俺46歳 家電メーカー工場責任者 年収1千万
嫁43歳 パート 月収5万 通勤代や昼食代でなくなる程度の稼ぎ。家系には一切役に立ってない
息子18歳 大学生
娘16歳 高校2年生
間男35歳 毒 子持ち 嫁会社の上司
間長女6歳 小学生
間次女4歳 幼稚園
嫁は勤勉家でよく出来た嫁だった。
パートも子供が手にかからなくなったから何かしたいという事で週に4回一日5時間程度の仕事
まあ趣味みたいな感じにしか思って無かった
ある日嫁の上司が奥さんの浮気で離婚したと聞いた
他所の家庭には色々事情があるので俺はそれに触れなかったんだが
その頃から嫁の帰宅が遅くなった
嫁にも付き合いあるし、いままで子育てや家庭を守ってくれていたから息抜きも必要だと思った
嫁「別れてください。親権はあなたに譲ります。養育費も慰謝料も払います」
まじめな嫁が?なぜ?冗談だろ!?と頭の仲が混乱した
俺「なんの冗談かい?」
嫁「冗談ではありません。真剣です」
嘘偽りを言わない嫁の真剣な眼
嫁「子供達も手がかからなくなり、私は時間を持て余していました。パートに出てもその心の隙間は
埋まる事はありませんでした」
嫁「だけど上司の奥様がお亡くなりになり憔悴してました。着るものも毎日同じでネクタイも一緒でヨレヨレで・・
心配になりお宅にお邪魔してみたら幼いお子さんたちがおなかを空かせて倒れてました」
嫁「私は急いで病院へ連れて、それからお子さんのお世話だけでもと毎日仕事終わりに
上司宅に立ち寄り面倒を見てきました。この時に私は、、私は自分の存在する意義を見つけました
そのうちに上司の事も気になり、いつの間にか男女の仲に・・・
お子さんも私の事を『お母さん』と呼ぶようになり、私はこの子達の母親になる決心をしました」
確かこんな幹事で同情から恋に変わりやがて愛になったって奴だ
俺「では私たち家族はどうなるのか?」
嫁「あなたは稼ぎもいいし、子供達もしっかりしていて私など必要としていません」
確かに俺も子供も嫁の事を下に見ていた節はある
だが蔑んでいたわけではなく信頼の度が過ぎて甘えすぎていた
こうなる前に気がつかなかった今、何を言っても言い訳にしかならないだろう
俺「わかりました。でも一度その上司を交えて話し愛をさせてくれませんか?」
嫁「わかりました。彼に話しをして見ます」
間男と読めは弁護士同伴。こちらも弁護士同伴で
結局嫁の意思は難く離婚となった
間男も土下座で謝罪していた。その顔を見ると目にクマが出来て
とても30代には見えないくらい老けていた
多分間男は嫁の事は愛して無いだろうな
都合のいい生処理させてくれる家政婦にしか思ってくれてないと思う
慰謝料は嫁と間男合わせて327万。これが精一杯だと言う
養育費は600万財産分与と差し引いて残り40万俺に支払うことになる
突然の事に心がついていけなかったが不思議と怒りは無かった
それよりもこの不貞を犯した2人が哀れに見えた
それから数年後に俺は再婚した。相手は娘の友達の母親
娘とその友達が仲がよく2人で俺と新嫁をハメて結婚させた
結婚はお互いの意思でしたのだがどうしてもハメられた感は拭えない
まあ幸せにやっていた。
娘達の大学合格祝いにショッピングモールへ行った
お祝いに服と好きなものを買ってやるためだ
そして昼食でフードコートへ。そこに見覚えのある顔があった
元嫁と間男夫婦。子供2人連れて楽しそうにご飯を食べていた
2人はみすぼらしい感じの噴くそうだったが、子供2人にはちゃんとしたものを着せていたのが印象的だった
それよりも元嫁の生き生きとした笑顔。あれは俺たちが新婚時代から子供が生まれたときの笑顔
離婚までの数年間は見なかった笑顔だった
元嫁の事は愛していたが、俺はその愛仕方を間違ったのかも知れないとおもったからだ
つまり俺は元嫁の事を何一つわかってなかった。わかろうともしていなかった
樂をさせるだけが愛情ではないと一つ勉強になった
俺の様子を見た今嫁「どうしたの?」
俺「いや、何でも無いよ・・・そうだ!せっかくのお祝いなんだからここじゃなくて
別の店でご飯を食べよう!うん、そうしよう」と一人ではしゃぐように決め
3人を連れてモールを去った
元嫁との事は失敗したが、今は俺も新しい家族がいる
今は笑顔でも将来曇らぬようにしなければならない
大切にしすぎてショウケースに入れるのではなく
これからは人の気持ちを考えその人格を認められるように努力する
同じ失敗をしないように
職場での事なんだから退職まで追い込めたろ
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