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【後編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww

【後編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww
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【後編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww

【前編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww
【後編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww
【完結編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww

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190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:14:07.56 ID:4QDc0c6v0

小学校は普通小学校に入学をした。 
障害者に対するある程度の理解と内容があったからだった。 
それに将来的に「ろう者」と位置づけられるか
「難聴者」と位置づけられるかは今のところどの小学校に通ったかで分類されてしまうらしい。 
これは母親の意向が大きかった。 

小学校に入学。
低学年1~3年までは学校の対応もそしてユウ自身の勉強も順調だった。
昨今大学の講義で見られるノートテイクはなかったが黒板に書かれた文字、
そして教科書を目で追えば十分だった。
しかし四年になると勉強の複雑化からクラスに追いつけなくなり軽度のイジメが起こった。
いずれは起こる事態だと母親はそこまであたふたしなかった。
イジメもひどくはなく担任からの注意で収まる程度だった。
しかし勉強がダメ。担任も大変面倒見がいい人だったのだが限界はある。
そして五年生にあがると同時に俺より一年先に例の塾に通いだす。
204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:21:22.93 ID:4QDc0c6v0
しかし一向に改善されない。
面談の時に渡される学習プラン表には
「よく出来ています」「GOOD」なんて書かれているもののいまいち納得が出来ない。
まぁ、酷いもんだよ。
適当だったもの、あの塾。
しかしユウの母親は気の弱い人なのか、長い目で見ようと思ったのか。
ユウ自身も行きたくないとも言わないので通塾を続行させた。
そして一年が経ち・・未だに四年生の範囲が終わっていない。
さすがに母親は辞めようと思ったと言う。
六年生になり四月分の月謝を払ってしまったので五月から休会をしようと思っていた。
その矢先に俺が登場したわけだ。
「じゅくたのしい」
その一言で母親は満足だったという。
それに自主的に勉強をし始めた娘の姿に感動のあまり倒れそうになったともw
塾から帰ってくるたびに俺のことを話していたと。
聞いていて正直こっぱずかしかったw
中学校も出来るならば公立に行かせたかったようだが。
障害に対する訓練の充実を重視すべきだということからろう学校に入った。
そして今に至る。
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:23:06.88 ID:4QDc0c6v0
俺は一時間弱話を聞いていたと思う。
人の話をダラダラと聞くのは好きなほうではないのだが聞き入った。
もっと詳しく聞かせてほしい気持ちもあったが
「ユウの方は平気かしら?」という母親の一言で俺が何しにここに来たのかを思い出した。
「すいません!」と言ってユウの部屋に戻った。
「終わった?」
机を見るとユウの頭が乗っていた。
近づいても気づかない。
そっと傍に寄って見た。
「すぅ・・すぅ・・」
と小さな寝息を立てている。
あちゃ・・寝ちゃったのかよw
と思いそっとテキストを手に取った。
指定した問題の先もこなしていた。
丸付けするとほぼ満点。
俺が教えていない範囲の問題もほぼ満点。文法、知識的な部分を除いてはね。
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:27:54.82 ID:4QDc0c6v0
ここで疎い俺は気づいた。
考えてみれば英語を教えてなんておかしな話なわけで。
映画を英語字幕で見ることも出来るし結構難しい英語のテキストもなんなくこなしていたしね。
家庭教師なんてのは俺と会う口実だ、たぶん。(自意識過剰でさーせんw)
ユウは好意以上のものを俺に抱いているのではないかと・・。
でも同時に無理だと思っていた。
歳が離れている。これは表面上の言い訳。
本当は、俺はこの子を支えてあげられるほど強くないってこと。
障害を理解するのとは別の話だ。
しばらくするとユウが目を覚ました。
机に押し付けられたほっぺたが赤くなっていた。
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:27:58.50 ID:FYKxOUeCP
最初はちょっとかわいそうとか思ったけど俺なんかの何倍も幸せな二人なんだな
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:30:27.12 ID:strTKhqnO
やばい泣ける
仕事中なのに
213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:31:12.37 ID:U0heHJxiO
久しぶりの良スレで涙腺崩壊しそう…
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:32:12.34 ID:4QDc0c6v0
俺はおもわず笑ってしまった。
「ねてた?」
「うん」
俺はテキストを彼女に渡す。
「せんせがこないからたよ」
「ごめん」
俺は彼女に帰ると告げた。
いつものように玄関まで見送ってくれた。
普通は会話をして帰って行くんだけど俺は無言だった。
一度だけ後ろを振り返った。
ユウの姿はない。しかしすぐに何かを抱えて戻ってきた。
「せんせ、これ」
その日はバレンタインデーの数日前。
白い包装に包まれたチョコだった。
「ありがとう」
いつも以上に口をはっきりと開けユウにお礼を言った。
生まれてこの方バレンタインチョコなど貰ったことがほとんどない俺はここでテンションマックスwwになって然るべきところ。
でもこの時は重かった。例え義理チョコだとしても。
ユウは俺の言葉に照れたように笑う。
「せんせ、きょうもありがとう」
「うん」
いつもなら手を振って帰るのにそれ以上は何も答えずに玄関を出てしまったのを思い出す。
218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:33:15.44 ID:VneAmMgQ0
おおいどうしてくれる
目からしょっぱいの出てきたぞ!
