女の人はそのままトイレの床で寝だしていたので、なんだか気が抜けて、ソファで縮まって私も眠ってしまった。
朝起きたら女の人はまだトイレで寝てたので、風邪ひきますよって起こした。
「え、あんた誰よ」
てめーwwwwげろったこと忘れてやがるwww
「かくかくしかじか」
「なんかそんなこともあったような…酔っ払いすぎて、記憶が曖昧ね」
吐瀉物まみれの彼氏の洋服見せたら、納得してもらえたw
聞かれたから、どうして男物の服で公園にいて、顔が腫れたりしてるかとか、一連の流れを説明した。
証拠として身体の痣見せたら女の人は目をつぶって、
「…わかった。気が済むまでうちにいていいよ」
って言った。
やっぱりホステスさんだったらしいので、ここからこの女の人のことはホステスさんと書きます。
「私あやしいのに、いいんですか。ホステスさんのお金とか持って逃げちゃうような奴だったらどうするんですか」
って聞いたら、
「これでも、接客やってんのよ!!上手に嘘をつくプロだよ!あんたは、嘘は、言ってないと思うし」って言ってくれた。
今思い出しても本当ホステスさんはお人よし過ぎるwww
お言葉に甘えて、少しお邪魔することになった。
家出未成年を匿うなんて、下手したら捕まるリスクもあるだろうに、ホステスさんは遠慮するなと言ってくれた。
「そのかわり家事を手伝え!肩を揉めー!」
なんて言うけれど、ホステスさんは優しかった。
プレステ2で一緒に遊んでくれたりした。
ホステスさんが仕事に出かける夜ごろ、一人になると、いろんなことを考えた。
親父のこと。
今までのこと。
母ちゃんのこと。
一度携帯の電源をつけたら、メールと、電源切れてる時の着信を知らせるSMSを大量に受信した。
主に彼氏と母ちゃんからの連絡が多かった。
「何かあったの?どうしていないの?心配してます」
って母ちゃんからたくさんのメールがきてた。
すごく、複雑な気持ちになった。
罪悪感?
怒り?
困惑?
うまく言い表すことの出来ない気持ちが、ぐるぐるした。
一通り見て、また電源を落とした。
そんな日々を、何日か過ごした。
緩やかに流れていく時間。
このままじゃ駄目だという気持ちと、帰ったらどんな怖い目にあうか恐怖の気持ちと、所詮高校2年生の頭では、良い打開策は見つからなかった。
ただ、あの家に帰る前に、もう少し考えたかった。
この、もやもやした気持ちはなんなんだろう。
本当はずっと前から気づいていたような…
でも、目をそらし続けていたような、でもハッキリとしない、この気持ち。
携帯の電源を久々に入れてみると、続々とメールを受信する。
…その途中で、遮るように着信が鳴った。
ディスプレイには、母ちゃんと出ていた。
鳴り続ける着信。
携帯を見つめる私。
…確かめなきゃいけない気がする。
この気持ちを。
そう思って、意を決して電話に出た。
「…」
「1!?1なの??」
「…母ちゃん。」
「あっ…あんた、今まで、な、にしてっ…」
母ちゃんは泣いていた。
「母ちゃん捜索願出そうかと思ってたところだったんだよ」
「…母ちゃん、親父から何も聞いてないの?」
「…あんたが、生意気なこと言ったから、ちょっとこずいたって言ってたけど…父さんは多分酔っ払ってたでしょう?それに、あんたがすごい態度を取るようにも思えないから、父さんの不機嫌でビンタとかされた…?ごめん、母ちゃんもあの日酔っ払ってて…」
私はあの日の夜の状況を、説明した。
淡々と。
事細かに。
「え、いや、あの人、私にはやるならまだしも、娘にさすがにそこまでは…」
「…母ちゃん」
>>106
テラ良い人多すぎこのスレwww
ありがとう。
「証拠に、写真があるよ。撮っておいたから。全部、本当なんだよ。」
「とりあえず、父さんは母ちゃんが説得するから、1は帰っておいで、ね?」
「母ちゃん!!!」
「…っ」
「なんとも、思わないの!?母ちゃんは1がここまでされても何も思わないの!?ねぇ母ちゃんにさ、ずっと聞きたかったんだけど、なんでそんな苦しい思いして親父と別れないの?自分が苦しくても!1がこんなになってても!!それでも親父と別れない理由ってなんなの!?」
「1は、別れて欲しいよ!あんな奴もう父親だなんて思いたくないし、思えないっ!!」
「それは…大人にはね、すぐに行動できない時だってあるんだよ。それに、1はもうわかってると思うけど、母ちゃんには借金があるから、2人で家を出ても、とても1を食べさせてあげられないよ。もう少し、待ってくれない?1が大人になるまでには、なんとかもう少しマシになってると思うから」
「借金て、このままのペースだといつ終わるの?あといくらあるの?」
「それは…そういうことは子どもには「母ちゃんはさぁ!!ずるいよ!!それは言い訳だ!!!」
「この国にはさ、そういう女の人達を守る機関だってあるじゃん。母ちゃんが本気でっ!本気で親父から逃げたいと思っているなら!!…思ったことがあったなら、もっといくらでも道があったはずだよ!私は、母ちゃんと一緒ならどんなに貧乏でも、辛くないよ借金だって、協力するよ」
