書き溜めてるのでさくさくいきます
小学校4年生~の話
うちは父・母・俺の3人家族
ごくごく普通のサラリーマン親父と専業主婦と運動も勉強も平均レベルの息子という
まぁ本当に普通のご家庭だった
父は俺が起き出す頃に出社、帰宅は俺が寝てからだったので平日顔を合わすことはほとんどなく、たまに寝ぼけ眼ですれ違うこともあるかなって程度だった
当時住んでた家はいわゆる関東のベッドタウンなのでどこのご家庭もそんなもんだったと思う
休日も休日で寝てばっかで、部屋からあんまり出てこなかったからまともに顔合わして会話したりするのは土日の夕飯時ぐらいだった
でも元々寡黙な人でほとんど喋らなかったな
家事も普通にこなしてたんだと思う
特に習い事とかはしてなくって、たまに近所のママ友とだべったりする程度
母も母でおとなしいというかクールというかとりあえずお喋り好きなタイプではなかった
よくわかんないけどあんま「おばちゃん」って感じの人ではなかった気がする
まぁそんな2人の子供なので俺自身もあんまり喋らない奴だった
土日の夕飯ぐらいでしか家族揃わないのに、食べてるときに喋るのは行儀悪いって雰囲気で黙々とご飯をかっこむだけww
ちなみに夕飯時はテレビもつけないw
めっちゃ静かww
でも別に「テレビ禁止!」とか「しゃべるな!」
とか言われてるわけでもなく物心ついたころからそういう雰囲気になってるっていうか暗黙の了解だった
食べたら風呂はいって宿題してさっさと寝なさいって流れなので会話発生イベントはほぼない
それが『普通』だったので別に不満もなく必要最低限の会話しかないこととか、用がないときは自室にいなさいって雰囲気とか家族ってそういうもんだと思ってた。当時は。
父はなんかズレてるっていうか変な人だった
リビングのソファで漫画読んでると
「なんでここで読むんだ( ゚д゚)?」
ってつっかかってくる
当時俺の部屋にはベッドがなくて布団だったので、ふかふかソファでだらっと読みたいみたいなことを言ったら即効で2人掛けソファ買ってくれたww
今思えばどんだけリビングにいさせたくなかったんだって感じだけどこのへんの親父の行動原理は未だに謎すぎる
まぁこんな家だったんだけど別に冷めてるとか機械的とか仮面夫婦とかいう印象は持っていなかった
小学生だったしw
自分のことも他人のことも同程度な認識で「フーン」って感じ
で、気付いたときには家庭崩壊してたwwwww
びっくりしたwwwww
さすがにびっくりしたwwwww
ある日帰ったらかーちゃんいないの
いっつも家にいるかーちゃんがいない
買い物とかの用事は俺が学校行ってる間に済ませちゃうからまずドアに鍵かかってるってことが皆無だったんだ
当然「開く」と思ってドアノブ引いたから手首が若干グキョッといった
当時うちの地域ではいわゆる『鍵っこ』ってのは超少数派で、俺も家の鍵なんか持ち合わせていなかったわけだが一応ポストに隠してあるのは知っていた
何年も放置されてきたのであろう鍵はガムテの粘着でネッチョネチョだった
父が祖父から継いだものらしいけどリフォームしてるのか、祖父が晩年建てたものなのか、古いどころかオサレめでキレイな家だった
ちなみに祖父母は俺の生まれる前に他界している
父方の家庭事情はなんかいろいろ複雑らしく、兄妹(俺にとっては叔父・叔母)がいるらしいが会ったことはない
親戚づきあいも完全に母方のほうのみだった
父が次男なのに家(しかも都心部の)を継いでるとかこのへんの事情も謎
「もうそろそろ帰ってくんだろww」
っていう考えが2,3分ごとに訪れながら数時間が経過しても母は帰ってこない
もしかしたら事故にでも遭ってるんじゃないだろうか、とかは考えなかった
そこまでお利口じゃなかったww
ただただ「なんでだろう」っていう不安だけがじわじわ広がっていった
このドラマ主題歌が有名な岡本真夜の「Tomorrow」なので覚えてる人も多いんじゃなかろうか
堂本剛と黒田勇樹と赤井秀和という「人間・失格」を彷彿とさせるキャスティングで
ほのぼのホームドラマというのに最初違和感があったのを今でも覚えてる
いつもならセカンドチャンス見たら布団に入るんだけどまぁ眠れませんわ
この日は金曜日だったんだけど、当時は土曜日も学校があった
(正確にいうと第二・第四土曜日は休みだった)
明日起きれなくなっちゃう…と思いつつ時刻は0時に近づいていた
