が、俺も男だ。
このくらいでビビってては仕返しが出来ない。
「同じ銘柄とか辞めてくれよ。彼女じゃあるまいし。」
って笑いながら言ったら、一瞬で元カノの顔が暗くなった。
「そうだよね。あたし、彼女じゃないもんね。いつもあたしが会いたい時はなかなか会えないし、仕事で辛い事あって連絡しても、俺くん返事くれないし…さみしいのに…何か俺くん変わった気がする…」
とか言って来やがった。
なんだこいつ。
全部お前本意のワガママな考えじゃねえか。
しかも少し泣いてんじゃねーよ。
何で俺がキレられなきゃいけねーんだよ。
ムカついたので、もう店出ようと言って、さっさと会計済ませて先に出た。
外はお祭り帰りのカップルや家族連れが、楽しそうに歩いてて俺と元カノとは対象的だった。
慌てて追ってくる元カノ。
「ごっごめんなさい、あたしワガママな事言って…ごめんなさい…」
と謝って来たから、先程は全く違う態度で接して頭を撫でてやって
「俺帰りたいんだけどさ。明日からまた仕事だしな。」と伝えた。
またも暗い顔をする元カノ。
「今日こそ帰したくないよ…恥ずかしいけど、あたし俺くんとの行為が忘れられなくて…」
とか言い出す始末。
30歳の女は欲求が強まるのかしらんが、腐れビチを抱くつもりなど毛頭無かった。
むしろ俺ら多分3.4回しかしてない。
「え?お前さ、付き合っても無い男と寝たい、って言ってんの?俺は付き合って無くて、好きでもない女を抱かなきゃいけない程、女に飢えて無いし、好きじゃないと気持ち良くもならない。だから無理。」って冷たい顔で言ってやった。
泣きそうな顔で何も言えなくなる元カノ。
「俺ここから1人で帰るから、今日はありがと。じゃあね」
と、途中でタクシー拾って帰った。
すぐにメールが来た。
「ごめんなさい。好き過ぎて変な事言っちゃった。俺くんの事が好きだから、したいって思ったの…ごめんなさい…」と。
ここから俺はまた無視する事にした。
そして季節は変わり冬。
前回会った時は夏だった。
秋は連絡来たらたまに返すくらいで、会うことはしなかった。
冬になると俺はスノーボードにしょっちゅう行っていた。
ゲレンデに居る時に元カノからメールが来るもんで、面倒だけどスノボでテンション上がってる俺は返事してあげてた。
「今さ、○○のゲレンデ来てんだよね!スノーボードやっぱ楽しいわー」って。
元カノは、
「あたしもスノボやってたよー!俺くんがスノーボードしてる所見たいなぁ!!あたしも今度行きたい!」と。
スノボ行くとなると、俺の車を出さないといけなくなるから嫌だったけど、テンション上がってた俺はまぁ良いか。と、思いOKした。
そして12月の終わり頃、日帰りの人工雪のゲレンデに行った。
俺の車で迎え行ってやった。
だが助手席には座らせない。
後部座席に座らせて、なるべく元カノの方は見ないようにしてた。
ゲレンデに到着。
ウェアに着替えてチケットを買って、さっさとブーツ履いてリフト乗ろうと並んでたら、元カノが焦った声で、
「俺くん待ってぇ~!!」と叫んで来た。
「待ってぇ~!」って何かムカついたので無視してリフトに乗り板履いて滑った。
元カノが後から来たが、何度も転ぶ。
滑り方もなって無い。
もし元カノを野放しにしてあいつが誰かにぶつかって相手を怪我させたら、相手さんが可哀想なのでしばらく教えてやる事に。
けど、最初よりはちゃんと滑れるようになってた。
そうこうしてるうちにゲレンデ整備が入って、店入ってラーメン食った。
俺は眠かったから少し車で寝ようかと思う、と伝えたら、あたしも!と言われ、嫌だったが後部座席に座らせるからいいか…と元カノも連れてく事に。
むしろ、店で1人は流石に気の毒だったw
一旦ウェア脱いで、着替えて車で少し寝た。
1時間くらい寝ちゃったけど。
元カノも多分おとなしく寝てた。
そのあとまた着替えて滑って、送って帰った。
それからなんだかんだ連絡を無視し、年が明けた。
お前は女からの連絡待ってただけなんか?