「母ちゃん、はっきり言うよ。母ちゃんはただあの男に何年も飼い殺されて、逃げる選択を完全に見失ってるよ。母ちゃんがさ、あんな駄目男でも離れられない、一緒にいたいって言うなら、まぁそれも一つ愛の形なんだろうし、好きにすればいいと思う。でも、別れたい意思があるなら、努力しないと何も変わらないよ。母ちゃんは本当に偉いと思う。仕事もがんばってるし、家のことも。でも、そういう“何かを維持するため”にする努力と、“何かを変えるため”にする努力は全然違う!!!…母ちゃんが、別れなくても、私はどっちにしろ、20歳になったら出て行くよ。あんな男に寄生され続ける人生は嫌だ」
ボロッボロ泣きながらソファで電話してる私の隣に、いつの間にかホステスさんが座ってた。
手を力強く握ってくれていた。
ぎゅううううううって私も握り返した。
「母ちゃ…「おい、うるせーぞ、あの糞ガキと電話してんのか?もしかして」と、受話器の向こうで、親父の声がした。
糞ガキとかwwwwww
しかもテラ憎しみこもった口調www
私があんたに何をしたっていうんだw
「帰ってくんなって言えよー!!ここにてめーの居場所はねーぞ!!」
と、受話器の向こうで親父が怒鳴っていた。
「母ちゃん、帰るよ。もう少し話もあるし、いろいろと腹も決めた。」
「よかった…。またメールしてね。ちょっとお父さんなだめて来る。続きは帰ってからしようね。」
「うん」
電話を切ったら、涙がもっともっとこぼれて来た。
母ちゃん、このモヤモヤの正体がやっとわかったよ。
ホステスさんは何も聞かずに、手を握り続けてくれていた。
「私!わかったんです!!」
「…」
「母ちゃんは、優しいけれど、弱い人だ」
「…」
「愛していたから仕方なく言うことを聞いたのか、私には当時のことはわかりませんが。…どんなに愛していても、母ちゃんの親戚にお金を借りたり、母ちゃんの名義で借金をするようなことは、やっぱり間違ってると思う。いくら夫婦でも、駄目だと思う。大人の事情ってやつがあるのかもしれませんが、私には正しく事が動いてるようには見えません。母ちゃんは優しい。でも、優しいだけでは、こういった状態を招いてしまう。親父が大元凶なことはもちろんだけど、今のこの状況を生み出したのは、母ちゃんのせいでもある、と思う。親不幸者って思われるかもしれないけど、そう思うんです。だって、母ちゃんの優しさと弱さは、こんなにももうまわりを周りを巻き込んでしまっている。」
ちゃんと見てる
「…」
「うまく言えないけれど、優しいだけじゃ駄目なんです。」
「…」
「…そんで、実はどこかでまだちょっとだけ親父に期待していた自分もいました。もしかして、娘に手を上げたことで、悔やんで、一から変わろう、な、っんて、思っ…て、くれたりしないかな、って」
「…」
今振り返るとわかる。
子どもはいつだって、どんな親にでも最後まで期待してしまうのだ。
「でも、もうこの人には本当に無理なんだって、諦める決心がつきました」
「…」
「20歳には、縁を、切ります。」
「…」
「親不孝者と思われるかもしれないけど、これ以上近くにいても、マイナスにしかなりません。全員にとって。」
「…」
ホステスさんが、静かに頷いた。
ホステスさんは、あの夜の一連の流れしか知らない。
私の家の家庭のことは話していないのに、私の話をちゃんと汲み取って理解してくれたようだった。
「1、全部同時に考えなくていいよ。お父さんのことも、お母さんのことも、自分のことも、周りのことも、お金のことも、全部がうまくまわることなんて、多分、話を聞いてる限りは無いみたいだから、全部を考えなくていいよ。今は、自分の心を考えてあげたら?がきんちょのくせに、全部がんばろうとしてナマイキ。ふふ。もっといーやーだーって泣いてもいいんだよ。」
「~~~っううう、~~うっ、ううううぅ」
歯食いしばってぼろんぼろん涙流した。
ホステスさんは抱きしめてくれた。
ホステスさんは仕事だったはずなんだけど、休んで、ずっと抱きしめて一緒に寝てくれた。
もう、本当にありがとうとしか、言えない。
なんとなくだけど、ホステスさんには似たようなものを感じていたから、ホステスさんも複雑な家庭があるのかもしれないなぁと思った。
ホステスさんは連絡先を教えてくれて、
「もし、いざとなって連絡先がわからないときは、○○の●●●ってところで働いてるから、最悪携帯壊れたりして番号わからなくなったら、そこに電話しなさい。ネットで調べたら番号出てくるから。」
「あの、ホステスさん。ありがとうございました…こんなによくしてもらって。本当に、ありがとうございました。」
「また、遊びにおいで!」
満面の笑みで、ホステスさんは笑ってくれた。
そうして私は家に帰った。
と、満面の笑顔で言ってくれた。
ちょww
>>と、満面の笑顔で言ってくれた。
はただの消し忘れ。スマソ
1様は今は幸せと言う解釈で宜しいのでしょうか?
