだもんな」
(注:日本に来たアメリカ人はかなりの確率でソース焼きそばが好きというネタを絡めた皮肉)
これを聞いて同僚たちもヤバっっという顔になり、「そうそう、焼きそば最高だからね!」とサムズアップして去っていった。
これ以降嫁をヤキソバと言う声は聞こえなくなった。
さて、嫁と付き合ってるなんて噂がたつと俺も意識するわけだ。
漠然と嫁との関係の今後を考えるようになった。
ちなみに嫁の耳にも入ってたらしいが、嫁の性格的に「違うよ~ハハハ」という状態だった。
先が気になる。支援。
嫁が父親の話したんだが「ダディーが家でアニメばっかり見てて~」という内容だった。
俺もアニメ結構見るよと言うと、「じゃあきっとダディと気が合うよ。今度おいでよ」と。
嫁には社交辞令という言葉はないので、翌週本当に誘われてしまった。
しかも父親に俺の話をしたらしく、ぜひ来てもらいなさいということだったらしい。
で、次の休日に嫁の家でアメリカンBBQですよ。
着いて早々にダンディーなダディがやってきて熱い抱擁を受ける。
体190cmくらいあって超でかい。そしてムッキムキ。潰されるかと思った。
焼きながら食べながら、早速と父親がアニメの話を振ってきたんだが、
父親は「攻殻機動隊」のコアなファンとのこと。実は俺もこの作品の大ファンだった。
TV版が好きとか、音楽が最高とか、某映画の元ネタなんだよね、とか大盛り上がりして
終盤は肩くんで大笑いしながらビール飲んでたw父親とばっかり話してて嫁と全然話ししてないw
意外と長くなったな。ちょっと続きは夜になりそう。
攻殻好きとは親父分かってるな。
某映画ってマトリックスのことな。
それともカリブ系なのかな?
ソバージュみたいな髪ならカリブ系か
そうそう。結構有名だから伏せる意味なかったかw
>>368
うーん、母親は日本人だし、先祖からいろんなのが混ざってるから
何系と言ったらいいんだろうなw
ソバージュっていうのね、あれ。色は茶色がかった黒だよ。
今日割と仕事が暇だから合間に書けると思ったけど、さすがに無理だったw
やっぱり夜になります~。パンツは履いてまってください。
飯のおかずに食う位好きだ
だからメタボなのか
夜が待ち遠しいぜkwsk!
パンツ脱いだままなんだが!
俺のゾウサンが焼きそばの下から猛り狂ってるぞ。
ヤキソバン
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