139: おさかなくわえた名無しさん 2017/07/05(水) 23:18:09.84 ID:nbfvmaJ5
獣医でもないのに、仕事してたら生後1週間の猫に浣腸することになった
あと、医療チームが結成されて親父の痴呆が治った
乳飲み子猫だと便が出ないと命にかかわるからね
ありがとうね、お疲れ様
体重から浣腸液の量を計算して、
サーフローの外筒と1mlシリンジで即席の浣腸を作りました
さらっとすごいことをw
医療チームは親父の痴呆ではなく、子猫の救命に駆り出された面子です。
抗生剤の選択に獣医(弟2)、眼球周囲の切開排膿に外科医(弟1)
敗血症性ショックに対する輸液に小児科医(父)、
夜間の哺乳や保清・保温に看護師(母)がついただけです
ついでに内科医が様子を見に来たりもしましたが、
「コイツ(子猫)はアメリカの大富豪かよ」って感じの医療体制でした父は仕事人間で趣味がなく、仕事辞めたら急激に耄碌して
記憶力や判断力がかなり低下していたんですが、
子猫の処置をしているうちに頭脳が現役時代に戻ったみたいで、
今では仕事を再開しています
有能一家に救われてよかった
弟2はもう少し活躍しろよw
私がその場にいても松岡修造並みに
「がんばれ!気をしっかり持て!!
痛みに負けるな!!あきらめるな!!」って猫励ますくらいしかできないなぁ
は何医なの?
私も小児科医です。数年前に父から診療所を継承しました。
以下、経過です0生日(生まれた日)
昼休み前、外で猫がエアコンの室外機にしつこく鳴き続けていました。
もしかして、と思って室外機をはぐると、下から生まれたての赤ちゃん猫が3匹。
どうやら、安全な場所を求めて室外機の下で出産したはいいが、
子猫を下から引っ張り出せなくなった母ネコが、ひたすら鳴いていたようです。母ネコは完全に野良猫で、こちらがいると近づいてこなかったため、
段ボールにタオルを敷いて子猫3匹をセット。室外機の傍に置きました。
昼休みが終わって見てみると、子猫2匹と母ネコが居なくなっていたので、
残り1匹もそのうち回収に来るだろうと思っていたら
診療時間が終わっても、取り残された子猫がミーミー鳴いていました。動物好きの母が、飛行機の距離にいる弟2(獣医)に連絡。
「初乳が全くない以上、生存は保証できないが」と前置きされた上でアドバイスを受けました。
近所のホームセンターで子猫用のミルクと哺乳瓶を購入し、
段ボール箱にカイロを敷いて、その上にタオルを敷いた簡易クベースを作成。
哺乳瓶からの哺乳は不良、吸啜力が不足していると判断し、1mlシリンジを用いて哺乳。
正確には誤嚥を警戒しつつ注入、胃管は弟2から却って危険と言われて施行しませんでした。
ここらで、私は帰宅。家内と息子が重度の喘息のため、
無責任ながら子猫のことを母と実家にいた父に頼みました。
この時点では、父は家でテレビをぼんやりと見ており、
子猫にも大して興味を持っていないようでした。
排尿も認められて母は一安心していたところ、父がしばらく子猫を観察した後で
父「新生児に準じて考えるなら、最大のリスクは感染だろうな。
(弟2)の話では週数は十分そうだから、無呼吸のリスクは少ない」
父「0生日は感染症状がはっきりせんことも多い。1~2生日が山だ。
余計な世話かも知れんが、(私)にそう言ってやれ」
と、喋り方が現役時代に近いレベルで明瞭になっていたそうです。
1生日(誕生の翌日)
仕事前に実家に様子を見に行くと、子猫の眼周囲に軽度の腫脹あり。
細菌感染だろうという点で私と父の意見が一致。
猫用の抗生剤の選択を弟2に問うと、人間用の抗生剤の名前が出てきました。
ただ、消化吸収が人間のそれと異なるので、
個人的には倍量投与を勧めるとの助言に従って量を計算。
院内調剤やってた頃の分包機を母が取り出してきて計量。
哺乳時にミルクに溶解して投与しました。ここまでは順調そうに見えたのですが、母の話では、
この日の夜ぐらいからミルクの飲みが悪くなり、
ぐったりし始めたそうです。
昼休みに見に行ったところ、父から声をかけられました。
活気がないことは私の目にもはっきりしていました。
父「子猫の脈の速さがどれぐらいかは知らんが、明らかに昨日より早い。
敗血症性ショックじゃないか?」
父「新生児なら、末梢ルート確保、採血と各種細菌培養、
起炎菌が判明するまで抗生剤2剤併用ってとこだが」
私「ルート確保がまず無理だね。」
父「ああ、中心静脈も骨髄針もサイズが違い過ぎて無理だ。N先生でも呼ぶ?」
私「新生児の第一人者じゃねーか!そもそも専門外だろ!」
父「だいたい呼べるわけねえって。カットダウンも現実的じゃない。
皮下注で輸液かなあ、気休めかも知れんが」
私「すると、翼状針か。ちょっと取ってくる」
父「なら、俺の方が扱いなれてるな。よし、やろう」
私「ちょっと待て親父、指は動くのか?