ごめんまだまだ続くw
ちょっと待って、さすがに目が痛い。
ペースは落ちるかもしれないが、今書かないとだめだから、ゆっくり目に書くけどすまん。
この話は高校2年生だけど、2010年の3月10日まで話は続くんだ。
>>123
ゆっくりと無理しない程度に1のペースで書けばいい
最後までしっかり見届けるぞ
頑張ってください
夜更かしは美容の大敵ともいいますしあくまで参考までに
>>128
おい縁起でもないことゆーな
家に帰ると親父はいなかった。
母ちゃんがぽつんとリビングに頷いて座っていた。
「母ちゃん、心配かけてごめんなさい。」
「無事でよかったよ。母ちゃんもごめんね…」
10日以上もどこにいたのか聞かれたけど、未成年家出少女を匿ってくれていたホステスさんのもしものことを考えて、もちろん誤魔化した。
友達の家一日おきに渡り歩いてたとか言って誤魔化した。
母ちゃんには嘘はバレバレだったかもしれんが、あんまり深くは突っ込んでこなかった。
「ねぇ、母ちゃん。母ちゃんは、親父のことが好きなの?」
「それは、ないよ。気持ちは、もうとっくにない。あんたのことだけは大事。将来のこと考えて、別れたいよ。」
「借金はいくらあるの?」
「…いっぱい」
何回も聞き出して、利子しか減らない借金が何百万単位であると予想された。
「それ、今のペースで生きてるうちに返せるの?」
「まぁ…どうにかなるんじゃないかな」
なんでだよwwwwwなんねーだろどうみてもwwww
母ちゃんはいつもそうなんだからww
ポジティブに考えるのと、楽観的過ぎるのは違うんだからね!!
「自己破産しないの?」
母ちゃんは、10何年かでちょっとずつ減ってきたので、なるべくなら自己破産はリスク高いからしたくないみたいだった。
そこには、おそらく私に迷惑がかかることを一番に心配しているように見えた。
「よし、二人でがんばろう」
「がんばろうね、1。ありがとう」
その時を境に、親父は私に対して普段無視するようになった。
昔と違って酔って暴れる時、私にも暴力を振るうようになった。
家での時程ひどくはないけれど、それでもきつかった。
受験勉強と、20歳になったら家を出る時に使うお金を貯金出来るようにバイトも増やした。
学費や生活費もあるから、本当コツコツとしかたまらなかったけど、増えてく数字見ると幸せな気持ちになった。
彼氏とは、あれからうまくいかず、結局別れてしまった。
親父に殴られるようになった日々の中で、弱音を吐ける所は彼氏しかいなかったんだけど、彼氏は何も出来ない自分に焦れったさを感じてるようだった。
私も、最低なことに、たまに八つ当たりしてしまっていたし、もうどうにもうまくいかなくなって、別れを切り出した。
彼氏は同じ高校だったんだけど、別れてからしばらく経った後、学校に来なくなっていたことを知った。
忙しい生活の中で、クラスが遠かった私は全然気づかなかった。
連絡してみても、いつのまにか番号が変わってしまっていた。
なんだか嫌な予感がざわざわとして、元彼を探した。
友達も全員居場所を知らず、でも学校に来なくなる前にかなり様子が変だったことを教えてくれた。
心此処にあらず、のような状態だったらしい。
途方にくれて、昔よく2人で遊んだ場所を探してみた。
駅の近くで見つけた元彼は、人が変わったように、髪の毛を染め、ピアスを開けて、バイク集団の中にいた。
怖くて近づくのは勇気がいったけれど、今逃してしまったら絶対駄目な気がして、その中に入っていって、おそるそおそる呼びかけた。
「元彼…」
私を見上げた元彼の目は、前のものとはまったく違っていて、なんだか濁ったような、生気の無い目をしていた。
「あぁ、…1か」
こないだまでの姿は、もうない。
そのバイク集団の中から無理やり引っぱって、少し離れたとこに連れて行った。
「元彼、どういうこと?ずっと学校にも来てないって本当??」
「はは、気づきもしなかったのか」
「なんであの人達と一緒にいるの?」
「楽だから」
「こんなに染めてる髪の毛じゃ学校来れないよ!」
「もう別に行く気無いから」
「なんっ…「1、あいかわらず痣すごいね。」
ぺろっと上着を捲って確認すると、元彼はどこを見ているかわからない顔に戻った。
「俺、ずっとお前の親父が憎かった。」
「…」
「いつも苦しさに歪んでるお前見てるのが、辛かった。
