【Part①】世界記録orギネス記録

ハラデイ

「ギネス世界記録」は、アイルランドのビール会社「Guinness」(ギネス社)の関連会社「ギネス・ワールド・レコード社」が認定する記録。
発端は、ギネス社の社長であるヒュー・ビーバーが仲間と狩りに行った際、
「狩りの獲物のうち、世界一速く飛べる鳥は”ヨーロッパムナグロ”か”ライチョウ”か？」という議論になり、なかなか結論が出なかったのが始まりとされる。
1955年に「ギネスブック」の初版が発売された。
収録されるのは、発行元が定める「認定されたカテゴリー」の元で「認定されたルール」に従って作られた記録に限られる。

このスレではギネス世界記録を含む世界一の記録を載せていきます。
ギネス社以外にも世界記録を認定する組織は複数あり(「世界記録協会(WRA)」など)、それぞれ認定方法が異なるので、
記録が分けられている事があります。
また、情報が古い場合があるので留意してください。
なるべく区別して書きますが、「現存する最も～」と「史上最も～」が混在している場合があります。

■世界最長の家系（最も長く家系が遺伝学で確認されている人物）
Manfred Huchthausen／Uwe Lange（ドイツ）
約3000年
約3000年前の青銅器時代に共通の祖先を持つ子孫。
紀元前700～1000年に使われていたリヒテンシュタイン洞窟の骨から特徴的で希少なDNAパターンが発見され、
世界最長の家系として証明された。

■世界最多のアルビノを有する家族
プーラン家（インド）
10人
アルビノは「先天性白皮症」という奇病で、環境にもよるが2万～3万人に1人の割合で発症する。
この一家は両親がアルビノ同士で結婚したが、6人の子供は全てアルビノであり、
娘の結婚相手もアルビノ、その子供(孫)もアルビノである。

■史上最も多くのギネス記録を所持した人物
アシュリタ・ファーマン（Ashrita Furman／アメリカ）
216件
1979年、25歳の時から申請をスタート。
彼は瞑想を特技としており、自分の精神力(心の体力)を試す上でも
ギネス記録を破る事に意義があると語っている。
現在も89の記録を保持している。

■世界最長の髪（男性）
Tran Van Hay（ベトナム）
約6.8m
彼は散髪後に気分が悪くなってしまうことが多かったため、
50年以上前から髪を伸ばしていたと妻が語っている。
2010年、79歳で亡くなった。

■世界最長の髪（女性）
謝秋萍（中国）
5m62cm
2004年時点での計測。
1973年、13歳の時から髪を伸ばしており、この長さになったそうだ。
女性の間ではスーパーロングヘアは珍しい事ではなく、世界中ので記録の申請が行われている。

■世界一の天然アフロ
エーヴィン・デュガ
1m32cm以上
14歳の時から伸ばしているそうで、現在も成長中。
枕なしでも眠れる事がメリットだという。

■世界最長の口髭
Ram Singh Chauhan（インド）
4.29m
髭は1970年から40年以上一度も切っていないという。
髭を伸ばす秘訣はとにかく早いうちから伸ばし始めることで、
年をとるにつれてホルモンは弱くなっていくため髭が伸びるスピードも遅くなってしまうそうだ。

■史上最長のあご髭
ハンス・ラングセス（ノルウェー）
5m33cm
1927年に死亡したノルウェーの人物。
現在の世界一は男性：1m80cm超、女性：30cm超なので、彼のあご髭がいかに特異なものだったかが分かる。

■世界一長い舌
ニック・ストーバール（アメリカ）
10.1cm
彼の父親はロックバンド「KISS」の大ファンで、彼は舌を出してポーズを決めるジーン・シモンズをよく真似していたという。
毎朝丁寧に舌のブラッシングを行っているそうだ。

また、この写真の女性も4インチ(10.16cm)の舌を持つと言われている

■世界最長の爪
リー・レドモンド（Lee Redmond／アメリカ）
8ｍ65cm（平均86cm前後）
彼女は1941年生まれだが、1979年から爪を伸ばしていた。伸び方が非常に美しい。
運転、掃除、食器洗い、孫娘の散髪などは彼女自身が行っており、病気を患っている夫の看病もこなしているそうだ。
2009年に事故に巻き込まれた際、重傷を追い、爪も折れてしまったという。

