ややこしくて長いんだけど、すいません。
うちは、とうちゃんが幼稚園の頃に病気で他界。
とうちゃんは他の兄弟も亡くなってて、結果的に1人っ子で、とうちゃんの親
(俺からは祖父母)もすでに亡く、
祖父母がとうちゃんに残した田舎の広い家をもて余したかあちゃんは、
働きにでなければいけないこともあって、家と田圃を処分し
俺を連れて、同じ地域だけど交通の便がいいとこに引っ越した。
部活だ、友達だと外で過ごす時間が増えていき、遊びにいくのも2~3ヶ月にいっぺん
位になっていた。
でも、かあちゃんは相変わらず親しくしてたし、俺的にはいつでも行ける親戚の家で
ある訳で、行かないことも気に止めてなかったし、むこうもそうだったと思う。
そんなある日、就職して都会に出てた兄ちゃんと姉ちゃんが帰って来てるから、
庭でバーベキューするからあんたもきんさい、とおばさんから電話があり
その頃仲が良かった坂本君(仮名)と行って、たらふく肉をご馳になって帰って来た。
家に帰ってから、盆や正月でもないのに、なんで兄ちゃんや姉ちゃん帰って来てたん?
と不思議に思い、かあちゃ聞いたところ、
「ああ、砂糖さん(仮名)ちの本家の法要らしいよ、五十会期の人がおるからお位牌まとめるんよ」
俺「ふーん、うちは行かんでええの?」
かぁちゃん「いくら親しいしてもらってても、他人の本家の法要には行けんわね、
お供えとご香料は送ったけどね」
俺「へ?他人?…まじ?( ; ゜Д゜)ええぇぇー?」
かぁちゃんも「( ; ゜Д゜)え?……あんた、私ら他人じゃよ。名字おんなじだけど…」
俺は、親戚だと信じてたからこそ甘えきってたし、御飯も丼飯三杯も食った
小学生の時にいじめにあって不登校の時も家に入り浸り、昼寝をし
おじさんの鶴の一声で転校し、安心し今に至ってるのに、他人てどゆこと?…
俺は恥ずかしさのあまりにパニックになり、かあちゃんを罵り、かあちゃんの
図々しさを責め立て号泣させた。
その後数ヵ月、家の中は暗かった。
おじさんの家も前を通るのさえ恥ずかしく、遠回りして避けていた。
続く。 長くてすんません。
スーパーに行ってくるから、帰って来るまでに全部書き込んでおくように。
「顔見せんね? 米ももうなかろう?」と電話が入ってたりしてて、電話は
かあちゃんが出て、お礼言ったり、忙しいけんすんません…と言ったりして
砂糖家には顔を出さず過ごしていた。
ある日、ちっとも顔を見せないのを心配したおじさんおばさんが家に凸してきた。
「米持ってきたどー、どないしたんや?」
と言われ、家に上がって貰い事情を話すかあちゃん。
俺もかあちゃんも涙目。
かあちゃん「息子に言われて気が付いた。今まで好意に甘えっぱなしで…(T-T)
赤の他人にほんまにようしてもろうて、図々し過ぎました……本当にすみません」
かあちゃんと俺、号泣。
おじさん「はぁ?何? あんたんとことうちは、遠縁じゃゆういても親戚じゃろが!」
俺&かあちゃん「ええぇー?( ; ゜Д゜)」
おじさん「バッカじゃなかろか!(ほんとにこう言った) だいたいなぁ、ここら一帯
の砂糖姓はみんなどっかで血が繋がっとるんだわ!」
これは、俺とかあちゃんのために言ってくれてるんだと、俺とかあちゃんは思った。
おじさん、ありがとう……(´Д`)
そしたら、それを察知したおばさんが「いやぁ、ほんまに親戚なんよ。なぁ?」とおじさんを見ながら
「うちの何代か前のご先祖さん(明治らしい)の次男だか三男さんが、新開拓地
(実感もちの資本で開拓)に分家して、そこから又分家でナンタラかんたら」
「でそっから又養子がナンタラかんたらで、分家の分家とはいえ云々ー」
「お寺さんの話じゃから間違いないし、山添町(仮名)の川沿の砂糖さんは、まぁ、そういう訳で親戚じゃわね」俺 (やっぱ親戚だったんだ!) 嬉しかった……。
続く。 ほんとに長くてすいません。もうちょと。
期待!
「あの……うちの亡くなった主人の実家は山添町の……川沿い砂糖さんでなくて
川向こうの砂糖です……」
おじさんとおばさん「( ; ゜Д゜)ええぇぇぇー?」
家の中、し…ーーん。
おじさんがおもむろにキレキレモードに突入し
「まぁ、そんなややこしいとはどうでもええけん!今まで顔見せとったもんが来ずば
心配するやろ!今まで通りでええんじゃが!他人でも親戚でもどっちでもええ!」と
怒声をあげた。
おばさんもオロオロしながら
「他人じゃろうと親戚じゃろうと、俺君やかあちゃんさんのことみんな
大事に思ってるんよ。」と言ってくれて、俺とかあちゃん号泣。
おじさんもおばさんも釣られて号泣。
ひとしきり泣いて、鼻水ずびずびになって恥ずかしくなった俺は、近くにあった
ネピアで鼻をかみ、それを合図に皆泣き止んだ。
なんかすごいスッキリして、それからは以前の付き合いに自然に戻れますた。
俺は、大学生になりますた。他県に出て1人で暮らしています。
おじさんおばさんは米や野菜を、1人でどうせいゆうねん量を送ってくれます。
余った分は仲間に分けてます。かぁちゃんも元気です。
とうちゃんはタヒんでしまっていないけど、いろんな誤解があったみたいでも
俺とかあちゃんに親切にしてくれる人に巡りあわせてくれたんだと思ってます。
とうちゃん、かあちゃんは勿論だけども、おじさんおばさんに恥ずかしくない人間に
なるのが恩返しだと思います。これが今まで生きて来た中での衝撃的な話でした。
長くてすいませんでした。読んでくれた人ありがとうございました。
(ToT)感動しました。泣ける話ありがとう。
ところで、2ちゃん歴は長いんですか?・・・
>おじさんおばさんに恥ずかしくない人間に
>なるのが恩返し
すばらしい心がけだな!
ぜひ俺みたいな人間のクズにならないように、
2ちゃんねるは控えめにな!!
おじさんおばさんには長生きして貰いたいです。
2ちゃん歴は、大学生になってからなんでこの何年かです。パソコン買ってからでつ。
大量の野菜の料理の仕方とか、他にも質問投下したら親切に教えてくれる人がたくさん
いるし、俺は2ちゃん好きなんです。
怖いとこもあるけどw
では、バイト行ってきまつ。ありがとうございました!
>>702 の3段落目。
このさい性別なんてなんでもいいんだよ
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