何も出来ない自分に、腹がたってた。たとえばさ、ずーっと付き合ったとして、将来幸せにしてあげることは出来たかもしれない。でも、今現在苦しんでる1を、俺の今の立場じゃどうともしてやれないのが歯がゆかった」
「お前が家出したとき、言ったよね。“殺してきてやる”って。あれ、止められなかったらバットで本当に半殺しにしてたと思う。
だって、俺に今出来ることって、傍にいてあげることと、話を聞くことと、暴力し返す選択肢を与えてあげること以外に無いんだもん。お前は、そのどれでもすぐに救ってやることは出来ない」
「そしたら、ずっとそれで悩んでたら、お前から別れを言われた後、なんかぷつんって糸が切れちゃったみたいな気がしたんだよね
だらんだらんに伸びきっちゃったみたいなさ。だから、俺は逃避したの。こいつらといると、楽なんだよ。でも、お前のせいじゃないから。決めたのは俺だから、自分のせいだとかは思わないで。守ってやれなくてごめんな」
「幸せにしてあげれなくてごめん。いつか、ちゃんと、幸せになってくれよ。」
ぽんと頭をなでて、元彼は仲間の所へ戻っていった。
すぐに、言葉が飲みこめなくて、理解するのに時間がかかって、その場に立ち尽くしてしまう。
元彼も、いつの間にか、飲み込まれてしまっていたのだ。
私の、せいで。
その日どうやって帰ったかまるで覚えていない。
確実にその日から、視界が曇ったような、思考が止まったようなまま毎日生活をした。
しばらくは、感情が無くなってしまったかのようだった。
淡々と毎日を過ごしてく中で、バイトの給料日の次の次の日、お金をおろそうとしたら、残金がほぼ0になっていた。
私は、一つしか口座を持っていない。
貯金用もバイトの給料用も一緒にしていた。
カードと通帳は、普段持ち歩かない。
心当たりが、あった。
家に帰ると、真っ先に親父の部屋に行った。
「お父さん、私のお金、知ってるよね?」
こっちをチラッと見ると、馬鹿にするかのように
「知るわけねぇだろ」と言った。
「そう。なら思い違いかな。窃盗事件で被害届出して来る。ちなみに、家族間であても、窃盗って成立するから。」
ガ ン ッ
「てめぇ誰に口聞いてんだ!?金くれぇいいだろーが!生意気に隠して持ってやがって!!誰に養われてると思ってんだこの糞ガキ!!!!」
拳で、殴られた。
その日は特にもう痛みとか感じなかった。
やっぱり金を取ったのは親父か。
そんでパチンコに使ったのか。
そこにパチンコ屋さんの景品つまった袋あるもんね?
こいつは、疫病神だ、蛭だ、ハイエナだ。
またそんなことを考えながら、怒りがおさまるのを待った。
(※書き忘れてたかもしれませんが、親父はギャンブラーです。雀荘経営してたことは書きましたが、競馬・競輪・麻雀・パチンコなんでも好き。)
コツコツためた、お金。
今月のバイト代。
…元彼が最後に、話していた、こと。
母ちゃん。
こいつは、人間じゃないんだ。
私の全てをぐしゃぐしゃにしていく。
ころ、して、やりた、い。
【俺が、殺してきてやるよ】
頭の中に、元彼のあの時の顔が浮かんだ。
傍にあった親父の灰皿を掴み、頭めがけて思いっきり殴った。
親父の灰皿はガラスの分厚いやつだった。
懐かしいあの鈍い鈍い音がして、親父はうぐうぅと呻いた。
舞い散る大量の灰。
落ちる吸殻。
でも意外に、漫画みたいにぐしゃってなったりはしなかった。
思いっきりやったつもりだったんだけど、もしかしたら首を絞められてる体制からやったから、無理があったのかもしれない。
女の力だとこんなものなのかもしれない。
すごく嫌な感触が、手に響いた。
呻きながらこちらに手を伸ばしてきたので、もう一回、狙いを定めて、灰皿で殴った。
くぐもった音がした。
親父は完全に気を失ってはいなかったが、小さい声で呻き続けていた。
なんか意外に冷静な自分がいた。
瞬時に色々考えて、泣きながら119番に電話した。
うまくやれうまくやれと思いながら、
「おっお父さんがっまた殴ってきて、首絞められたら、近くにあった物をぶつけちゃいました。お父さんがああああぁっ」っ大泣しながら言った。
救急車きて、搬送。
私も怪我をしていたので、一緒に連れて行かれた。
バッグにあるファイルを入れて、病院へ向かった。
