ゲームはマザー2
俺がキャラクター設定して
後は親父にやらせてる。
主人公「俺の名前」
ポーラ「母の名前」
ジェフ「姉1」
プー「姉2」
プレイヤーは父の名前
こう設定した後、父親に説明書と一緒にカセットを渡したんだ。
ゲーム開始は2年程前だったか。
ゲームを渡すまでは
俺と父、全然会話しなかったなーほんと。
あることをきっかけに、父とコミュニケーションとってみようと思ったんだ
しかし、突然話そうと思っても会話が思いつかない。
それに恥ずかしかったし。
んで、色々考えてて
昔、誕生日のときに父にゲーム買ってもらったこと思い出したんだ。
マザー2買ってもらった当時、俺は小学生だった気がする。
押入れの中を必死で探して、旧型のスーファミ、見つけたんだよな。
なぜかこの時、わくわくしてたんだよね、俺20歳越えてるのに。
んでその日の夕方、家族で食事してるときに声かけてみたんだ
「あのさ・・・父さん」ってね、すごいどもりながら。
何年ぶりだっただろうな、俺から話しかけたのは。
CM好きだったわ
父はきっと俺のこと大好きなんだよ。
よく母から言われた。
お父さんがね、俺君の調子どうだ、とか、学校どうだって、聞いといてだって。って
よく母伝いに俺のこと気にかけてくれてたんだよね。
まー話さなくなったきっかけは割愛しよう。
長くなるし。
とりあえず、そんな父と会話がまったくなくなり、
数年ぶりに会話。
父、相当嬉しかったんだろうな。
寡黙な父が急に、
どんなゲームだ?ゲームはわしにもできるもんなのか?
体力必要か?
なんてわけ分からん質問までしてきたんだ。
正直嬉しかったな、父と久々に会話できて。
少し心配してたんだ、スルーされるんじゃないか、って。
父はいつもなら寝る前まで風呂に入らなかったんだが、
その日は飯もそこそこにすぐ風呂入ってた。
俺君、さっさと風呂入りなさい。
お湯が冷めてしまうよ、なんて言ってるんだよね。
はやくゲームがしたかったくせに。
いや、ゲームなんてどうでもよかったんだろうな、
きっと俺と、会話したかったんだ。
とかいいつつもそっこう風呂入りました。
内心すげーうれしくて、にやけてる顔見られるの恥ずかしかったんだ。
風呂から出ると父は待ってましたと言わんばかりに
テレビの前に向かっていったな。
テレビの前には座布団2枚置いてるんだよね。
それ見てる母も姉も嬉しそうに、こっち見てて
ちょっと恥ずかしかった記憶がある。
後で母に聞いたんだが、
父、俺が風呂入ってる間に
俺君はビール飲むのか?あいつの好きなお菓子とかないのか?
なんで用意してないんだ母さん、って
母に言ってたらしいよ。
懐かしい、ほんと懐かしい。
そんなこんなで父にゲームのやり方を教える俺。
まずは説明書読んで・・・って言ったら
もう説明書2回は読んだぞ!
なかなかわくわくする物語だな、みんなお人形みたいだ!
わしはお人形を動かすのか?
ってすげーまくしたててきた。
最初から飛ばしすぎなんだよ親父。
まだまだ夜は長いんだぜ。
なんでwwwwwwwwwwww
>>36
俺は息子に○○ちゃんって言うけどな。
息子の友達も○○ちゃんて言うし。
呼び方なんて人それぞれだろ。
>>36
実際は呼び捨てです。
便宜上、俺君にしただけです。すまない。
意見ありがとう。
父かわいいな
オチがついてからでいいから父親と話さなくなった経緯を聞きたい
>>46
では、後ほど。
意見ありがとう。
とりあえず早速ゲーム開始。
ポーキー嫌なやつだな、とか
ハエ喋ってる!いつの時代だ。
とかわけわからんこと言ってた気がする。
詳細は覚えてないから割愛するが、
戦闘がターン制ということもあり、序盤は難なく進めてたと思う。
その後、俺は課題もあり、一通りやり方説明して寝た。
ゲームやったことない親父だったから、
飽きられたらどうしよう、とか少し心配してた気がする。
その心配も次の日には杞憂であることが分かるんだが。
父はとある事情で仕事やめたんだよね、2週間くらい前に。
これが、コミュニケーション取ろうと思ったきっかけだったんだよね。
歳をとると涙腺が緩む