219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:33:40.44 ID:4QDc0c6v0
家に帰って中身を見た。
『リンツには負けるけれど・・』と小さなメモが。
確かにw
すこし苦かった。でもおいしい。甘くなくていい。
しかし何故か心は晴れない。
考えても無駄だとその日は眠りについた。
220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:33:45.80 ID:ZJTfLyz3O
おまえは良い女と巡り会えたんだな
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:36:14.54 ID:4QDc0c6v0
俺は次の日曜から家庭教師のバイトを休むようになった。
『転職先を見つけるため忙しくなる』とユウには言った。
ユウに会うことが出来なかった。気持ち的に。
事実、仕事先を見つける動きもみせていた。
そろそろ貯金もやばい・・。
しかしそうはいってもやっぱり探すだけで応募しようとはしなかった家で引きこもることが多くなった。
相も変わらず付き合っていた彼女とは数回会うだけ。
会ってもお互いの笑顔も減った。
欲なんてのも彼女に対してわかず飯を食っては帰っていくだけ。
「仕事は順調?」といわれても「まぁ」と答えるだけ。
そんな感じでgdgdと過ごして年度も変わり桜も散った五月。
ユウがちょっと時間を作ってくれとメールで寄越してきた。
俺は渋々承諾した。
駅近くの喫茶店で待ち合わせをした。
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:40:34.45 ID:4QDc0c6v0
「せんせ」
ユウはいつも俺より早く到着している。
「どうしたの?」
「しんろのことてそうたんがあるの」
ユウがそう言うと近くに座っていた他の客が数名俺達の方を見るのが分かった。
「だいがくに、すすむのか?」
「よねんせいはむり」
「どうして?」
「はやくしゅうしょくしておかあさんをらくに」
就職・・。痛い響きだった。
それ以上に気になったのが周りの視線。
構わず続けた。
228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:41:16.48 ID:4QDc0c6v0
「たんき?」
ユウは頷く。
「どんなしごとに、つきたい?」
「えいご」
「えいご?」
「かいがいえほんのほんやくかに・・」
俺はユウの話を最後まで聞かずに立ち上がった。
俺の正面の席のカップルがコソコソとこちらを見ながら話していたのだ。
驚くユウの手を取りカップルに向かっていった。
「見てんじゃねーよ!バカップル!!」
俺は振り返らずに店を後にした。
むかつく。
心底腹がたった。
ユウは見世物じゃない。
229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:42:21.28 ID:4QDc0c6v0
「せんせ?」
「おれのいえではなそう」
その店は俺の家の傍であったから。下心なんかで呼んだわけじゃないぞw
俺は怒りから何も話さずにずんずん突き進む。
ユウの腕を掴んでいるのも忘れて。
気づいたのはユウの手が上に上に移動して俺の手を握り締めたからだ。
小さくて柔らかい手が俺の手を包んだ。
しかし思わず振り払ってしまった・・。
「いや、その・・」
俺はてんぱった・・、さすがに今の態度はどうかしている・・。
「へへ」
ユウが恥ずかしそうに、ちょっと切なそうに笑った。
今でもあの日のことは謝ってない、本当に悪かったと思う。
233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:45:55.37 ID:4QDc0c6v0
家に上げるとユウは驚いた表情を見せた。
「きたない」
おうおう・・。ちょっとは遠慮してモノを言えと思った。
言うほど汚いとは思わないけれどなw
俺はテーブルに置かれたパソコンを立ち上げて『絵本翻訳家』をググッた。
その間のユウの行動がおかしい。
チラチラと部屋を見渡している。
「どうした?」
と尋ねる。
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:49:59.27 ID:4QDc0c6v0
「そうじしないの?」
「あのな・・」
面倒なので筆談に変えた。
「一人暮らしなんてこんなもんだぞ」
ユウもすぐにペンを走らせる。
「食事もちゃんと採ってるの?」
「とってる」
ここは言葉。
「彼女さんを家に呼んだりはしないの?」
「よばねーよ」
「先生だらしないよ」
「うるさい。ちょっと黙ってろ!!」
殴り書きをした。
図星なことを言われてキレるとかwくそったれですw
ユウは何も言わずに隣に正座をしていた。
なんで正座wと思ったが反省の意をこめているのだろうとほっておく。
俺は構わず調べた。
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:51:24.11 ID:zLISbRRvO
なんか、やたら人間らしいよな、
1
って。
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:51:25.44 ID:4QDc0c6v0
どうやら短期の英語科を出て翻訳家(絵本ではない)になった人はいるよう。
そして絵本翻訳家は少子化の影響から絵本自体が少なくなっているために相当なるのが難しい職業のようで・・。
淡々とメモ書きをしていると肩を叩かれた。
