卒業して俺は就職し嫁は短大に行った
いつもデートする金曜に、その短大の歓迎会があるからとその日は会えなかった
で、実は歓迎会という名のコンパで、しかも嫁は俺の大学に行った友人とばったり会った
友人曰く、嫁はDQN気味のボンボンにお持ち帰りされてホテルへ
そして俺以外の男の味を知った嫁は間男のことが好きになり
「出会う順番が違っていた」と言って俺に別れを告げた
俺は落ち込んだね。振られてからは彼女も作れず、ウジウジ下毎日だった
嫁は間男の浮気で半年前に別れたと話した
俺はまだ嫁のことが好きだった。でもこれだけは言うまいと思っていた
だが嫁が「久しぶりに会って、本当にだれが好きなのかわかった」
「私のしたことは許されることではないけど、
本当はあの時止めて欲しかった。しっかり私をつなぎ止めて欲しかった」
など言われて、まだ未熟だった俺は心が揺れて寄りを戻した
だが二度と悲しい思いをしたくない。嫁を二度と話したくないと
俺の心は激しく再燃して嫁を許し受け入れた
それから色々空白を埋めるように別れる前よりもお互いベタベタした関係になり
交際1年でプロポーズして半年後に結婚した
俺は号泣して嫁を抱きしめた。そんな俺を見て嫁は優しい笑顔で見ていた
嫁「私たちの愛の証だよ。2人で頑張って育てようね」
俺は幸せの絶頂に達していた
出掛け先で倒れて病院へ。子供は流れた
病院で泣き嘆く嫁を見て俺はずっとそばにいて手を握っていた
俺「今回は残念だった・・・退院したら子供の供養に行こうな
俺たちまだこれからなんだから、またチャンスはくるよ」
そう言って慰めて、嫁も頷きながら2人で泣いた
俺は心配だったが、
俺「今日遅くなるから、具合悪いときは義母さんに来てもらって
絶対に無理はするなよ」
そう言って仕事に行った
事情を知っている上司が
上司「奥さんが心配だから、今日は半ドンで帰っていいよ」
俺はその厚意をありがたく受けた
嫁を元気づけようと途中でケーキとか嫁の好きなもの買って昼過ぎに帰宅
寝室で嫁はぐっすり寝ていた。起こさないようにリビングで静かにくつろいでいた
しばらくして嫁スマホの着信音がなった
嫁は起きたらしく電話をとり話し始めた
話す内容は流産のことだったその時嫁が誰と話しているかはわからなかった
しばらく聞いていたら
嫁「ごめんね・・・あなたの赤ちゃん・・・タヒんじゃった・・・・」
嫁が何を言っているのかわからなかった
俺「誰の赤ちゃん?俺ここにいるよな?あれ?あれ?」
俺は少しパニックになったけど、【嫁が浮気している】ことだけはわかった
嫁「うん、うん、今日奴は残業で遅くなるって言ってたから大丈夫
うん、じゃあ待ってるね」
何をしていいかわからなかったが、とりあえずリビングに置いてある
ウェブカメラだけはセットして見つからないように家を出た
(レコーダーも寝室のドアの上に仕掛けた)
夜21時になって、憂鬱だったが帰宅した
嫁は寝ている。まさかと思いゴミ箱漁ったら使用済みの避妊具をティッシュに丸めて捨ててあった
仕掛けた録画、録音を調べたらあのDQNの間男が家に上がり込んで
リビングで嫁に軽い行為をさせていた(流石に退院したばかりなので自粛したと思う)
会話は
間男「あの時焦ったよ。身体は大丈夫なのか?」
嫁「もう大丈夫だよ。無理しすぎちゃったね・・・・まさか赤ちゃんが・・・」
間男「でもこれで気兼ねなく続けて(浮気を)いけるじゃん」
嫁「・・・・」
間男「自分の子供いるのに、よそで子供できるって、実感わかないんだよね」
この言葉に気を悪くした嫁が怒り出した
嫁「酷い!!なんでそんな言い方するの!!
