Aちゃんは担任に酷い嫌がらせをされていた。私「大丈夫？」A「大丈夫。もうそろそろだから」→担任が亡くなった…

長文失礼。高校の頃の同級生、Ａちゃんにまつわるほんのり話。

担任（女）が成績の良い生徒には優しく、悪い生徒には冷たい典型的な学歴コンプのえこひいき先生だった。

中でもＡちゃんというクラス一の落ちこぼれの子に対する態度が酷かった。

それが余計奴の癇に障ったようで、Ａちゃんはたびたび無視や嫌味などの嫌がらせをされていた。

その後もＡちゃんに対する担任の嫌がらせは続いたが、ついに卒業を迎え、卒業後にクラス会を開くことになった。

Ａちゃんは家の都合で都内には行けず、地元の国立大学に進んだ。

担任は席の端に座っている子から順番に一人ひとり近況を聞き、有名大学に進んだことを褒めまくった。

ただ、Ａちゃんの順番になっても担任はあからさまにスルー。

担任はなんと「あら？そんな人いたかしら？まさかいないわよねー、地元のイモ大学に進むような落ちこぼれなんて。場違いだし」と一言…

「そろそろって？」と聞く私に対し、Ａさんは「（私）ちゃんも（担任の）嫌がらせによく耐えて来たね。でももう大丈夫だから。」と言ってニコニコ笑うだけ。

ﾀﾋ因は脳溢血。発見されたときには既に手遅れの状態だったとのこと。

葬式の焼香に来たＡちゃんはうっすらと微笑んでるような顔をしていた。

Ａちゃんはこんなことを言った。

私ね、自分に向けられた悪意とか、厄とかをね、まとめてその相手に返す…っていうのかな？そういうことができるっぽいんだ」

Ａちゃん曰く、ちょっと嫌がらせされた場合に返すと相手にﾀﾋなない程度の災いが必ず返っていくらしい。

Ａちゃんは三年間（Ａちゃんは三年間担任が同じだった…）担任からの厄を溜め込み、それを卒業後に一気に返っていけ！と念じたらしい。

そう言ってＡちゃんは笑った。

以上ほんのりと怖かった体験談です。長文すみません。