■世界一タトゥーの多い女性
Julia Gnuse
体表面の95％
彼女は日光に当たると水ぶくれができる病気になり、
その後傷跡を隠す意味でもタトゥー勧められたそうだ。
全てのタトゥーは1人の彫師によって描かれている。



男性の記録はタトゥー100%の「Lucky “Diamond” Rich」。

シザーハンズ(小声)

■世界一ピアスをしている人間
エレイン・デビッドソン（Elaine Davidson／ブラジル）
7,000～9,000個以上
ブラジル生まれの彼女は顔だけで700個以上のピアスがある。
2000年に行われたギネス記録の調査以降も体全体(内側/外側)のピアスは増え続けており、
2012年時点で9000個前後(重さ3kg以上)だという。

彼女らとMost Extremely Mmodified Peopleに記載されている”Zombie Boy” Rick Genest

■世界一の視力を持つ人間
ジョフリ・ディライ（マサイ族）
8.0以上
世界中のテレビ番組で時々このテーマが取り上げられ、「マサイ族」や「トゥルカナ族」「ハッザ族」を対象に視力検査を行っている。
これだけ視力が良いと、149,597,870km離れた木星の衛生を裸眼で見分けられるらしい。
彼らは広大な土地で家畜の世話や狩りを行うため目が発達しているようだが、現代は都市部に出る人間も多く、視力はかなり落ちているようだ。
このことから視力は遺伝的な要素だけでなく環境が強く影響していると思われる。
他の民族を見ると、台湾の高砂族が視力2.0～3.0、アラスカのイヌイット(エスキモー)が視力4.0～5.0程度だそうだ。

■世界一首が長い民族
カヤン族（首長族）
「カヤン族」を自称する、村落内の選ばれた女性が首に金色の真鍮リングを纏う民族。
主にミャンマー連邦とタイ王国の各民族村で暮らしている。
実際には首は伸びておらず、真鍮リングの上圧が顎を引き上げ、下圧が鎖骨の位置を押し下げる事で首を長く見せている。
女性のみの慣習で、男性はリングを着用しない。
タイでは難民として庇護される半面、毎月観光業者から「首長手当」が支払われている。
現地では観光開発の一部に「首長族観光」を組み込んでおり、辺境地域に莫大な観光収入をもたらしたが、
人道主義の識者らはこの首長族観光を「人間動物園」と称し怒りを露わにしている。

■史上最も背が高い人間
ロバート・ワドロー（アメリカ）
2m72cm
「疑う余地のない医学的な記録がある中で、最も身長の高い人間」としてギネスブックに記載されている男性。
22歳の若さで亡くなった。死亡時の身長は272cm、体重は約200kg。
彼はいわゆる「巨人症」の1つである「脳下垂体腫瘍」のため、成長ホルモンが過剰分泌されてこのような成長を遂げた。
近年の世界記録では、2014年に亡くなったレオニード・スタドニクが257cmだった。

■史上最も背が高い女性
曾金蓮（中国）
2m48cm
確実な記録が残っている、世界で最も背の高い女性。また、男性も含めて最も背の高い中国人。
脳下垂体に腫瘍があったといわれ、それが原因で巨人症を引き起こしたと考えられている。
背骨が著しく変形しており、まっすぐ立つことができなかった。18歳の若さで亡くなっている。
医学史上、8フィート(243.84cm)以上に達したと記録されている12人の中で唯一の女性である。



非公認の記録だが、1616年～1633年に存在していたオランダの「トリーンティ・キーファー」が史上最も背の高い女性だという記述もある。
彼女は「De Groote Meid(大きな女の子)」と呼ばれ、身長はおそらく2m54cmに達していただろうといわれており、靴のサイズも40cmあった。
最初に身長について言及されているのは彼女が9歳の時の1625年6月30日で、その時すでに2mあったという。