「なに?」
ユウはペンをとってこう書いた。
「掃除していい?」
・・・。
是非!と即答したかったが何か癪に障ったので「好きにして」と書いた。
ユウはパッと立ち上がり掃除をしだした。
「すてていい?」「これはどこ?」
なんて聞きながらテキパキと掃除をしていくユウを見ていい奥さんになるわな・・なんて思ってた。
ものの数十分で見違えるほど綺麗になった俺の部屋。
ほんのり汗をかいていたユウに「ありがとう」と告げメモを手渡す。
「せんせ、ありがとう」ユウもお辞儀をしてきた。
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:53:25.55 ID:VneAmMgQ0
良い子だ
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:55:10.09 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、すごいね」
「ネットつかえば、できる」
パソコンを指差す。
首を振るユウ。
「わたし、せんせをそんけいしてる」
「ん?」
俺が???な顔をしていると紙に書く。
「尊敬」
そして俺を指差す。
尊敬ね・・、どこにそんな要素があるw
「先生は私を普通の子と見てくれる」
「だって、普通じゃん」
「ありがとう」
俺は「うん」と言い、続けて今日はもう帰りなとユウに言うと素直に帰っていった。
帰った後に『色々悩んで一番の道を選んで下さい』とプーの俺は偉そうにメールを送った。
『先生も頑張ってね』と返ってきた。
俺は再びパソコンに向かう。
彼女の気持ちに答えるのは無理。
でも彼女が俺に抱いている綺麗過ぎる幻想を保つことは出来るのではないかと。
先ずは仕事を探そう。
人並みにちゃんとしようと思った。
254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:56:34.52 ID:m9cKDyA/0
泣けてくるわ
255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:57:15.42 ID:KwMfFz3C0
健気だなぁ…
261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 16:59:52.30 ID:4QDc0c6v0
夏が過ぎ、そろそろ年の瀬だというのに仕事は決まっていなかった。
少し高飛車になっていたのかもしれない。
有名どころの大学を卒業して有名企業に入った俺勝ち組w
だから転職先もある程度いいところじゃないとwwなんて自惚れていたのかもしれない。
面接にこぎつけたのはわずか一社。しかも落とされる。
その間にもユウとはメールで連絡をちょくちょく(月に一回くらい)とっていた。
どうやら進路は短期大学の英米文学か英語科にするとのことだった。
彼女の英語力なら短期大学の英語科では物足りないのではと思ったが・・。
そんな感じで過ぎていく日々・・そしてあの日が来る。
264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:01:05.24 ID:4QDc0c6v0
二月。
久々の面接。
昼からの予定ではあったが朝から目が冴え渡っていた。
ユウの合格発表の日でもあったからだ。
ダブルのドキドキ。心臓に悪いw
十時過ぎ。
メールが来た。
「先生、合格したよ」
きたああああああああああああああああ!!!
俺はすぐに返事をする。
「おめでとう。四月からは晴れて大学生だ」
小学生だったユウがもう大学生・・。感慨深かった。
でも呑気に浸っている場合ではない。
俺もしっかりしないととスーツに着替えた。
今日はいける!と確信していた。
俺も四月から社会人復帰だと。
でもそんな上手く行くわけないw
277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:04:38.06 ID:4QDc0c6v0
面接は散々だった。
空白の時間を問い詰められ、俺の人間性も否定され・・、圧迫面接というか、ただこき下ろされただけ。
久々に凹んでいた。自己嫌悪もプラスされてな。
なんか誰かと一緒にいたかった。
ユウに連絡しようか・・まさかw
俺は例の彼女に電話をした。
しかし繋がらない。おかしい・・今日は休みのはずだ。
何度かけても繋がらない。
仕方なしにメールをした。
『今日会えない?』
するとメールが返ってきた。
『今忙しくて電話出られない。どうしたの?』
どうしたの?と聞かれて俺は隠していた事実を話そうと思った。
もう隠していても意味はない。
こういう時に彼女に頼らなくていつ頼る。
都合のいい考えが俺の頭をよぎる。
『実はな、俺だいぶ前に仕事辞めてるんだ。今は仕事を探している段階。それで今日の面接で散々だったから○○の顔が見たくなって』
今思えば最低なメールだわなw
282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:09:00.02 ID:4QDc0c6v0
 
(続き)
しばらくするとメールが返ってきた。
『だと思った。つか何様だ、お前。もう二度と連絡してくるな』
青ざめた。予期せぬ返事だったから。
俺は電話を掛けた。
出ない。もう一度・・。
「しつけーなぁ」
男の声だった。
「あれ?」
「今○○とデート中なんだよ、殺すぞ」
「ちょっと・・」
すぐに電話は切られた。
数分はボーっとしていたと思う。
ハッとしてもう一度電話を掛ける。
プープーとなる。
話中?違う着信拒否だ。
メールはどうだ?