それとも、お前からの再三の連絡を無視し続けてたということか?
その辺りのことがよくわからんので説明して欲しい
連絡して待ってたけど、全く音沙汰無し。
俺はシカトされて相手は彼氏作ってたわけだよ。
それ書いたつもりだったけど、書き落としてたかな?
分かりにくくてごめんね。
続き書くから待ってて…
なかなか進まなくてごめん
元カノからは容赦無く連絡が来る。
うちに泊まりに来ない?
とか、
○○のパンケーキ食べに行きたい!
とか、
おはよぉ~!
とか。
だが無視。
仕事が忙しかったのもあるが、イベントのことで毎週土日朝から夜まで缶詰めだった。
たまーに連絡を返してやれば、
会えるとも言ってないのにうちの側まで迎えに来る始末。
そのうち聞いてもないような事を連絡してくるようになったのさ。
「職場の○○さんから、デートに誘われた。」
「ナンパされた」
「合コンに行った」
全てどうでも良かった。
チヤホヤされて喜んで居るかと思えば、
「あたしが付き合った中で一番の彼氏は俺くんだった」なとど、意味の分からない事まで言い出す始末。
うざ過ぎて笑えた。
ほったらかしたくせに、俺が一番の彼氏?ww
ふざけんなよとww
更に面倒になって放置していたが、どうしても連絡せねばならない理由があり、こちらから連絡した。
「俺くん~!連絡くれて嬉しいよぉ!あたしは俺くんの事大好きなんだけどな…」という、俺が連絡した内容まる無視な返事。
頭がやられて来たかと少し歓喜するものの、メールの内容は面倒くさい。
そこでまた俺の復讐心がメラメラと蘇った。
「もし、俺も好きだと言ったらどうする?」
って送ってやった。
「それは嬉しいよ!!でも俺くんて、1年に2回か3回くらいしか会えないし、変な話、親戚と変わらない頻度でしか会えないから…好きって言ってくれたら嬉しいけど、もう少し会えるようにはならないのかな?」
と厚かましい要求。
元カノ「でも、時間って作るものでしょう?あたしの事好きなら、いつも連絡も返して欲しいし、沢山会って欲しいよ! 会う時は迎えにだってたまには来て欲しい!」
俺「いやいや、迎えにだって来て欲しいとか言ってんけど、お前が俺に会いたいから来てんだろ?何で仕方なく会ってる俺が、わざわざお前を迎えに行かないといけないの?しかもスノボの時は行ってやったじゃん。」
元カノ「もういいよ。あたしは俺くんに何を言われても俺くんの事大好きだから!付き合いたいと思ってるから!!」
とこんなプチバトルをメールでやり合った。
内容は大体合ってると思う。
そのやりとりの後すぐ電話が来た。
あたしはこんなに俺くんの事好きなのに…ってひたすら語られた後、
今から行くから!!!