詳しく説明してくださいと言われたので、なるべく、被害者に見えるように、かよわい子どもを演じた。
痣が見えるように、服をずらして、
「それ、どうしたの?」って話題に持っていけるようにした。
これを逃したら、絶対次は無い。
うまくやれ、うまくやれと念じながら。
「実は、痣のことを聞かれた時のために、本当のこと言ってるって信じてほしくて、これを持ってきたんです。」
と、医師にファイルを渡した。
ファイルの中身は、家出の時からの、殴られた後の写真と、それに関する日記だった。
母ちゃんが泣きながらやってきた。
警察もやってきた。
事件性アリで通報されたんだろう。
かまわないよ、それを望んだんだし。
私も、父親に対する障害?で捕まるのか、正当防衛になるのか、この時の私では予想がつかなかった。
でも、的確に、自分に有利になるように言わなければと、緊張した。
私も怪我人だったので、最初は病院で色々と聞かれた。
それがあっさりすぎるほどあっさりで、拍子抜けしたくらいだった。
最初から、灰皿で殴ったことは、防衛するためだという前提で話が進んだし、むしろ聞かれたのは、日ごろの親父のことだった。
ファイルは押収された。
親父は眠っていたのでまた後日らしかった。
色々総合すると、結局、昔から騒音で何度も警察を呼ばれていたことや、近隣の方から相談がよせられていたこと、
(多分、あの家DVなんじゃないかしらぁ~みたいな通報だと思う)、私に残っている真新しい傷と、日ごろの殴打の痣たち、そして、詳細に記していたあのファイル。
それらが決め手となり、私は特に捕まったりはしなかった。
正直、傷害で捕まることも覚悟していたので、ほっとした。
親父はしばらく入院だった。
こういうのには詳しくないから他の似たような事件の場合はどうなのかがよくわからないんだけど、結局、訴えますか?訴えませんか?って聞かれた。
え、訴えなかったら、親父捕まらないものなの?
と思ったけど、とりあえずこの場合はそうらしい。
訴えたところで、今の親父には金が無いし、正直どうでもよかった。
重要なのはそこではなく、私は、親父に“母ちゃんと別れること、母ちゃんの親戚に接触しないこと、私と母ちゃんに二度と接触しないこと。
用事がある場合は、弁護士経由で”これを守れるなら訴えないと言った。
破った場合は、今度こそ訴えて、逮捕してもらいます、と。
親父は年なのもあり、退院するまでに結構かかった。
ちょっと色々省くけれど、親父は何も言わずに条件を飲んだ。
ただ、一度だけ話があるとのことで、弁護士と一緒に話をした。
何を言い出すかと思えば、
「お前らのことなんてもう知らない。勝手にすればいい。…1、そういえばな、言ってなかったけどな、その女、お前の母親じゃないから。それでもその女と一緒に行くわけ?」
もうねwwwww
目がねwwwwスッポーンってね、飛び出たよw
( ゚д゚ )ポカーン
( ゚д゚ )ポカーン
( ゚д゚ )ポカーン
え、じゃあ育ての母親ってやつなのwww
なんかもう昼ドラすぎてイミワカンネwwwwwwww
母ちゃんも気まずそうな顔してた。
というより、私がどんな反応するか気になってるようだった。
「お前の生みの母親、3歳の時おまえ置いてどっか行った」
テラwwwwwテラ昼ドラwwww
王道ベタあざーっす!!
とかは後で考えようと思って、
「…だから、何。私にとって、母ちゃんは母ちゃんだけだから」と言った。
親父は舌打ちして、ペラペラと違う話を話し出した。
「俺の親父(私にとって父方の祖父)さ、俺のお袋(父方の祖母)以外にも家庭があったんだぜ。それ知ったのは中学1年生だったか?傷ついて、すげぇグレて、ふじこふじこふじこ」
と、何故か自分語りをしだしたw
弁護士が、関係ない話はちょっと…と制止して、その場は解散になったけど、
まぁなんか親父の自分語りの話纏めると、親父は5人兄弟。
祖父は全然家に帰ってこず、ある日いきなり愛人家庭があることが発覚したそうだ。
それに傷つく親父。
グレる。めっちゃグレる。
なんかいつの間にか裏の世界来ちゃったんだよねー(ミサワ風)
みたいなことらしい。
なんで最後にその話したかは知らないがwww
それを聞いて、悲しくなった。
同情したのではない。
あなたの恨んでる、祖父と同じようなことをしていることに、気付けなかったのか?