『あて先を確認してください』
オワタ・・。
何もかもがオワタ・・。
288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:11:50.04 ID:4QDc0c6v0
面接先の最寄り駅のベンチで俺は一人うなだれていた。
彼女を失ったショックというか面接とも相まってプライドがズタボロだったからな。
2,3時間はいたと思う。完全に不審者。
そこに一通のメール。ユウからだった。
『合格通知!』
写メールと共に送られてきた。
何故か涙がこぼれてきた。
尊敬していると言ってくれるユウの方がよっぽど頑張っている、難聴者というハンデをものともせずに頑張って自分の道を歩んでいる。羨ましい。そして妬ましい。
俺は無意識にユウに『電話』をしていた。
289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:12:37.99 ID:4QDc0c6v0
初めて掛ける電話。
「せんせ?」
声が聞こえてきた。
「てんわじゃわからないよ」
「おめでとう。本当におめでとう」
俺は聞こえるはずもない言葉を受話口に向けて話す。
「せんせ?どうしたの?」
ユウには無言電話なんだろう。
「せんせ?せんせ?」
その問いかけが俺を苛立たせた。
面と向かってじゃなきゃ話せないのかよ?
ふざけんな。
なんで俺の声が聞こえないんだよ!!!!
「せんせとこにいるの?」
「うるせええええええ!!!!!!!!!」
あまりにも理不尽。
そして俺は電話を切った。
もうこのまま電車に飛び込んで死のうかと思った。
マジで。
でもそんな勇気もない。
トボトボと俺は家に帰ることにした。
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:13:07.63 ID:VneAmMgQ0
女と別れられて良かったと思ふ
291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:13:48.57 ID:4QDc0c6v0
途中パチスロを打って帰った。
こんな日に限って当たるなw
連荘を重ねて五万勝ち。
夜の店でも行くかと思ったが遅いし帰る。
電車に揺られて駅につく。
家に帰ってネトゲでもやろう。
適当にバイトして適当に過ごそう。
もう彼女もいない・・一生そんな感じでいいやと思っていた。
改札を抜け階段を下りる。
・・・。
・・・あのさ。
なんでかな・・。
なんでそこにいるのかな?w
どんだけ待ったんだよ?w
今何時だよw
「せんせ」
笑顔のユウがそこにいた。
302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:16:43.51 ID:+LKYTCjz0
>>291
全俺が泣いた
マジで
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:14:58.80 ID:VneAmMgQ0
なんて良い子だ
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:15:43.53 ID:ES6lVutpO
やべえ
300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:16:25.03 ID:VCYzqKmS0
誰か頼むよ、頼むから映画化してくれよ
305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:18:30.95 ID:gQtTEool0
感動したと同時に自分の彼女に嫌気がさしてきたのは俺だけか
306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:18:56.89 ID:4QDc0c6v0
「いつから?」
「たまたま」
嘘が下手。
「おそいから、かえれ」
「せんせ、げんきない?」
「うるさい」
わざと顔を近づけて言った。
「うるさくない、しんぱい」
ガキに心配される筋合いはない。
俺は無視して歩き出そうとした。
しかしユウが腕を掴んでくる。
振り払っても振り払っても掴んでくる。
うざい。
「はなせ!」
「せんせはなにもはなしてくれない!」
「話しても聞こえねーだろ!!」
ここ一番に力強く振り払う。
310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:20:11.31 ID:iC3d8Mh1i
それにしても
1
の短気ぶりにはイライラさせられるぜwww
315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:22:00.63 ID:+LKYTCjz0
このツンデレ具合にユウはやられたんだろ
316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:22:02.42 ID:4QDc0c6v0
「いいか。俺はお前が抱いているような人間じゃない。いわば屑だ。
お前の方がよっぽど素晴らしいよ。耳が聞こえなくても健聴者と同じ。
いやそれ以上に輝かしい人生を送っている!