私はあなたの赤ちゃんができて本当に嬉しかったんだよ!」
間男「ちょっと待てよ!お互い割り切ってのことだろ!」
嫁「少なくとも私は本気だった!今でもそう!!」
間男「落ち着けって!」
嫁「もういい!帰って!!顔も見たくない!!」
そして間男は帰っていった
事前に分かっていたせいか、「またか・・・」って気になっていて
涙も何も出てこなかった
俺は何度こいつに裏切られればいいんだ?
俺はなぜこいつらにコケにされなければいけないんだ?
そして嫁への愛情がなくなった
具合が悪くなって上司に休みをもらった
10時過ぎに嫁が起きてきた
嫁「昨日は迎えなくてごめんね。具合が悪くてずっと寝てたの」
俺は口でしていた癖に!と怒鳴りたかったが堪えた
俺「昨日遅かったし、俺も少し疲れているから、今日は午後から出勤する」
嘘ついた。嫁の顔が見たくなかったから
突然の出来事でそんなこと考える余裕がなかった
何よりも、いつまでも俺の感情を抑える自信がなかった
嫁が起きてきてすぐに家を出た
嫁が何か言っていたけど無視したと思う(怒りで気が狂いそうだったから)
俺は弁護士している従兄弟に証拠見せて相談した
従兄弟はすぐに動けると言ってくれたので契約した
嫁には急な出張で一拍2日家を開けると嘘をついた
翌日の昼前に従兄弟と帰宅
玄関に男物のスニーカーがあった
中で何やら痴話喧嘩のような感じでもめている
間男が嫁を抱きしめて「世界一愛しているのはお前だ」
嫁「本当?信じていいの?」
間男「ああ、何時か離婚してお前を向かいに来るから」
嫁「うん、待ってる・・・私待ってる」とキスをして脱ぎ始める2人
唖然としていたが、我に帰った俺と従兄弟で凸した
これぞ定番中の定番というか王道というか
弁護士の大活躍待ってます
顔が青ざめるって言うけど
嫁は俺を見ながら「あ!ああ!あなたちょっと待って!」(どういう心情で言ったかは不明)
間男「ああ?バカ亭主が帰ってきたwwww
見せもんじゃねえぞ!コノヤロウ!!」
従兄弟「ああそうだな!無様すぎて見られたもんじゃないよな」
それに切れた間男が立ち上がってこっちに向かってきた
間男が従兄弟の胸ぐら掴みかかった瞬間、間男は中を浮いた
恐れてしゃがみこんだ従兄弟に躓き間男は一回転して転んだ
俺慌てて間男を押さえ込むと、従兄弟も加勢して一緒に押さえ込み
トースターのコードで手を縛った
とりあえずその現場写真を撮りまくった
嫁は脱いだシャツで前を隠して黙っている
実は嫁は別れてなかった。別れたけどすぐに間男と寄りを戻してしまった
ちゃんとしなきゃと思いながらも間男とは別れられず
俺のことも捨てられずにいて躊躇していた
そんな時に間男はほかの女とデキ婚してしまい悲しんでいるところに
俺がプロポーズしたので自棄になって求婚を受けた
子供も仕込んだ日程計算したら俺とはしてない時期で
間男との子供には間違いないと確信している
だけど間男の子供を産みたい。一緒になれないのならせめて
間男との愛の証が欲しかった
と嫁は自白した
逆に真っ青になって固まっていたのは俺の方だった
従兄弟も思いがけない暴力で怖気づいていた
嫁はそのスキに服を着て、間男を解いて出ていった
気がついたら嫁がいなくなってて、慌てて義実家に連絡したが
その日以来嫁は間男と消息を経った
興信所に依頼しても1ヶ月で根をあげ打ち切りになった
あれから4ヶ月経つけど一向に行方がわからない
復習したくてもその相手がいないのでモヤモヤしている
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