と、悲しくなった。
私と、同じような思いをしたことがあるなら、どうして、繰り返してしまったのかと。
“どうして、繰り返してしまったのか”と。
…私も、同じだ。
小学校から中学校にかけてのいじめ。他人への発散。
元彼を追い詰めてしまったこと。
形は違えど、私もこうやって、誰かを傷つけてしまった。
形は違えど、父と、一緒だ。
DVされた子は自分の子もDVしやすいって言うよね。
こういったものを繰り返さないためには、黒い意思に負けないためには、私はこれからどうしていけばいいんだろう。
答えがわかるのは、もう少し先の話。
帰り道、
「母ちゃん、さっきの話本当だよね?超びっくりしたんだけど、別に血が繋がってるとか繋がってないとか本当にどうでもいいっていうか…。ああそう、みたいな?wむしろ、今までありがとう。母ちゃんってすげーな」
「本当はね、20歳になったら言おうと思ってたの。騙してたわけじゃないんだけど、黙っててごめんね。でも、1は可愛いし、母ちゃんの娘だよ!」
「母ちゃん…」
ということで、詳しく聞くために、ご飯やさんに寄った。
お酒入ればシラフより簡単にしゃべるかと思ってw
母ちゃん。。
「母ちゃん、じゃあ子どもがいるのわかってて親父と付き合ったの??」
「急に知ったよ」
ハァ?( ゚д゚ )ポカーン
※このあたりから私もわかってきたのだが、母ちゃんはちょっとあほな部分があるので、注意して欲しい。
「はい?いや、ちょっと待って、最初から説明して。」
「最初ってどこからだろう…」
「わかる範囲で」
「父さん、若いころ結婚してたみたいだよ。10代で??だったかな」
「ハァ?( ゚д゚ )ポカーン」
「その人との子どももいたらしいよ」
「ハアァ?( ゚д゚ )ポカーン」
唐突過ぎてまじイミフwwwwwwwwwww
「でも、わりとすぐ離婚して、子どもは奥さんがひきとったんだって」
「あ、そう」
「それで、母ちゃんが19の時に知り合ったんだけど、(母ちゃんと親父はちょっと年の差ある)なんかねぇ、付き合ってるとき母ちゃんの家に突撃しに来た女の人とかいたよ」
「( ゚-゚ )」
「父さんいるんでしょー!!そこにいるのは知ってんのよ!ドンドンドン!!みたいな感じでね」
「( ゚-゚ )」
「いや…それ明らかに浮気っつーか、何股かしてるじゃん。その時点で別れなよ…駄目男じゃん。それ」
「あの頃は景気良くてねぇ、母ちゃんを面倒見てくれてたし、まぁ母ちゃんといないときのことはあんまりどうでもよかったwww」
「( ゚-゚ )」
「何年か付き合っててね、母ちゃんのほかにももう一人長い人いたみたいなんだけど、なんか後から聞いてわかったんだけど、その人との間に子ども出来て、また結婚しちゃったらしいよ」
「しちゃったらしいよって…、え、母ちゃんと別れなかったの?」
「母ちゃんはまったく知らなかった。今までどおり普通に会ってた。んで、その子どもっていうのが、1だよ」
「へ?」
「それで、3歳の時に急に父さんの家の前に1残して消えちゃったみたい。」
「しょーもねーな」
「んで、一緒に住んではいなかったみたいだし、急に子どもの世話とかどうしよう…ってなって、ちょっと俺実は子どもいたんだけど、面倒見てくんない?って。そこで初めて1に会ったんだよ。」
「え???ってなったんだけど、1の小さいころはね、すごく可愛くて、母ちゃんにも良い子にしてくれたんだよね。っていうか、人に預かられるのに慣れてるような子どもだった。それまでのママが迎えに来ると思ったのか、深夜まで頑張って起きてたんだけど、コテンって寝ちゃったの。かーわいーったらありゃしない。大人の事情で可哀相だな、守ってあげないとなぁって母ちゃん思ったんだよね。後から聞いた話だけど、本当のママは自分の親戚に預けっぱなしにしてたりしてロクに面倒見なかったみたいだから。」
おいwwwwどうせそれ親父から聞いたんでしょww
親父もロクに面倒見てねーじゃんwwwwwww
本当勝手な生みの親達だよwwwww
展開がドロドロ恋愛ドラマみたいでついていけねーよwwwww
こうやって文字にしてると、余計実感してくるwwww
なんですか?
つまりこういうことですか???
自分が付き合っていた男が、他の女とも付き合っていて、そっちに子どもできたから結婚したと。
そしてそれらを隠されていたと。
これってええwwwwwwwwwwwwwww
完全に愛人ポジじゃないっすか
かああちゃああぁぁぁんん
え、薄々気がついてたけど、もしかして母ちゃんってあれなの?
ダメンズ好きだったの?Mだったの?
