【昔を】みんなの馴れ初めをおしえて【思い出して】 その25
彼女は必死に俺と打ち解けようと色々な話をするんだが、俺はその子の言葉が分からない
それでも2人ずっとおしゃべりしてた夢を観たんだ
それが始まりだった
沖縄旅行の初日の夜だ
俺は沖縄は初めてだった
初日の夜から会社の同僚と酒飲んで歩いて、たまたま行ったキャバクラに同僚がハマり込んだ
俺は付き合いきれなくてなって、1人ホテルに帰った
そんな時に出会ったんだ
顔は柴崎コウそっくりだ
その時は暗くて、見た目はハタチくらいに見えたんだよなぁ
俺は酒も入ってたけど、その子のあまりに死にそうな顔をみて、あまりにも苦しそうなその子に声かけたんだよ
本当にこの世から消えてしまいそうな、なんかそんな感じのただならぬ雰囲気を感じたんだ
君は凄く可愛い、何があったのって
「貴方は何処から来たの?」
「どうして私に可愛いと?本当に?」
『可愛いのに可愛いと言ったら問題なの?』
『東京から社員旅行で来たよw、ちょうど会社の同僚と飲んでて、つまんなくなったから1人でホテルに帰るとこ
そうだ、ジュースでも奢るよ、何が飲みたい?
コーヒー飲む?』
「コーヒー飲めないさー、お茶なら飲める」
『ロイヤルミルクティーでいい?
俺は酔い覚ましにコーヒー飲むわ、君はこれから何処行くの?
時間あるなら、ちょっと話でもしない?
もし行きたいところがあるなら、連れてってあげる』
『お金とかは全部俺が出すから、そういう事は心配しないで
嫌なら帰っていいからさ
家までのタクシー代も出すよw』
こんな感じで、俺の泊まってるホテルの方へとことこ2人で歩き出したんだ
内地の人っぽくないさー、東京の人ってみんなお洒落で冷たい違う?」
俺がおじさん?
まあ28は、20ぐらいの子からしたらおじさんだよなぁw
お洒落じゃない?
まあ会社の旅行だし、TPOがあるだろ
そんな浮かれた感じに思われたくもない
冬の沖縄だし、なんか旅行で無理に弾けてるようなのは嫌だし
東京は冷たい?
まあそんなイメージなのかな
俺は下町の育ちだし、町内会とかも元気なおっちゃんやおばちゃんが多くて、みんな声かけてくれるような場所だけどなぁ
今まで住んでて人が冷たいだなんて思った事もない
「女の人に絶望してる顔してるさー
可哀想だからお話するよー」
女に絶望?
たしかに君に会う前に7年付き合って同棲してた彼女と半年前に別れたが、その彼女に酷い事されて別れたわけじゃない
そもそも君が凄く死にそうな暗い顔してたから、俺から声かけたんじゃねーかw
まあいいや
可愛い女の子と初めて来た場所で、なんか仲良く話せた事が素直に嬉しかった
冬の沖縄の夜は、内地に比べれば全然暖かい
その日は月も星も綺麗で、透き通るような空気の夜だったのもあって、本当に映画のワンシーンみたいな夜だった
酔いもあって、本当に心地の良い夜だった
雪とか、富士山とか見た事ある?』
「内地には修学旅行で行ったさー
雪は見た事あるよ、九州で見た、東京には行った事ないねー、名古屋はある、富士山は見た事ない」
『富士山は大きいよ、そうかー東京には行った事ないんだね』
そんな話をとりとめなくしながら、自分が泊まってるホテルに向かって歩き出したんだが….
あんまり月と星が綺麗だから、港に行きたくなったんだよね
星空と、海が2人で観たくなった
東京湾の星空なんて月以外に少し星が見えるだけで、夜景は確かに綺麗だし見事だけど、その灯全てに人間がいるなんてのはちょっと冷める
せっかく南の島に来たのだし、可愛い女の子と初日で出会えてこうやって歩いているのだし、泊まってるホテルから港なんて歩いて5分くらいの場所だしで、港に向かって2人で歩き出したんだ
『おいおい、初対面だよ、君の車にいきなり乗るっておいw
しかも俺酔ってんだよw
危ないだろw
港まで歩いてちょっとだし、良いじゃん』
「車を留めてるところすぐそこし、おじさん変な人けど悪い事しないでしょ?