なにか?見下しているのか?馬鹿にしているのか?ああ?ふざけんなよ!」
聞こえないのを言いことに絶対言ってはいけないことを口に出してしまった。
困った顔をするユウ。
分かるわけない。こんな怒鳴ってもユウには届かない。
「ばーか!あーほ!どーじ!まぬけ!!!」
小学生みたいな煽り文句を浴びせた
俺は柱に頭を当てた。
もう最悪だ。サイアク・・。
その日は俺の涙腺も緩んでいたんだなー。
三度の自己嫌悪に泣けてきた。
324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:25:35.37 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、ひとい」
驚いた?まさか聞こえていたのか?
同時に俺の背中に彼女の手が触れた。
背中で突きはねるがどかない。
「かおでわかるのよ」
ユウは言葉を続けた。
「せんせはいいにおい。むかしからこのにおいがすき」
匂い?タバコ臭いだけだ。
「せんせ、すき。たいすき」
ユウの体もぴったりとくっ付いてきた。
332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:27:22.28 ID:4QDc0c6v0
俺は咄嗟に振り返った。
驚いた表情を一瞬見せたがすぐに顔をしたに向けるユウ。
「ごめんなさい」
なんて謝る。
俺は携帯を取り出して打ち込んだ。
『好きってどういう意味だ?』
言い方が古いがラブかライクのどっちなんだと。
ユウも携帯を取り出して打ち込む。
『先生に彼女がいるのは分かってる。でも気持ちは伝えていいでしょ?』
『気持ちって?』
『先生の事がずっと好きなんだよって』
俺はユウを見た。
ユウは視線をどこに置いていいのか分からない様子。
「ごめんなさい」
俺の顔が強張っていたのかまた謝ってきた。
それが物凄く可愛かったのな。
もう無理だった。
俺もユウのことを無意識に好きになっていたのかもしれない。
それは今となっては分からないけれど。
俺はユウを抱きしめた。
ユウは体を一瞬震わせたがユウの手もゆっくりと俺の背中に回った。
「馬鹿だな、ユウちゃんは。こんな屑を好きになって」
聞こえないのをいいことに。
「せんせ」
ユウが力強く俺を抱きしめてきた。
「たいすき」
俺も強く抱きしめた。
345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:29:24.34 ID:ES6lVutpO
えんだあああああああ
346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:29:50.21 ID:4QDc0c6v0
ユウも大学生になり四月、五月と月日が流れていく。
でも例年のようにgdgdとはしなかった。
俺は身の丈にあった仕事を探しとにかく定職につこうと思った。
部屋も綺麗した。
身なりも正した。
タバコもギャンブルもやめた。
それは一重にユウがいたからだな。
彼女は大学に入ると同時に翻訳家についても学びだした。
いつも一生懸命で前向きな彼女を見ていると俺もしっかりしないとと自然と思うようになった。
ちょっと脱線するが実のとこと今のところ翻訳家にはなれていない。
需要のなさと、やはり障害者ってことで難しいようで。
でも俺は応援している。
得意だった絵を生かして絵本作家になれば?とも勧めている。
とにかく今でもユウは前向き、ポジティブだ。
352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:31:49.61 ID:4QDc0c6v0
んで7月。
年に数回の実家からの電話。
俺はその時ユウのことを言った。
「今度帰るとき彼女連れて行っていいかな?」
「あらーwもちろんよwどんな子かしらw」
「普通の子だよ」
「会社の人?」
ドキっとしたが冷静を保ち。
「いいや」
「写メくらい送りなさいよw」
母親は歳と反して携帯を使いこなす、よく写メを送ってくるんだw
「後な、それと一つ知っていてほしいことがある」
「なに?w」
「彼女は耳が聞こえない?」
「え?」
一気にテンションの下がる母親。
360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:34:31.01 ID:4QDc0c6v0
「そういうこと」
「病気かなにか?」
「まぁ」
「障害者ってこと?」
「そんな言葉を使うな」
「連れてこないで」
「は?」
「お母さんは認めない。寄りによって障害者なんかと・・」
「おい、言葉が過ぎるぞ」
「とにかく家には連れてこないで」
自分の耳を疑った。
実の母親がそんなこと言うなんてと。
もちろんユウには話さなかった。
「今度俺の実家にいかないか?」と誘ったら喜んでいたからな。
369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:37:19.26 ID:4w4Y4tHHO
>>360
母親
表でろこるぁ!