しかもwwwwwwww自分と同時期に付き合っていた女が産んだ子どもとか
絶対www無理wwwwかわいいと思うとかwwwむりぽwww
もし、ここに女性がいたら考えてみて欲しい。
あなたに彼氏がいて、その彼氏が他の女と同時進行してて、しかもそっちと結婚して、子ども置いてかれちゃったから面倒見て☆
とかwwwwwwwwwwwwwどんなギャグだよwwwwww
ぜったいwむりだよねーwwwwwwww
なんかこう、色んな意味で
>>184
…ほんと、いろんな意味でな…
人間として器のでかさに感動した
>>186
うん…すごい人なんだけどね、
母ちゃん…レヴェルが高すぎてわけわかめだよ
素直に尊敬した。私には無理だ…
>>189
わたしにも無理だなぁ…
>>190
まだ続くんだスマソ
追いついた
同情しかできんがよく頑張った
よく生きた
語ってくれ
見届けるから
>>191
いや、この場にいてくれたことが嬉しいよ。
頑張ったのかな…
必ずちゃんと終わらせる。
ありがとう。
半泣き そして
保守
>>204
つ ハンカチ
age
>>205
寝てたら地震来てびっくりしたよ
>>206
206も大丈夫?
未だに電話全然繋がりにくいんだけど、
これみんなも?
関東すらめっちゃ揺れたぞ、>>1のところもみんなのところもだいじょうぶか
つかまたゆれてるし
ひとまず一旦お疲れさん
なんつーか、やっぱり母ちゃんって最強だよな・・・。
割と序盤からROMってきたが最後まで見届けたい。
ゆっくり休んでね。
つこんがり肉
お前の話だな
世の中当たりをつかむ人が居たらその分ハズレをつかむ人が居るんだよな
うまくできてるよねー(^∇^)
>>215
この年になってわかるよ。
世の中平等にスタートダッシュが
出来てるようにはなってないもんね。
やっと追いついた>>1は大丈夫かな?
>>216
ありがとう!部屋荒れたけど、怪我はしてないよー
もしかして地震に巻き込まれたんじゃ…
安否が気になる
早く戻ってきてくれ
>>217
地震直撃地付近ではないから大丈夫!
ありがとう!
母ちゃんは私を育てると決めた時、やっぱり母ちゃんの親戚達にも反対されたそうだ。
(周りの人からしたらそりゃ反対するよね)
でも、きっぱり
「この子は私の子どもです」と。
…母ちゃん。
母ちゃん方の親戚は皆優しかったよ。
いじわるされたこととかもないし、姪として皆普通に扱ってくれてた。
親父側の親戚には私と母ちゃんはさんざんいびられてたけどw
そこからは慌しかった。
私はその家に恐怖のイメージがついてしまっていたので、一刻も早く引っ越したかった。
(こちらの居場所を悟られたくないので、話し合いでこちらが引っ越すことになっていた)
ただ、引越し代が無い。
母ちゃんは金融機関からはもうお金を借りられなかったので、なんとか持っているものを売り払って極少数の荷物にした。
あれから定期的に連絡を取ったりたまに会ったりしていたホステスさんが、足りない分を貸してくれた。
親父を見て育った私は、誰かからお金を借りるという行為に罪悪感を感じていたけれど、
「1は、ちゃんとそういうことにきっちりしてるから大丈夫。大人になったら、飲みに行こうよ。おごってねw」と笑ってくれた。
強い煙草の匂い。
響く怒鳴り声。
暴れた跡で所々破損してる壁。
怯えたあの日々。
殴られた記憶が色濃く残る、吐き気のするこの場所。
なんの、未練もない。
親父が入院している間に全部済ませ、親父と母ちゃんと住んでいたこの家を後にした。
私は、勝ち取ったんだ。
ずっとずっと憧れていた自由を。
次に私に待っていたのは金銭問題だった。
この頃ようやく高校3年生になったくらいだったかな、確か。
私にとって高校2年生の1年間はとてつもなく長い1年だった。
そして、良いことも悪いこともたくさん起きた激動の1年だった。
母ちゃんと住み始めたアパートは、広くもないし古いけど、私にとっては天国だった。
だって、安心して眠れる!
家の中で自由に出来る!
怯えなくてすむ!
