嘘みたいだけど本当の話。ちょっとだけフェイク入れる。
その日俺は焦っていた。
出勤している電車の中で、家の鍵を掛け忘れたことに気づいたからだ。
家を出るタイミングで上司から電話があってメモ取るのに気を取られてしまったんだ。
もし空き巣に入られたとしても、現金とかは置いてないから損害は大したことないかもしれないが、一日落ち着かなかった。
しかもその日に限って仕事は超需要な案件があって、抜けることもできず(朝の電話はそれについて)
結局残業までして帰ることができたときには23時を回っていた。
玄関から入って通路右にキッチン。左にトイレと風呂。
通路を抜けるとリビング。
玄関から見えるのは部屋の角にあるTVくらい。
玄関から死角になる位置にはベッドがある。
ゆっくりと、なんとなく足音を立てないように奥へ進む。
と、部屋の真ん中に服が脱ぎ捨てられているのが見えてきた。
玄関側からベッドの方へ、女性用服………?
……そして、ブラ………!?………パンツ…………!?
なんだこれ、どうなってるんだ俺の部屋………
そう思いながらベッドの見える位置まで進んだ……
誰かいた。
人のベッドで布団も掛けずに、素っ裸で。
俺(誰かいた!?女!?っていうか裸だったぞ!?)
一瞬見たものの、衝撃的な光景にすぐに反射的に隠れてしまった俺だが、
状況を把握すべくもう一度覗いてみることにした。
言っておくが、この状況下で断じて下心など無い。
だがその女は、150cmもないくらいの身長。Aカップくらい。
どう見ても小学生か中学生くらいの子供だった。
俺(なんだこれ、どうするどうする!!)
俺(誰だよ!?女!?っていうか子供!?ハッ、警察……!?)
俺(いや待て待て、今下手に刺激して叫ばれたりしたら逆にヤバくないか)
頭に浮かぶ「拉致監禁暴行容疑」という文字………。
完全に頭が真っ白になった俺は、いかに容疑を掛けられずに穏便にこの娘を起こすかを考えようとした。
だが焦ってしまい何も思い浮かばずアタフタしているうちに彼女が目を開けた。
ぼーっとした目でこちらを見る女。
うつろな目が段々確かになってくるとともに目が見開かれていき、
ついに俺としっかり目を合わせた時には驚愕の表情になった。
女「いやぁあああああああ!!!!!!!」
俺「うわぁああああああああ!!!!!!」
叫ぶと同時に布団で体を覆う女。なぜかつられて叫ぶ俺。
パニクった俺は矢継ぎ早に言い訳をした。
女「きゃああああぁぁっぁ……………あ?」
叫びながらも俺の声が聞こえたのか、叫ぶ声が小さくなっていきついには疑問形に。
叫んだせいか高潮した顔は、もともと白い肌のせいで色っぽく見えた。
叫ぶのを止めた女は周りを見回した。
おそらく、間取りや作りが同じアパートのものだと気づいたのだろう。
震える声でこう言った。
女「あの………ここ………何号室ですか」
俺「ここ俺んちだからこ………あ、えっと、……305だけど」
そう応えると女は更に顔を真赤にして布団で顔まで隠して倒れこんだ。
そこで俺もピンと来た。
俺「もしかして………あの、このアパートの住人?」
嫁「……………405です…………」
俺「…………」
つまり、酔っていたせいで階を一階間違えてしまい、
玄関の鍵が空いていたため部屋に入り鍵をかけ、服を脱ぎそのまま寝てしまったと。
そういうことだったか、と安堵した俺は、玄関のほうで背を向けて、
その間に服を着てもらった。
残業が23時まであって
たまたま真上の部屋の人が
その日にかなり酔って帰ってきて
しかも部屋を間違えて
寒いだろうに下着さえ脱いで全裸になり
ということか
もう少し考えたから書こうな
需要ないならもう書かないよ。すまん。
こらぁああ!!
自分で嘘みたいな話とか言って始めたなら誰になんと言われようとも
最後まで書かんかぁ!!!
気にしないで最後までかいて!
それからどしたの!
>>873
おめぇ等必死だなっ!
がっつくなよ。
俺の様にパンツ脱いで、じっと待とうぜ!
服を着ると「すみませんでした」と言って、まだ背を向けていた俺の横を通って、
玄関でそそくさと靴を履きだした。
嫁「あ、あの、お詫びしたいので、連絡先を教えてください」
俺「いや、べつにいいよ。」
嫁「いえ、お願いします」
まぁ、隣人さんだし、いいか。
携帯を取りだして赤外線で連絡先交換をするべく近づけた。
だがここで女は予想外の行動に出た。
俺の携帯をガッと掴みとると、玄関を開けて出て行ってしまった。
俺「おい!待てよ!おい!?」
信じられん。何が起きてるのかさっぱり分からん。
靴を履いていなかった俺はとっさの出来事にすぐ追いかけることが出来なかった。
とはいえ、どこに住んでるかは分かってる。慌てることもないか。
俺はゆっくり歩いて405号室に向かいインターホンを押した。
俺(なんだ抵抗しないのか……?)