411: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:49:48.97 ID:n21Fc0D50
>>360
リアルにそんな母親いるんだな
413: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:50:43.45 ID:iC3d8Mh1i
>>411
だな
俺もドラマの中だけかとおもてた
362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:35:26.04 ID:gQtTEool0
母ちゃんひどいな・・・
でも、親の気持ちもわかる。
1
が守ってやればそれでいいんだ
363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:35:28.91 ID:FYKxOUeCP
母親・・・
またモヤモヤさせられるとは・・・
376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:39:21.44 ID:4QDc0c6v0
そして八月の末・・俺はレンタカーを借りて実家の会津若松に帰ることにした。
もちろんユウを連れて。
運気ってのはあるのかもな。
仕事の方も、面接は上手くいき後は連絡待ちっていう具合にもなってた。
その流れに身を任せその日までに何度となく母親を説得した。
しかしメールは返ってこない。
ユウとの2ショットも送ったが返事はない。
このまま家に帰っても追い返されるだけかもと思ったが構わない。
その時は直接ガツンと言ってやろうと思った。
ユウとの約束が優先だしなと。
それに初ドライブでユウも満足げだったからそれで全てがおkだった。
しかし実家に近づくに連れて緊張。
最後のパーキングエリアで実家に電話。
休みだったので父親が出た。
378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:40:12.74 ID:gQtTEool0
父ちゃん!!!!!!!!!!!
379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:40:38.02 ID:grKZlmFL0
彼女の性格等事前情報がないだけに、
反応としては仕方ない部分もあるが・・・
母さんそれはないぜ・・・
380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:40:38.76 ID:wLSPypbd0
まぁ母親にしてみれば人並みの幸せをつかんでほしいと思う気持ちは大事
だが、そんなのは当事者の問題で関係ないよねぇと思う今日この頃
381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:40:39.40 ID:4QDc0c6v0
「母さんは?」
「いるよ」
「もうすぐでそっちに着くから」
「え?そんなこと聞いてないぞ」
「末には帰るって言っただろ」
「そうか、(受話器を話して)おーい、男が帰ってくるってよー」
何かを話している。
「一人か?」
「いいや、彼女とだ」
「彼女と来るそうだー」
うるせーよ、親父w
「じゃあ気をつけてこいよ」
そう言うと切られた。
そして実家に到着。
チャイムを鳴らす。
出てきたのは地元で働く弟だった。
390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:43:10.92 ID:4QDc0c6v0
「おう」
「なんだよ彼女連れかよw」
そういう弟にユウはお辞儀をした。
「うるせー。早くいれろ」
「うーっす」
そして玄関に行くと親父が出てきた。
「おお、家に若い女の子がくるとは!!」
親父はしゃぎすぎだw
ユウはまたお辞儀をする。
奥で母親が覗いているのが分かった。
「母さん!!母さん!!」
親父が母親を呼ぶ。
渋々出てくる母親。
「ただいま」
母親は無表情のまま何も言わない。
「彼女のユウちゃんです」
玄関先に揃った家族に紹介をした。
392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:43:37.06 ID:m9cKDyA/0
親父がかわいい
399: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:45:54.52 ID:4QDc0c6v0
「はじめまして。ユウといいます」
ずっと車の中で練習していた台詞。「ちゃんといえてる?」って何度も尋ねてきた。発声なんて気にする必要ないのになw
「初めまして。男の父です」
なんかキリっとなりやがった親父w自重しるw
そして「お茶用意するからおいでおいでー」と父親と弟はリビング入っていく。
しかし母親は立ったまま。
402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:48:01.82 ID:ucRu+qAx0
親父wwwww
でも印象は良いぞwwwww
416: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:51:23.99 ID:4QDc0c6v0
「なんだよ」
俺と母親の間の空気を読んだのかユウが困った顔をする。
すると母親は手を前に持っていった。
手話だった。
『初めまして。私の名前は○○です。よろしくお願いします』
これを手話でやった。
このやろー。
俺は笑顔を堪え切れなかった。
あの時ほど母親に対して愛のこもった怒りを感じたことはなかった。
ユウの顔にも満面の笑みが零れた。
普段俺の前では滅多に使わない手話を母親に見せた。
『初めまして。ユウと言います。お邪魔します』
って。
靴を脱ぎあがる。
「練習したのか?」
母親に尋ねる。
「知っていただけ」
ツンデレをやるには歳が行き過ぎているだろw
でもこんな母親が大好きだ。
428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:52:45.32 ID:VCYzqKmS0
>>416
うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
母ちゃん大好きだぁああああああああああああああああああああ
涙が滝のように出てきた、ちくしょー
430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:53:06.36 ID:56qdsGZX0
>>416
カーチャン(;∀;)
435: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:53:51.41 ID:4w4Y4tHHO
かぁちゃんにイライラして本当にすみませんでした
440: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:54:41.07 ID:fmRN/6fjO