“安心できる家”という場所が、こんなにも泣ける程嬉しいもので、苦しくなるくらい欲しい物だったんだって、しばらくは嬉しさの興奮でずっとハイテンションだった。
母ちゃんのごはん美味しい。
母ちゃんがいつもテキパキ家事やってくれる。
私も、それを手伝う。
2人で、笑う。
もう、本当に幸せだった。
しばらくの間はとても穏やかだった。
けど、我が家の経済状況は逼迫していた。
母ちゃんの給料と私のバイト代じゃ、返済と生活費はまかなえなかった。
私がバイトかけもちしてどんなに働いたって、高校生だと月に10万弱が限界だった。
しばらくそれどころじゃなかったので、進路も真剣には考えていなかったが、もういい加減決めなくてはいけなかった。
このまま受験まで手を抜かず勉強続けたら、自分の希望通りの大学へ行けるだろうと担任に言われた。
自分の中で、迷った。
10円・1円を惜しむ生活をしている
この逼迫した経済状況の中で、高校3年生~大学4年生の5年間、どうやって生活していけばいいんだろうって。
奨学金だってあるぞ、と担任に言われたので調べてみたけれど、普通の奨学金でどうにかなるレベルの生活状況ではなかった。
なんかべらぼーーーに頭良いとさ、大学側から
「ぜひうちの大学来てください、学費等無料にしますので」なんてこともあるみたいだけど、私が今からそのレベルになるのは難しかった。
逆に、母ちゃんの借金を減らす方法を調べた。
母ちゃんの借金の大半は、金融機関(サラ金。それでも各社限度額いっぱい)から借りたお金ではなく、人から借りたお金だった。
金融機関の借金は、利息のみひたすら払い続けて元金はだいぶ減ってるはずのものもあったので、それはこれからそういう案件に特化した弁護士に相談に行くことにした。
過払い請求は、遡れるのはおおよそ10年程みたいだったけれど、調べた限りでは、おそらく弁護士に払う費用を差し引いても金融機関の借金はそこそこ減るだろう。
元金が減れば利息だって減るしね。
問題は、人から借りたお金が大半な為、それ以上減らすのが難しいということ。
安くやってもらえる
>>229
知らなかった。
情弱自分乙w
色々悩んだけれど、やる気があれば大学にはいつだっていける、今はとにかく母ちゃんの金銭問題をなんとかすべきだと思い、進学はしないことにした。
受験しないのであればもっとバイトだって出来るし、3年の後半からはほとんど学校に来なくてよくなる。
もう半年ばかり苦しい生活させちゃうけど、がんばってくれ母ちゃん。
そう言ったら母ちゃんは泣いた。
中学生の頃、母ちゃんが笑わなくなっていたのを思い出すと、今でも私はじゅうぶん幸せだ、だからこれでいいんだ、と自分を納得させた。
防衛大学校は給与出るぞ
>>231
そうだね。
頑張ったら道はもっとあったね。
スマソ
この先しばらくは、わりかし省いても大丈夫なところなので、大事なところになるまで大まかに書きます。
とにかく、バイト三昧の日々だった。
就職はしないと決めていた。
卒業したらやると決めていたことのために、勉強始めつつも、ひたすらバイトしてるうちに、無事に高校は卒業した。
母ちゃんと二人なら、今までの人生が嘘みたいに緩やかに日々は流れていった。
あまり詳しくは書くのは控えておくけれど、母ちゃんの借金はなんと1000万を超えていた。
当時の私には途方も無い数字で、とにかくひたすら早く返したかった。
私は、ホステスさんと同じ業界に行き、がむしゃらに働いた。
この業界に来ることで例え自分の未来の選択肢が狭まろうとも、何十年もこの状態から抜け出せないのは絶対に嫌だった。
ある程度まとまったお金が出来ると、卒業前に勉強していたFXにつっこみ、低レバでちまちま増やす、ということをやっていた。
今考えても超無謀だと思う。
今なら怖くてFXは出来ない。
チキンだったのが幸いしたのか、高いレバレッジにしなかったため、大きな利益を生み出すことはなかったが、順調にお金は増えていった。
そんな生活を、気づいたら2年続けていた。
こういう業界は、努力すれば、入るお金はかなり変わる。いつの間に2年も経ったんだというくらい、忙殺されながらその2年は過ごしていた。
飲んで、吐いて、笑って、人間の欲望ばかりがストレートに見える、そんな濁流の世界でなんとか自分を保てたのは、“母ちゃんみたいにずっと借金漬けの人生になりたくない”という思いだった。
母ちゃんを支えたいという思いから、いつの間にか母ちゃんみたいになりたくない、に摩り替わってしまってしまっていた。
「携帯代は親に払ってもらってるんだー」
「うちのママ、来月旅行あるからお金ちょうだいって言ってるのにくれないのwいじわるーww」
「頼めば小遣いもらえるよ?」
そんな、同年代の金銭事情を耳にすると、醜すぎる気持ちが湧き上がるようになってしまった。
同年代で、普通に大学行ってる子達を見ては、羨ましさと妬ましさとコンプレックスと憧れでぐしゃぐしゃの気持ちになった。
母ちゃんのこと大好きなのに。
母ちゃんは優しいのに。
母ちゃんは立派なのに。
…心のどこかで、いつのまにか、この状況を呪うようになってしまった。
同年代の子達に嫉妬する自分が醜くて嫌だった。
恵まれない状況で頑張ってる子だってごまんといるのに、自分より上を見ては、ただただ妬んだ。
2年半が経ったころ、ようやく借金はほぼなくなってきていた。
憔悴しきってる頭で、長かった…と安堵していたが、親父側の親戚から連絡が来た。
親父が死んだと。
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