会社の旅行で悪いこと出来ないさー
港じゃ灯も多いし、月と星空と海が観たいんでしょ?
連れてってあげようねー」
沖縄の女の子はグイグイ来るなーなんて思ってwまあ俺も酔ってるし、これでなんか変な所に連れてかれてもしょうが無いなーなんて思いながら、まあ折角の申し出だし、なんか女の子にそこまでされるのも嬉しいし、そのままその子の車に乗ったんだ
その時に8歳の頃夢を思い出したんだよね
いきなり思い出した
すっかり忘れてたんだけどw
その子と話して車に乗る瞬間に、思い出したんだ
「28?本当に28なの?50歳ぐらいに見えるさー28だなんて絶対嘘」
50!
俺ってそんな風に見えてんのw
まあでも暗がりだし、しょーがねーかw
いやでも20代相応だと思うけどなぁ
いつも会社や仕事先では20代前半に見られてるのが逆にコンプレックスだったし、50だなんて今まで他人に言われた事ないよw
『君は20ちょうどくらいだから、すごく上の人に見えるんだろうけどw』
「20?20に見えるの!嘘でしょ!
おじさんは嘘つくのー?わったーもうすぐ27よ」
『はい?歳1つしか変わらないの!嘘でしょ?どうみても20くらいにしか見えないけど?』
なにコレ
なんかもう2人で笑えてきて笑えてきてw
そんな感じで車内で打ち解けながらその子の言う星空と海が綺麗な秘密の場所とやらに向かって行ったんだが…..
車に乗って15分くらいした後、その子が急に真面目な顔して不思議な事を言うんだ
ねえ、小さい頃に夢を見た事あるかって
砂浜の流木の上で、歳の同じくらいの男の子と、海の話や船の話や家族の話をする夢をみたと
そしてその男の子がこう言ったと
君の夢は僕だけが叶えるよと
不思議な話だ
でも俺もそう言う事を夢の中で行った覚えがあるんだよなぁ
僕が迎えに行くとか、君の夢を叶えるとか
不思議な話だ
車を止めて、ほんの少しだけ藪を越えて、本当に歩いて1分ぐらいの場所に其処はあった
本当に夢で見た景色のまんま
月が消えて人工衛星すら見える満天の星空と、流れ着いた流木と白い砂浜と、星明かりに照らされた赤いハイビスカスの夢でみた場所が、そこにあったんだ
夢や運命なんて信じないと思ってたんだけどなぁw
その時に出会った女の子がウチの家内です
沖縄に来て、その子と出会ってたった1時間くらいでしたが、それで結婚を決めました
そんな話です
今の俺はマグロ船の船長をしています
子供も3人、本当に可愛い子供達にも恵まれました
島の家族に囲まれて、本当にNHKのテレビ小説の登場人物なんじゃないかと思うくらい、ドラマチックな毎日です
本当に幸せです
観光で来てた内地の酔っ払いに絡まれて逃げて嫌な思いをしたその直後に、たまたま俺と出会った
ただそれだけなんだ
俺も酔っ払いだったんだがなぁw
ただ旅行先のキャバクラで調子の良い事言い回る同僚と、お金に群がる女の子達みて反吐吐きそうな気分になって、店から出てサラリーマンなんて馬鹿馬鹿しいなと思ってた、ただそれだけの偶然
同じ夢を同じ頃に観たのも偶然
同じ景色を観たのも偶然
家内は沖縄の漁師の5人姉妹長女で
うみんちゅに認めて貰うのは本当に大変だったけど、だけど頑張ればすぐだった
苗字も違うのに勝手に向こうの親が後継者で届け出してw
本当に笑ってしまうよw
偶然がここまで重なったら、運命を信じて突き進むしかないじゃないw
長女の誕生日が死んだ親父の誕生日と同じなのも、ウチの家内が結婚前に東京の実家に初めて挨拶きた時に降った雪が、ウチの家内が初めて触った雪だったのも偶然
亡くなった祖母が癌で死ぬほんの最期の調子の良い時に、沖縄の俺の為に結婚式に来れたのも偶然だし
ただその偶然がこれだけ続くと、運命を感じるよ
結婚して本当に良かったし、これからも子供達がこの世界で素晴らしい奇跡や運命としか言えない偶然を大切にしてくれたら、それでもう親としては充分です
「第一部 完」じゃない事を祈る
さすがに長すぎて疲れた
>>546
短くすると旅行先でナンパして結婚しただけの話だからw