ドアを開けると、女はリビングにいた。
女「どうぞこちらへ」
いきなり女性の部屋に入るのは抵抗があったが、
携帯も取られてるし、おとなしく入ることにした。
テーブルを挟んで向かいに座布団が敷かれ座るように促された。
女はずっと俯いている。
1分くらい黙ったまま向かい合って座っていると、女が誤ってきた。
女「本当にごめんなさい。携帯お返しします。失礼なことをしてすみませんでした。」
俺「どうして携帯持っていったの?」
女「あの、その、変な写真撮られてたらどうしようと思って……」
俺「あ。」
なるほど、あられもない格好で寝ていたわけだから、
目が覚めるまでの間に写真を撮られているかもと警戒しての行動だったわけだ。
まぁもとより写真撮ったら児ぽだろ。いや合法ロリかもしれんが。
俺「疑いは晴れたかな?」
女「はい。というか、わたしが勝手に入って寝てたのに、疑ったりしてすみませんでした」
俺「いやいや、仕方ないよ。じゃあ、ホッとしたらお腹減ってきたし、帰るわ」
女「お食事まだなんですか?」
俺「あぁ、仕事が忙しくてね。それじゃ」
女「あの、もし良かったら、すぐ用意するので食べて行ってください」
俺「いや、悪いし、」
女「いえいえ、お詫びしたいので」
そういうとキッチンへ駆けて行った。
まぁお詫びならと、俺もお呼ばれすることにして上げかけていた腰をおろした。
そうだ、どう見ても子供にしか見えないけど、ここワンルームだし一人暮らしだよな。
そういや酔ってたから俺の部屋と間違えたわけで……
俺「あの、失礼かもしれないけど、未成年じゃないよね?」
女「よく言われます。これでも26なんですよ」
俺「え!?俺のいっこ上!?すみません、タメ口きいてしまって」
女「いいんです。私は敬語のほうが落ち着くし、相手はタメ口のほうが好きなんです」
俺(ほんとかよ……)
15分程で料理が並んだ。ぶりの照り焼き。きんぴらごぼう。枝豆の白和え。ワカメとネギの味噌汁。
余談だが俺は料理にうるさい。
たった15分でこれだけのメニューが出てくるのは、非常に手際がいいことが分かった。
きんぴらは常備菜なんだろう。普段から料理しているとが伺えた。
ちょっと衝撃的だったのでこの日のメニューを今でも覚えてる。
俺「料理、上手なんですね」
嫁「上手かどうか分からないですけど、好きですね。あ、敬語じゃなくていいですよ」
俺「じゃあ、頂きます」
嫁「ビールでいいですか?」
俺「いや、酒までは……」
嫁「焼酎と日本酒もありますけど、どっちがいいですか?」
俺「……じゃあ、ビールで……(こいつ酒好きなのか……?)」
料理はめちゃくちゃ美味かった。ビールも発泡酒じゃなくて最高に美味かった。
食べている間、女は両手で頬杖を付いてニコニコしながら、俺が食べる様子を見ていた。
料理を食べ終えた俺は、お礼を言って、
女は改めて謝罪の言葉を述べて、今度こそ連絡先を交換して別れた。
良かったら今晩食事をしに来ないか、というものだった。
迷ったが、彼女の料理にすっかり胃袋を掴まれてしまった俺は了承することにした。
メニューはすき焼きだった。曰く、
すき焼きを独りでするのは味気ない。
ある程度の量を作らないとおいしくならない
でもすき焼きがどうしても食べたい
ということだった。
すまん、気づいてると思うが、この女が嫁だ。
書いてて違和感出てきたので以降は嫁で。
俺が卵を溶いていると、嫁がベッド横の棚をガラッと開けた。
俺絶句。酒瓶がびっしり詰まってた。
前回来た時にうすうす感じてはいたが、こいつ飲兵衛か。
嫁「どれがいいですか?」
俺「女の子にしては、すごい数だね」
嫁「あ///すみません、好きなんです、お酒」
見ていると、一本気になる酒があった。
俺「あ、これって」
嫁「北海道の地酒ですけど、知ってるんですか?」
俺「水曜どうでしょうで見た」
水曜どうでしょうのワカサギ釣りで大泉が飲んでた「大法螺」だった。
どうでしょう好きな俺はそれに目が止まった。
どうやら嫁もどうでしょうが好きなんで、この前北海道旅行で買ってきたらしい。
支援
④
酔って帰って来て部屋を間違えた程酔って「いた」女に飯作らせたんだろ。
部屋主帰って来たのが23時だもんな。合法ロリ画像取られてないか携帯分捕る分別があるんだから、酔いも覚めてんだろ。
嫁さんて学園都市で教師やってた人だね?
嫁が言うには目が覚めたときあまりにビックリして酔いが覚めたと。
あと嫁の体質もある。
嫁は基本的に下戸じゃない。ザルでもないけどかなり飲める。
で、焼酎飲むと速攻酔うけどすぐ抜ける。ちょっと寝たら抜ける。
ただしワインはダメ。ワインはすぐ頭痛くなる上に翌日まで気持ち悪いって言ってる。
合法ロリ嫁は羨ましいなぁ
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