志村けんのコントかってぐらい、手が震えてなかったか?」
父「今は暖かい季節だ、調子はいいぞ」
私「ヤバかったら、すぐ俺に交代させるからな」といったアホ会話の後、弟2に連絡してゴーサインをもらいました。
父が生理食塩水を両肩に皮下注し、子猫がフタコブラクダのような外見になりました。
後から考えてみれば、この時点で親父の頭がはっきりしていました。
会話もふざけていたようで、やっていることはカンファレンスに近いものがありました。
子猫がミルクをよく飲むようになり、鳴き声もはっきりしていました。
輸液が効いたのか、それとも何もしなくても回復したのかは正直なところ不明です。
ただ、母の話では、皮下注した部分が見る見るうちに吸収されていったそうで、
輸液としては機能したのでしょう。それと、このあたりで両眼周囲の腫脹が著名になり、
遮光器土偶のような外見になりました。
弟1(外科医)を呼び、メス刃で切開排膿。
大量に排膿できましたが、細菌培養は提出しませんでした。
検査伝票の名前に何と書いたら良いか、わかりかねたからです。
多分、検査担当者も名前に「名無しの猫」と書かれても困ったでしょうし、
これで診療報酬を請求するわけにもなあ、と。弟1「つーか、小さい生き物なんだから、
お前(私)か親父が23か25G針で突いても良かったんじゃね?」
私「いくら何でも体重100gの超出生体重児なんぞ診たことない。
せいぜい極低出生体重児までだよ」
とか言ってたら、
弟1「俺だって猫専門外科医じゃねーよ!」
と言われましたが、もっともです。その後、5日ほど便が出なくなって、子猫の体重からグリセリン浣腸液の量を計算。
サーフロー針の外筒とシリンジで浣腸した以外は目立ったトラブルなく、元気に成長しました。
ネコ好きの内科医が見に来た頃にはすっかり回復していました。
父も、「結局のところ、俺は仕事以外に生き方を知らん」と無理のない範囲で仕事を再開。
気が付けば、全てがうまくいったお話でした。
以上、スレ汚し失礼いたしました。笑っていただけましたら幸いです。
幸運なネコでなによりです
痴呆とか言っても信じられないレベルでは
乙でした|ωΦ)
医療用語難しかったけど面白かった
その後子猫はご実家で飼ってるのかな?
「名無しの猫」から「名有りの猫」にクラスチェンジ?
昔やってたmixiやFBで
他人の文章を読むが
あはり頭の良い人と言うか高学歴者は文章書くのが上手いなぁ
と衝撃を受けるときがある
また逆の意味で、頭が悪い奴の文章で意味不明なのがたまにある。
てにをは、間違えてるのなら分かり易いんだけど、
日本語としては間違ってないのに、何言いたいのかさっぱり判んないやつ。
文語と口語が入り混じってて、時系列もめちゃくちゃな人いるな。
頭で思いついたまま書き起こして推敲しないならそうなるんろうなと。
・【黒い過去】父親が亡くなって頭がおかしくなった小学生の俺は、家にある安定剤やらワイン飲み干したりしていて…
・【報告者がキチ】うちの子のクラスに黄ばんだ白髪と睫毛、肌は真っ白で目が灰色の子がいる。知能は問題ないみたいだけど、見た目が気持ち悪くて…
・【冷め話】気になって子が、お祭の太鼓の音が聞こえて来た途端に号泣。「えっどうしたの?」→その理由を聞いた俺は面倒くさくなって…
・【最悪】酒に酔った義弟が「兄貴って昔乱暴して相手の女をしなせた事あるんだぜww」と言い出した。すると、義父が顔を真っ青にして…
・兄が浮気した。「経産婦の妻はもう女として見れない。離婚する」→兄を超溺愛してた母が激怒!!→母の一言で私は傷ついた…
・【相談】義実家で食事してる最中に、義父がいきなり義母を殴った。夫は平然と食事。→夫「あれは母さんが悪い」私「何もしてないのに!?」
・【酷い】臨月の姉に父が説教を始めた。父「生活態度を改めなさい。最近のお前は堕落け過ぎだ」母&私「臨月の妊婦に何言ってるの!?」父「何が?」
・【不幸な結婚式】披露宴の途中で新婦父がイビキをかいて寝始めた。→私「触るなぁぁぁ!救急車呼んで!」→周囲は大爆笑。「大げさw」→最悪なことに…