さすがにそろそろ父が帰ってくるだろうと思った俺は今度は父の帰りを待とうと起き出した
だが父も帰ってこない
いつも起きるのは7時なので、まぁ普段なら二度寝するところなんだけどがばっと起きた
そして玄関に急行した
父の靴も母の靴もなかった
「いやいやそんなまさか」という思いもあって家中を探索したが両親の姿はなかった
そしてこの探索で俺は気付いた。
母の私物がごっそりなくなっているということに。
父の部屋には普段まったく近寄らないから物が減ってるかどうかは判断つかなかったけど明らかに母の私物は減っていた
で、「おいおいおいおいおいおいお」
と呟きながらタンスとか見たんだけど洋服とかもごっそりなくなってんよね
このとき自分が何を思ったのかははっきり覚えていないんだけどとりあえず
「お母さんは帰ってこないんじゃなくてどっかに行ってしまった」
という認識をしていた
そしてこの当時は父と母は2人で1セットって感じだったので父も母と一緒にどっかに行ってしまったんだと考えていた
専業主婦だった母は家のことはなんでも1人でこなしていたので俺は家事の類を一切やったことがなかった
手伝いなんて皿を出すとかカーテン閉めるとかぐらいなもんで米の炊き方もわかんないし、お湯すら沸かしたこともない
そんな俺がゴハンの用意なんて出来るはずもなくゆうべと同じく買いだめされてるお菓子をもそもそ食って登校した
このとき、
「家を出るときに鍵を閉める」
ということを一切やったことがなかった俺は習性どおり鍵かけずに登校したww
気付いたのは帰ってきてからなんだけどテラ無用心ww
泥棒はいってたらどうしようwと変な汗かいたが大丈夫だったw
つまり給食がないのだ
しかもお菓子はもう残りが少ない
食べ盛り伸び盛りに3食連続お菓子では当然足りません
なんかないかなーと冷蔵庫や戸棚をあさったら色々出てきたんだけどカップラーメンすら作ったことのない俺は冷凍ごはんが出てきてもレンチンのやり方すらわからないww
でもうちのレンジには「ごはん」というスイッチがあった!
「これだ!」と思い冷凍ごはんを茶碗に入れていざレンチン!
わざわざラップはずしたから中のほうが冷たいw
でも「レンジ壊れてる…」ぐらいにしか思っていなかった
このときの俺は「2人はどっか行っちゃった」って感じの認識だからいつ帰ってくるんだろうとか、なんで帰ってこないんだろうっていうのは不思議となかった
なんで黙って行っちゃったんだろうってのもなかった
2人ともあんま喋らない人たちだから、そんなもんだと思ってた
物事を真剣に考える能力が乏しかったんだと思う
両親が家にいないということ自体には即効で慣れてしまった俺だが問題は食生活である
家の食料が尽きるのにそう時間はかからなかった
しつこいようだが専業主婦だった母はなんでも1人でこなしていたので俺は買い物に付き合ったりしたこともなかったのだ(幼少期はどうか知らんけど記憶にない)
だからどこに何が売ってるとかっていうのもまったく知らなかったしスーパーに出来合いのお惣菜が売ってることすら知らなかった
ちなみにうちの近所にはコンビニがなかった
後々いっぱいできるんだけどこの当時は少なくとも俺の使う道にはなかったと思う
んで、食料を調達に行かなければならなくなった俺はRPGの主人公気取りで初めてスーパーに訪れた
資金は俺のお小遣いの残りだ
月に400円wwだったので貯金箱に500円もないですよwww
食料の物価も知らない俺はスーパーで目玉を丸くすることになる
親父がただのドクズって話
周囲の大人がクズしかいないな
本人が幸せならまぁよかった
後、同性愛者なら妹とかむしろ安全じゃないんか
性的趣向での悪影響ってようわからんわ、ひけらかす訳じゃないのに
虐待は連鎖する、ってのは100パーの話じゃないっつーのに何故どいつもこいつもオールオアナッシングで言い合うのか
今の時代なら、息子がゲイなら年の離れた異母妹にとってむしろ安心w
ちゃんと異性愛者の息子だったら、そのうちロリ発動されそうでヤバイ
ってな考え方になるんじゃないかな
頭オカシイ奴の頭おかしい話。
親は無くても子は育つを体現してる人だね。
ちゃんと社会性も身に付いてるし、このまま逞しく生きてほしい。
父ちゃんがブ男なら不幸が拡大しなくて済んだんだろうか。
ここまで母親に会いたがらないのもびっくりだよね。