【恋愛物語】勘「妊娠させたら絶対中絶させるよ」私「そういう男嫌いですね」勘「女は男の3歩後ろを歩くくらいがいいんだよ。お前みたいに」私「男の後ろは歩きませんけどね」

学生時代のバイトの後輩だった勘違い男。 
当時私は19歳、勘助は27歳。 
バイト先はゲーセン、社員は店長のみで後は全員アルバイト。 
当然勘助もアルバイト。 
8歳年上のフリーターな時点で恋愛対象には掠りもしなかったけど、向こうには好かれていたようで、やたら話しかけられた。 

私は短大に通っていたんだけど、
勘「短大とか行く意味ないよね。高卒と一緒なんだから、今すぐ退学して就職したほうがいいよ」
私「内定決まってるし意味ないわけじゃないですし、大学卒業してもバイトとかのが行った意味ないですよね」
他にも
勘「出来婚なんて虐待の温床なのにバカだよな。俺なら女を妊娠させたら絶対中絶させるよ」
私「簡単に中絶とかいう男は嫌いですね。そもそもそういう行為しなきゃいいのに」
勘「俺、大学時代はモテたんだぜ。他の学校の女からもラブレターもらったりしてさ」（勘助は槇原敬之に瓜二つ）
私「（シカト）」
勘「女ってのは男の3歩後ろを歩くくらいがいいんだよ。お前みたいに控えめなほうが女らしくていいね」
私「私は男の後ろは歩きませんけどね」
勘「モデルみたいな背の高い女は女じゃない。俺の視界を遮らない小さい女が本来の女なんだよ。お前みたいにな」（私身長152cm）
私「私は背の高い男嫌いですけどね」（勘助身長186cm）

ある日のバイト後、駅まで歩いていたら勘助が後ろから追いかけて来て突然抱きつかれた。
勘「お前には俺がいるんだぞ！忘れんな！いつもの笑顔を見せてくれよ！」
私「はぁ！？」
勘「ツラいことは何でも言えよ。まだガキなんだから、遠慮せず甘えたらいいんだよ」
私「キモっ！何なんですかいきなり。」
勘「え？何って・・・いや、お前には俺がいるんだぞってことを・・・」
私「いりませんよ。意味わかんない。いきなり抱きつくとか何？ありえないし」
勘「・・・ゴメン、でもお前最近元気ないし・・・心配で・・・」
私「は？意味わかんない。普通ですけど。心配で抱きつくとか彼氏でもないのにありえないし」
勘「え？いや、そりゃまだ彼氏じゃないけど、俺はそのつもりだけど」
私「何ですかそれ。彼氏とかありえないですよ。勘助さんが彼氏とかありえない」
勘「ありえないって、俺の気持ちわかってただろ？」
私「それなら私があなたのこと嫌いなのもわかってましたよね？」
勘「あんな生意気なこと言うお前なんか、俺くらいじゃないと付き合えないじゃないか！」
私「意味わかんないし。私彼氏いるんですけど！」
勘「何だよ！俺騙されたのかよ！！」
そのまま勘助逃走。
その後は勘助のほうから避けるようになってくれたが、他のバイト仲間には
「俺達の間には色々あるんだ。お前らが入り込めるもんじゃない。そっとしといてくれ」
とか言ってたらしい。
先日そのゲーセン前を通りかかったら未だに働いてたのを見てしまってウヘァ。
勘助、今年36になるのになと思い出しカキコ。

悲鳴上げずに淡々と論破する度胸にGJ。

しかし、勘助の頭の中で
すげー恋愛物語が展開していたんだなあｗｗ

ぜってー彼女いた事ないなw