・【衝撃】カフェでバイトをしてる私。→客「俺のこと覚えてます?」私「はい!毎日いらっしゃってますよね」客「あ、じゃなくて…」
・【いい嫁】俺「上司の虐めに耐えられなくて会社やめてきた。ごめん」嫁「私も働いてるし何とかなる~」→嫁と居酒屋に行ったらその上司がいて…
・【神経ワカラン】友達「何で彼氏が出来たこと教えてくれなかったの!絶交!」→それから10年以上無視され続けていて…
・【モヤッ】夫とファストフード店で場所取りをしてから注文した。そしたら、ある夫婦の夫の方に「妊婦には席を譲った方がかっこいいよ」と言われて…
・【最悪】夫「そろそろ子供を作ろう」私「そうだね」→小姑と同時期に妊娠した。旦那「空気読め!今産まれても育てる気は無い」私「…」
・【メシマズ】嫁が料理の仕上げにタバスコや唐辛子を大量に投入する。医者「肝臓がやられている」→嫁が作ったカレーを食べたら意識が飛び手足が動かなくなって…
・【衝撃】うちの部署に来た部下が急激に体調を崩した。→医者「軽度の聴覚過敏です」→所長「耳がそんな困るくらい良いなら…」
・【衝撃】『痩せてれば痩せてるほどカッコいい』と思い込んでいた俺は、173センチで48キロまで落とした。(俺ってモデルみたい)→しかし…
・【ほっこり】私は40代のババァなんだけど、高校1年の息子に誘われてカフェに行くことになった。多分これが最後になるんだろうな…
・【衝撃】昔の部活の先輩とすれ違った瞬間フラッシュバックした。だんだんと僕の中の感覚が消え、何もかも分からなくなって…
引用元: http://medaka.2ch.sc/test/read.cgi/kankon/1498792917/
これはイイ話だった。
文読んだだけで頭が良いのが分かる。
すごい。
やっと、医者を名乗る人が本物の医者だと信じられる話が…
NNN「計画通りニャ」
論理的思考力=文章能力なのかな
あとドクターだからカルテ記載など経時的・客観的に事実を記載する
習慣があることも影響があるのでしょうか
病院で働いている者ですが、この文章はドクターの診察記事そのものですね
こんな家族に拾われてネコもラッキーだったけど、この家族にとっても瀕死のねこによって色々覚醒してラッキーだったね。
2ちゃんってたまに医者が質問受付してたけど
よくまとめられる家庭板とか生活板の自称医者はなあ‥
医者らしい医者の文読めて満足だわ
読んでてものすごく気持ちがよかった
医療版アベンジャーズみたいでとても格好いいなあ
ねこさんと報告者ご家族に幸あれ
登場人物の担当が単なる表現だと思っていたらガチだったでござる
寿司を握るときだけ頭がしっかりする爺さんの話とかあったな
医者が痴呆が治ったとか言っちゃうかね
さすがに嘘松認定さんの出る幕はないな。
専門外だからこその手厚さね。羨ましい猫さんや。
うちの旦那(獣医)だったら多分もうちょいテキトー
確実にNNNに目をつけられたな。
報告者は今後かぎりなく
「死にかけの子猫とたまたま目が合う」シチュに恵まれる事でしょう。
うちの弟みたいに。
先生って呼ぶと白衣を着て歩く大御所先生はいる。
引退したとは言えパパ仕事欲しかったのね
情熱をもってやりたい事もないのに、年齢だけを基準に元気なうちに引退すると
マジでテレビ見るか新聞読むかでボーっとする時間が増えて高確率でボケる。
うちの爺ちゃんもそうだった。
本人が嫌がることをやらせる必要はないけど、なにかしら仕事というか役割を
与えたほうがいい。
これたしか、もうちょっとあとのレスに後日談の書き込みが少しあって
鉄矢?って名前が付いてて今も御両親の元で飼われてるんじゃなかったかな
>>17のおかげで続きを検索して読めた。ありがとー!
>>12 一般人に分かりやすく表現したのでは?続きを読むと、痴ほうではなくて老人性うつだったのかなーと書いてた。
いい話だし良かったなって読んでたけど
猫様とかいう感じのコメントが出てきちゃうとスーッとひいてしまう
>>17 18 後日談、検索してもわからない・・・
検索できた方、URLお願いします。
>20
貼ったらはじかれたw
>139の2行をまるっとコピーして検索すると二つ目に出てきたよ。