と。めんどくせぇ。
俺のところまで来られても俺は微塵も元カノを好きにはならないのにアホなやつだ。
もうしばらく連絡取ったりするのは面倒だけど、ここからは上げて落とす戦法で行こうと思った。
何年か前、俺はこいつに捨てされた訳だからこちらも都合のいいように使ってやろうと。
元カノは本当に来た。
むしろ、すぐ近くに居たんではないかと思う程すぐに来た。
そこからはさすがビチ。
元カノの方から誘って来た。
良いよ、とホテルに行った。
行為したらすぐシャワー浴びてタバコに火付けて、擦り寄ってくる元カノは無視。
元カノがシャワー浴びてる間にタクシー呼んでさっさと帰宅。
怒ってるかと思いきや、
「乱暴な俺くん、かっこよかったし、すごくよかった…」
とかw
乱暴も何もしてねえよw
今までと違い、遊びやら会う誘いより、体の誘いが多かった。
「うちに遊び来てよぉ!そしたら、前みたいに(付き合ってた時の事)沢山出来るし…無避妊でも良いんだよ///」
と。
けど俺はもう二度と元カノを抱いてない。
ホテルで勝手に帰った時以外、もうしてない。
付き合ってもない女の家に行って、暇さえあればしまくる時間があるなら、俺は趣味に時間を使いたい。
しかも無避妊とか恐ろしい。
所詮はビチ。
どうせ俺以外ともしてるんだろう。
浮気相手の1人や2人居てもおかしくない。
病気だとかの病気も怖いし。
どんな連絡が来ても能面のような俺は無視を続けた。
そした訳の分からない事をのたまわるようになった。
「付き合わないの?」と。
流石は30代の女、色々焦ってるんだろう。
「友達に話たら友達が相手の男あり得ないって言ってるよ。俺くんは本当に付き合う気ないのかな…?仲良い友達に俺くんの悪口言われて、あたし辛い。」
と、男の俺のプライドを揺さぶる作戦も使って来た。
だがどうでも良い。
お前と同類なお友達とやらにそんな事を言われようが、痛くも痒くもない。
それを理解していないようで、同じようなメールを送ってくるようになった。
「こんな事したく無いけど、弁護士の友達に色々聞いてみようかなぁと思ってるの。俺くんにされた事、ありのまま話そうかと思って。俺くんはあたしがそんな事しても大丈夫なのかな?笑」
ありのまま話そうかと思って。とか被害者面するのは一向に構わない。
俺何か悪いかね?
乱暴な俺くん などと言ってたが乱暴にしたつもりもない。
必要最低限な事以外口にもしてない。
以上の事を踏まえた上で、脅されてると分かる。
弁護士使ったら俺が元カノと付き合うと思ったのだろうか。
非常にバカな女だ。
ここまで来ると、面白くなって来たし、楽しくなった。
「いいんじゃない?俺にされた事っていう言い方するんなら、俺に強制行為された、とでも弁護士に言うんだろ?そんで、裁判でもするつもりか?とどのつまり、金が欲しい訳?」と返信。
3時間くらいしてから返信が来た。
「まあ…強制された、とまでは言うつもりは無いよ?ただ、女の子の気持ち知ってて、それを利用してするのは酷いなと思って。あたし浮気相手以下じゃない?俺くんは相手なんて誰でも良くて、ただ出したかっただけなんでしょ?お金なんて欲しく無いよ、あたしはただ…」
目を疑うまでの見事なまでのブーメラン。
何年か前の元カノは、はっきり言って俺の事なんて全く好きじゃ無かったんだろう。
それなのに俺は好きだった気持ちを知ってて、それを利用してするだけしてて俺を捨てた女は果たして酷く無いのだろうか?
そろそろ罵声も浴びせたくなってきたが、そこはグッと我慢。
出来るだけ柔らかく、優しく諭すように伝えてやることにした。
俺「ねぇ、元カノが俺と付き合ってる時にしてきた事覚えてる?俺に何してきたんだっけ?」
元カノ「え…あたし何もしてないよ??それに、ラブラブだったじゃん。」
俺「そっか。自分に都合の良い、いい加減な記憶力なんだね。俺ね、元カノにすごく傷付けられたの。そんな事を今まで言わなかった俺も悪いと思う。けど、また会えて嬉しかったし、楽しかった。だけどね俺は元カノの事好きじゃないよ。とてもじゃないけど、好きにはなれない。」
元カノ「あたし何もしてないじゃない!そこまで何かされたって言うなら、あたしが何したか言ってみなよ!」
俺「いいの?俺がされた事実も言うけど、そこまで自分は何もしてないっつーなら、ムカつくし俺きっとボロクソに言うよ?」
元カノ「会う?会って話す?」
俺「考えるのも面倒だな。どちらでも良いわ。」
元カノ「今から行きます」
俺に泣かされにわざわざ来るバカ女。
元カノが来て無言で車を走らせ、着いた場所はホテルです。
仕方なく部屋に入る俺。
近づいてくる元カノ。
無理矢理ズボン脱がされそうになった。
必死な顔してズボン下げようとする元カノと、能面のような面構えでその手を振り払う俺。
第三者目線で見ると非常にシュールである。
多分、終えられないね
この元カノの存在に ちみの
自己顕示欲が生かされてる
既に共依存
復讐とは未練なり
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