949: 2007/06/27(水) 22:49:22 ID:hZHSXV1w0
小学校のころ、俺はハムスターを飼っていた。
はじめはペットショップで買った2匹だけだったが、しばらくすると、
子供が産まれ一気にハムの大家族ができた。
一人っ子の俺はそれをうれしく思っていたが、さすがに世話が大変で
大家族生活は永くは続けられず友達や母親の知り合いなどに徐々に
引き取られていったが、親ハムと最後に産まれた兄弟ハムの4匹が残った。
親ハムも人に慣れたが、我が家で生まれた2代目達はさすがというか
人に全く動じず、また部屋中を遊び場にしていた。
(ハムを飼ったことのある人ならわかると思うが、ハムは小屋を上手に
脱出し、そしてまた戻ってくる。押入の奥などに秘密基地を作る
みたいで、餌の減りが早いなと思ったらそこに隠してたりする。)
その末っ子ハムに「プチ」と名付けたのがいて、このプチがことのほか
人に慣れていた。おとなしく抱っこもされれば肩乗りもする、寒い時は
手の中で寝てしまうほどだった。そのまま、そぅーと枕元に置いて、
ハムと添い寝も出来た。(起きれば勝手に小屋に帰っていった)
ハムにしてみれば人間なんて怪物そのものなのに、信じきってくれる
ことが本当にうれしかった。
でもやはり小動物。悲しいことに寿命がとても短かった。
ハムと一緒の生活が2年も経つと、1匹、また1匹と去っていった。
そして最後に残ったのがプチだった。
プチのためにまたペットショップで仲間を買おうかとも思ったが、
今までのハム一家への情が強かったので新しいハムが加わることの
違和感が拭えず、結局プチとだけで過ごすことにした。
でもハムは元来単独生活なので、プチ自身の様子は変わらず、俺も
ハム一家への愛情をプチだけに集約ししばらくは仲良く過ごすこと
ができた。
だがついにプチにもその時が訪れた。
小動物は極力弱みを露わにしないらしい。プチの変化に気づき病院に
連れて行った時はすでに手遅れだった。
それからしばらくすると、プチは硬い餌が食べられなくなり、小屋を
出て散歩をすることもしなくなった。
一日のほとんどを寝てすごすようになったが、それでもハムの
律儀さでトイレだけはきちんと決まった場所まで行ってすませていた。
俺は見守る事しかできない自分の無力さが本当に悲しかった。
もう、肩に乗せることも髪の毛にじゃれることもない。
ただ小屋を眺めるだけの日々が続いた。
そんなある日の明け方。
寝ていた俺は、髪の毛をこちょこちょくすぐられる感覚をおぼえた。
寝返りをしてうつぶせになり頭の上を見ると、プチがいた。
プチは一心不乱に毛繕いをしていた。
きれい好きのハムはみんな毛繕いを丁寧にするが、この時のプチはかなり
長くやっていた。
そしてようやく満足したのか、毛繕いをやめ俺に顔を向けて、ちょこんと
“気をつけ”のポーズをとった。
その表情は元気な頃の活き活きとしたものだった。
プチはじっと俺を見ていたが、やがてもごもご口のまわりをさわり、
ほお袋からひまわりの種をひとつ取り出すと俺の前にポテっとおいた。
「プチ、元気になったの?」
俺が話しかけると、プチはクルっと向きを変えて、トコトコ部屋を出て行った。
「待って、待ってよ」
俺はプチを追いかけようとしたが、なぜか体がついていかず追いかけることが
できなかった。
「プチ、プチ・・・」
俺は自分の声で目がさめた。今のは夢?あまりにはっきりした光景に混乱した。
「プチ!」
ハッとして枕の上を見ると、本当にひまわりの種がひとつ置いてあった。
俺はもしやの期待を胸に急いでとなりのプチの小屋の前に行った。
まさか具合が良くなったのか!?
でもやっぱり奇跡はおきてはいなかった。
プチは寝床から少し出た所で丸くなっていた。
そして、その体はすでに冷たかった。
プチの最後の挨拶だったのかな。でもあのひまわりの種は?
とはいえ、人間で言えば幼稚園児の年長さんくらいだけどw
大抵の場合は可愛がってくれる飼い主さんともちゃんと関係を作る前に、
やっぱり小動物だから死んじゃうんだけどwそれでも犬さんや猫さんとの関係に近いのを作る事は出来る。
仲良く出来たんだね、うらやましいよ。
そして時々思い出してあげればそのプチも喜ぶと思うんだ。
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引用元: https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1168781876/
文章力も高く、悲しくもとても良い話でした。
いやハムスターはそんな頭良くない
個体差かな?人間でも頭良いのと悪いのとでは、同じ種族か?ってくらい違うからな