【暴走】美人な同僚が客の五十過ぎの毒男にしょっちゅう手紙を押し付けられ困っていた。→上司が毒男の家族に話をすると…

私じゃなくて同僚の話。 
ある日出勤すると、駐車場で同僚が誰かと押し問答している。
その相手は、私が近づくと何かを彼女に渡して去って行った。 
どうしたのかと訊くと、 
「付き合ってくれって…断ってもしつこくて、手紙を押し付けて行きました」 
可哀想に泣きそうになってる。 
その勘助は五十過ぎの毒男。マジでキモい。
同僚は二十歳そこそこの美人で彼氏持ち。 
しかし客としてたまに来るため、邪険にもできない。 
困ったが上司に相談しようということにした。

昼休みに手紙を読んだそうだが、すごい妄想が綴ってあったとのこと。
君の態度で僕への好意はわかってるとか（単に普通に受け付けしてるだけ）、子供は何人欲しいとか、自分には妹がいるけど心配ない、君をまもるとか、無線の資格があるとか。
駐車場はその勘助の家を通らないと行けない為、同僚は必ず誰かと一緒に行き来するようにしました。
しかし勘助は勘助。
それからもしょっちゅう手紙をよこす。
しかも店に来てよこすので、同僚も対応に困る。
手紙の内容もエスカレートしていき、休日に一緒にホテル行こうとかになっていったらしい…。
何度も彼氏いますと言ったのに、結婚するまでには別れればいいよ、と話にならず。
上司もこれ以上放っておくわけにはいかないと、支店長に相談の上、勘助の家族に話をしました。

すると、翌日勘助の母が来店。
同僚に何かを言っている。そして同僚は半泣きです。
支店長が勘助の母を奥へ連れて行って話を聞いている時、同僚は仕事にならず休んでいました。
後で聞いたら
「付き合ってみたっていいだろう」とか
「恋愛の話に職場の上司を入れるなんて何て常識知らずなんだ」とか罵られたそうです。
同僚は波風たててもと思い、反論せずにいたそうです。
人事ながら可哀想で腹が立ちました。
支店長にも勘助の母は、同じこと言って怒り、もうこんな店来ない！と。
支店長は丁重にしかし断固として、それで結構です。もう接触させないで下さいと言ってくれたそうです。
まあ、それが実行できないのが勘助ですが。

その翌日、他のお客様から
「店の前で勘助が何かを持って様子を伺っているよ」と教えられたりしましたが、店には入って来ませんでした。
しかし今度は郵送で手紙が同僚宛てに届きました。
変な内容だと困るので、上司が開封し読みました。
酷い内容だったそうです。
詳しくは教えてもらえませんでしたが、自分を裏切った、この淫乱女、など罵倒の限りが書いてあったそうです。
支店長は再度勘助母に電話で注意を促しましたが、スルーされた模様です。
しかし酷い内容だった為支店長が本店に掛け合って、同僚は他の支店に転勤になりました。
勘助は車の免許を持っていなかった為、追いかけられずこの件は終わりました。
その後勘助が店に来たときは、何かを超えてしまったのか、土気色の髭ありデビルマンみたいになっていました。
私も転勤してしまった為、それからのことはわかりませんが、大人しくしてくれればいいと思います。

うええ、50過ぎで勘違いしまくった上に母親が出てくるって何それ気持ちわる…
同僚さん災難だったね。上司がしっかりした人で不幸中の幸いだった。
それにしてもその歳で車の免許を持ってないって、どういう…
交通網が充実してる街ならともかく、それで追い回せなくなったということは
そういうわけじゃないんだろうし。

農家脳に近いな

そんな母親だから勘助になったんだろうね。