やっぱりカーチャンは偉大だな
444: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:55:58.67 ID:4QDc0c6v0
父親も弟も初めは驚いていたがすぐに慣れてくれた。
弟は空気を読まず「手話教えてw」なんて言っていたので張った押しておいた。
ユウもユウで簡単な手話を教えていた。
夕飯を食べ終えると弟は部屋に入り父親はビールを片手にだべってテレビを見ながら寝てた。
ユウは風呂に入っていた。
「ユウちゃん、いい子ね」
「ああ人一倍な」
「ごめんなさいね」
「気にするな。誰もが同じ反応する」
「結婚考えているの?」
「急になんだよw」
「あんたも30近いじゃない」
この時はまだ20後半になったばかりなのにw
456: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:58:37.03 ID:4QDc0c6v0
「今では30過ぎても結婚してない人なんてザラだろ」
「支えてあげられるの?」
人の話聞いちゃいねー。俺はビールの缶を潰す。
「分からない・・」
そこに風呂上りのユウが顔を出した。
母親の貸した寝巻きに身を包み頭をバスタオルで拭いている。
湯に漬かって満足げな表情。
俺は一息ついた。
そして手招きしてユウを傍に呼んだ。
ちょこんと座るユウ。
バスタオルの上から俺は彼女の頭を撫でた。
「母さん、前言撤回だ。何が何でも彼女を幸せにしたい」
母親は一度頷いて「お風呂」と言って去っていった。
ユウはキョトンとしていた。
そして俺の顔を見る。
「なんでもない」
「そっか」
「ゆっくりできた?」
「きもちよかった」
この笑顔を絶やしたくないんだわw
463: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 17:59:52.44 ID:IicfzYVj0
母ちゃんは・・複雑な気持ちだったんだろう
親としては本心から祝福できないかもしれない、それでも
立派な、いい母ちゃんじゃないか
467: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:00:37.74 ID:4QDc0c6v0
次の日にはもう帰ることにした。
まだ大学生のユウを連泊させることに気が引けた。
昼には出て観光をして帰った。
帰りの退屈な東北道。
隣にユウがいれば飽きなんてのはないがな。
「せんせ、しあわせものたね」
俺は運転しているので前も向かなくてはいけない。
だからなるべく大きき口を開けて話した。
480: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:03:41.08 ID:4QDc0c6v0
「どうして?」
「すてきなかぞく」
「そうかな?」
「うん」
「ユウのおかあさんもいいひとだろ?」
「うん」
ちょっと無神経だった。
父親のいないユウ。兄弟のいないユウ。
『家族』が羨ましかったんだろう。
「ユウと出会えことも幸せの一つだ」
わざと見えないように喋った。
「なに?」
答えずに俺はユウの頭を撫でた。
片手運転だったけど構わない。混雑もしていなかったし。
何も言わずに撫でた。
ユウもそれ以上何も言わなかった。
しばらくするとユウの頭がすっと落ちる。
寝てしまったようだ。
俺は手をどけて前を見据える。
俺はこの子を幸せにする。
絶対にだ。
489: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:06:41.67 ID:4w4Y4tHHO
1
にユウを幸せにしないと仕事なくす呪いをかけた。
せいぜいがんばって幸せにするんだな。
499: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:09:17.27 ID:4QDc0c6v0
仕事は見事に内定を頂き今のところ落ち着いた。
そして今年の三月の末。
ユウは就職せずに翻訳家の道を目指すことになった。
ちょっと現実の冷たさを感じていて落ち込み気味だったユウを連れて散歩しがてら花見をしていた。
よく晴れた日だったな。
そしてユウの作ってきたサンドウィッチを食べるためにベンチで。
ヒラヒラと舞う桜が綺麗なところだった。
「せんせ、おいしい?」
「うまい」
無言で食べる。
「はい」
おお、お決まりのリンツw
「ありがとう」
包みを開け口に入れる。
521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:14:28.44 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、さくらきれいね」
「だね」
「せんせ、さくらすき?」
「すきだよ」
「わたしも」
まじまじと桜を見るユウの横顔。
小学校の頃となんら変わりがないその愛くるしい笑顔。
見た目は本当に健聴者と変わらない。
でも耳が聞こえないと言うだけでこの子なりに苦労はしてきたんだろう。
小さな一人の生徒だった子がこんなにまで大人に成長した。
歳なのかなw
彼女の横顔を見ているだけで涙腺が緩んだ。
528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:15:48.09 ID:4QDc0c6v0
「せんせ?」
ユウが背中を擦ってきた。
「せんせ、たいじょぶ?」
「ごめん、ごめん」
ユウがハンカチを手渡してきた。
涙を拭きそれを返す。
ハンカチを受け取る小さな手、その手を握った。
「せんせ?」
「けっこんしよう」
「え?」
「けっこんしよう」
驚いた顔をしたと思ったのもつかの間、ユウが急に泣き出した。
初めて見るユウの涙。
「ユウ?」
もしかしてフラグ折れた?と思った。
うわー、まだ早かったかなって。
でもハンカチで涙を拭いたユウの顔は笑っていた。
536: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:17:19.41 ID:4QDc0c6v0
「せんせ、わたしみみがきこえないのよ?」
馬鹿かと思った。
今更なんだよと。
「かんけいない」
「せんせにめいわくかける」
過去を思い返すってのは突然なんだな。
塾で最後の授業の日。
「迷惑だったでしょ?」と言われたのを思い出した。
「かけない。かけられたことなんて、ない!!」
俺は語尾を強くして言った。
「せんせ、いいの?」
俺はリンツの包みを取り出して小さく丸めた。
そしてユウの指にくるくると巻く。
「ゆびわ」
ユウの目からまた涙が零れる。
「けっこんしてください」
「うん・・、あっ」
ユウは首を振った。
「はい」
律儀な奴めw
桜の木の下で俺は彼女にプロポーズをした。
542: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:19:18.32 ID:+LKYTCjz0
>>536
お前は俺は何回泣かしたら気がすむんだ・・・
俺とも結婚してくれ!