でも読んでくれて本当にありがとう
>>550
長かったり短かったり、極端だなw
とりあえず乙
俺も予知夢は経験あるから面白く読めたんだが、嫁をお持ち帰りした話とかをkwskすると長くなりそうなので躊躇している
>>552
自分は夢見たら九割は正夢になる。
でも糞も役にたたない。
意味の無いシーンを夢に見るんだ。
例えばだけど。
北海道南西沖地震では地震で眼が覚めて一階に降りると醤油がこぼれてたんだが、その醤油を片付けるシーンだけを夢で見てた。
東日本大震災の時も地震そのものじゃなくて航空自衛隊のDVDで震災時の活動を紹介していてその戦闘機の離陸シーンだけを夢で見た。
>>554
俺もそんな感じ
夢で見るのは、まるで役に立たない平凡な日常の一瞬だけ
たまに動画みたいな夢が正夢になる時に、『会話の相手が喋ろうとする言葉』を先に言ういたずらをしたりする
驚く相手には悪いと思うが、やめられないww
>>549
君達は夢人だったんだね。
>>556
うーんちょっと違うかもしれないかなぁ
これはちょっと裏話というかなんというか
俺の出身は元々は鹿児島の武家なんだ
戦後に祖父母が鹿児島から東京に移り住んだ人間なんだよね
うちの家内は沖縄で、元々は人買いに売られた人達の末裔なんだ
もしかしたらなんだが、俺と家内のご先祖様が、明治の世の小さな頃に逢って2人が約束してたのかもしれない
明治か、それとも慶長か
ハイビスカスはブッソウゲで、内地に渡来した記録が慶長にあるので
もしかしたらお互いのご先祖様の遠い約束が実を結んだんじゃ無いのかなぁと
・新幹線でおばさんに「席を譲っていただいてもいいですか」って言われたんだが…
・彼女に「食べ物を粗末にするのは嫌いだ」という話をすると次の食事では食べきってくれた。が、ドン引きした…
・義弟嫁から妙に警戒されてると思ってたら、私が母子家庭で育ったのが原因だった。
・今は亡き芸術家の祖父から絵を贈られた。美術館の職員「絵を見せて欲しい」私「落書きしちゃったので…」職員「!?(激怒)」
・匂わせ女との名高い元アナを一般人にしてまで結婚する二宮くんスゲエなって思った。
・夕食時、嫁がいきなりテーブルをガタガタ揺らしてきた。俺「なんだよ」嫁「サプライズ」数十秒後…
・年末の大掃除をしてたら彼が出掛けようとしたのでさすがに止めた。彼「そーいうの察してちゃんって言うんだよ?」
・従兄が料理上手なA子に張り合って「俺の彼女が弁当作ってくるからA子も作って来いよw」と宣戦布告。当日…
・俺「離婚はしたくない」嫁「離婚は嫌」子供達「お願い!離婚して!」→何これ。こんな特殊な例ってありうるの?
・親を「パパママ」呼びしていた夫が「父さん母さん」呼びに切り替えた。義兄「何スカしてんだよ~大人ぶってw」
・うちの子(小1)が食事のマナーが悪い義兄嫁に「お椀は持ちましょう、だよ!」「ご飯ついてるよ!」と指摘して怒らせてしまった…
・嫁が賞味期限が過ぎて腐ってるような材料で作った炒飯と中華スープを出してきた。俺「旨い!凄いね」嫁(泣)
・嫁が双子を妊娠したんだが、片方だけ堕ろすことってできる?
・親を「パパママ」呼びしていた夫が「父さん母さん」呼びに切り替えた。義兄「何スカしてんだよ~大人ぶってw」
・台風上陸と言われた日も通常営業したんだが、「従業員の命より売上なのか!」と噛み付かれた。
・親父の葬式の日、絶縁状態の兄が帰ってきた。「お前らは地に落ちる。これが俺の復讐だ。ざまぁみろ」
引用元: http://mao.5ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1559924976/
寝言は寝て言え
見ず知らずの人に君は凄く可愛い、て話しかけたのが本当ならキモすぎるだろ。
読めないわけじゃないけど読みにくい
こういうキモオタの妄想自己満文は怖いもの見たさでたまに読む
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