女友達A子が結婚する予定の彼氏を紹介してくれた。何度か会ってA子の彼氏に惚れてしまった私は…

微妙に病気に関する話が出てくるのでご注意下さい

私が墓場まで持ってくのは今の旦那と付き合うまでの経緯です

まだペーペーの二十代だった頃、当時の女友達(A子とする)に
優しい結婚する予定の彼氏(A雄とする)が出来たからと
私にも紹介してくれて、何度か3人で会っていた。

ぶっちゃけ私は何度か会った時点でA雄に惚れかけてたけど、
流石に友達の彼氏だったのと、自分の身内にいわゆる
発達障害があって面倒を見ていたのもあり早々に諦めていた。

だがそれから一年ちょっと経ったあたりで
結婚前にA雄に軽度の発達障害が見つかった等と言って
障害者を身近に見てきた私に意見を聞きたいとA子が相談してきた

それはいいんだけど、そのA子の言動や行動が謎の偏見？に満ちた物ばかりで
例としては、明らかにA雄はトイレがまともに出来ない人ではないのに
トイレの使い方が分からなくならないか異様に心配して無理矢理トイレに同行しようとしたり、
A雄の買った物を何でもかんでも把握しようとして喧嘩になってたり等
(A子曰くお金を使い込まないか心配だったらしい)
私から見るとA子の方が何かを疑いたくなるレベルだった。

本文が長いと言われたので続きます

こちらから何度か医者や公的機関に相談した方がいいと言っても、一切お構いなしで支離滅裂な行動ばかりで
私もだんだんとA子に対して愛想が尽きていった

そして、一連の出来事を見て私は「こんなたまたま軽度の障害があったというだけで相手のプライバシーを無理矢理侵害する様な女から引き離してあげたい」と
今になってみると身勝手な独りよがりだけど思ってしまった。

そこで私はA子の相談に答えるフリをして、敢えてA雄の障害が重大で大変な物であるかの様にある事ない事吹き込んだ。

具体的には「○×（身内の名前）もそうだけど、こういう人って毎日△っていう高いお薬を買わねばならなかったり
（実際には確かにその薬は必要ではあるけど毎日ではない）
家の事も全部手伝わなきゃだし（実際には私の身内はそうだけどA雄は特にそうでもない）結婚したら将来大変だと思う」だのと言って
どれだけA雄と暮らすのが大変な負担がかかるか嘘を混ぜつつ
A子の今後を心配するフリをして長々と説明したりした。

私としては敢えてA子にデメリットを盛って説明する事で
A子がA雄と別れやすくならないか、等と考えていたが
数ヶ月後に予想通りA子が私の言った事を間に受けてA雄と別れた。
(A子曰く家の事を全て負担しなければならないと
私が言ったのが不安になって別れる決め手になったらしい)

その後、A雄からも共通の知り合いという事で別れた報告がメールで来たので
何も事情を知らないフリをしながら相談に乗ったり
趣味の話をしたりして意気投合し、身内の障害も
A雄本人も当事者という事で理解してくれたので後に結婚した。

今では私とA雄にも子供が出来て(なんとか子供には
A雄の障害が一切遺伝しなかったのでお互いほっとした。)
一応それなりに幸せに暮らしている。

A子とは引っ越しを機にこっちから疎遠にしたので
今はどうなってるのか知らない。