541: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:19:16.90 ID:4QDc0c6v0
長々とすいませんでした。
こんなこと書きながらめっちゃ緊張しております。
まだ連絡がこないから何時に行くのか分からないけれど。
ちゃんと自分の気持ちを伝えにいこうと思ってます。
558: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:22:25.94 ID:FYKxOUeCP
>>541
もう結果もわかりきっているのに緊張するだなんて・・・
でも、そこがいいところだなwwwwww
561: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:22:59.50 ID:+LKYTCjz0
>>541
感動した!!
ホントがんがってほしい!
これから少し大変な事もあるかもしれんが
547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:20:45.39 ID:wLSPypbd0
ナンカはまだ手を出していない気がするわけですがwww
566: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:23:56.15 ID:4QDc0c6v0
今でも「せんせ」と呼ぶねw
人前だと恥ずかしいけれど長年の呼び名だ、直してほしいとは思わないw
それと
>>547
のようにまだ・・なんだ。
一年半近く付き合っていて恥ずかしい話w
575: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:25:53.52 ID:u/Yt9AV50
>>566
逆に好感がもてるなw
大切にしろよ!
576: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:26:24.48 ID:4w4Y4tHHO
>>566
報告した後もスレ立てしろよ?
結果はわかりきってるがな
570: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:25:13.56 ID:Uk7T/UV+0
正直「せんせ」のほうがときめくが、子供生まれたら控えるほうがいかもなw
583: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:27:09.33 ID:4QDc0c6v0
書き込んでいる間は緩和されていたけど・・いまgkbr。
やばいやばいやばい・・。
>>570
確かになw
580: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:26:41.31 ID:MuQp8CP0O
せんせ しあわせにね
586: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:27:39.80 ID:z927FAIvO
いい話やね~
593: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:28:34.62 ID:fmRN/6fjO
がんばれよ!きっとうまくいく!
分かりきってるから報告はいらねえよ
お幸せに!
610: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:31:14.94 ID:4QDc0c6v0
新しくスレ立てる気はないよww
もしここが残っていたら報告しにくるけどね。
があああああああああ、緊張するだがあああああああ
618: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:32:11.05 ID:wLSPypbd0
>>610
座布団すすめられても座布団に座るなよ!
椅子勧められても土下座・・・とまではいかないけど、立って言うんだぞ!
620: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:33:05.47 ID:aEOH/5HG0
>>618
そうなんだ
俺座布団の上に座ったまま「娘さんをください」とやっちまったわ
629: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:34:56.69 ID:wLSPypbd0
>>620
座布団の横に正座して、もしくは座布団をよこにずらして、床に直接・・・が正解だけどね
ま、そんなマナーなんて別にキニシナイ人はキニシナイダロウケド
636: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:36:59.82 ID:4QDc0c6v0
七時だと。
急だな、おい。
行って来る。
深呼吸・・。
640: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:37:37.99 ID:k5Jwtlun0
>>636
がんばってください
幸せになってください
643: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:37:59.31 ID:KwMfFz3C0
>>636
人人人、パクっ!しとけ
679: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:45:01.22 ID:/Vk0V0kJO
>>636
少なくともこのスレを見て貴方に惹かれた人達が応援してくれてるんだから
頑張ってこいよ
654: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/04(木) 18:40:03.30 ID:/Vk0V0kJO
感動した!
誇張表現無しで語ってるのだとしたら
物凄い人生経験をしてるな
1みたいな人尊敬するわ

【前編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww
【後編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww
【完結編】彼女は高度の難聴者。今日、彼女の母親に「娘さん下さい!」って言いに行くwww


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引用元: http://takeshima.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1244092114/

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