【その1】タコ部屋から逃亡してきました。
【その2】タコ部屋から逃亡してきました。
庄田「鍋を始めたら 鈴木が暴れてる等と 適当な事を言って小林を呼ぶ」
庄田小林が入ってきたと同時に この鍋を小林の頭からぶっ掛ける」
庄田「ヤツはまともに目も開けられない筈だ」
庄田「溶けた餅は熱を含んで 体に張りつく
庄田「怯んだところで鉄パイプでメッタ打ちだ その後で木に括る」
庄田「そして油をかけて火をつけるんだ ははははは」
庄田「丸焼きだぞ 丸焼き くくくっ」
なんと言う恐ろしい事を 人間は復讐の為なら鬼になれるのか
庄田さんは DQNを殴ってこんな事態になったのだが
あれだけの事をされたのだから 気持はわかるが・・・・・・・
(現場で働く人間は気が荒い 犯罪に手を染めるのも珍しくない)
(よく現場で刃傷沙汰が多いのも実態だ)
その後・・・・・・・・・・・
川口さんが来てから少し 待遇が良くなった気がする
以前は塩湯に葉っぱを入れただけのスープも 普通の味噌汁に
(どうして塩湯なのか?飯場では塩分補強の必要があるからだそうだ)
本当に塩だけの湯は勘弁して欲しい すごく不味い
(どんな味なのか?試してみて欲しい)
女も極楽みたいなおばさんではないし なにかがかわりつつある
(極楽おばさんは倒れたらしい 聞いた話では)
僕は川口さんに意見を求めてみる
僕「最近待遇が 少し良くなったみたいなんですよ」
川口「その他に変化はあるか?」
僕「そう言えば100キロの男はみないし 監督も交代しました」
僕「以前はヤクザ風の男だったが 普通のおじさんみたいな人です」
なにかがかわる・・・・・・・・・・
川口「そうか人が代り そして居なくなるのか」
川口「それは上層部変化があるのかもしれないな」
僕「上層部に変化ですか?」
川口「そうだ 多分組織の勢力が弱くなってるのかも知れない」
聞いた話だと 上の組の引退とか 破門で力は弱くなるらしい
丁度この頃に バブル崩壊 暴対法ができたみたいだ
(その頃はそんな話とか知らないが 今思えば納得できる)
川口「出るなら今か 最低でも10月の半ば頃までに決行しないとな」
僕「そうですね 冬がくる前になんとかしたいです」
明日休みと言う事もあり 川口さんと語り明かした
そして休みの日だ・・・・・・・
1日寝ていたい所だが 朝からDQNがやってきた
DQN「お前等 変な相談してるんじゃねえぞ」
DQN「今後変な動きをしたら お前等の小屋の前に監視所を作る」
DQN「勿論お前等が 日曜日に制作する」
DQN「文句を言うな お前態度悪いから よし今から作れ 午後にくる」
川口「仕方ねぇ おまえ等はまず木を伐採してくれ」
川口「それと 鈴木はどうした?」
山「あの糞馬鹿 飲んだくれて寝てるぞ」
第6の男「奴さんはいい気なもんさ 小林から酒を貰ってたし」
第6の男「2人でニコニコ話してたからな」
川口「俺達の事をチクリ入れたのはヤツだろう」
山「俺もそう思う」
川口「今日ヤキを入れるか」
山「俺も手伝うぞ」
みんなもピンときてるみたいだ 鈴木さんだ 間違いない
最近まわりの人とも喋らないし 毎日酒を貰ってる
お金が無い鈴木さんがどうして酒を毎日?
密告の報酬として毎日酒を20本貰ってるらしい
この人は酒20本で 仲間を売るのか 常識と人間性が欠落してる
そして午後・・・・・・・・・・
DQN「おう お前等 もう小屋は作らないでいいぞ」
DQN[もう必要ないからな クククッ」
川口「どうしてだ わざわざ木まで伐採させてるのに」
DQN「それは来週になればわかる クククッ」
人にこんな作業をさせていきなり中止とは しかも来週になれば?
なんの事だろうか 理解に苦しむが どうせろくな事じゃないだろう
そして夜・・・・・・・
川口さんに起された
川口「今から鈴木を吊るしあげるぞ」
川口「おい 鈴木起きろ」
鈴木「なんか用か?」
川口「とぼけるなよ お前俺達の事を密告しただろ」
鈴木「さぁ?なんの事だか」
川口「その酒はどうしたんだ」
鈴木「買ったんだ 文句あるか」
川口「お前にそんな金ないだろう」
鈴木「大きなお世話だ」
川口「お前知らないと言うのか」
鈴木「ああ 知らんね」
川口さんが鈴木さんの金玉をガッシリ掴む
鈴木「痛い痛い止めてくれ」
川口「正直に話せば止めてやる」
鈴木「お 俺が密告した」
山さんが飛んできて 鈴木さんの顔に唾を吐いた
山「お前ただじゃ済まんぞ 覚悟しろよ」
鼻を摘んで口を無理矢理開けさせた そしてタオルを口にねじ込む
僕「どうしてタオルを?」
川口「声が出せないようにさ」
川口さんが前からみぞおちを殴る 山さんが後から腎臓の所を殴る
なんと 壮絶なリンチなんだろう
気持はわかるが ここまでする必要があるのか
僕が心で思ってたら 川口さんが
川口「2度と変な気持を起さないように 徹底的にやる」
川口「中途半端に終らしたら また密告するからな」
僕はここが飯場なんだと痛感した
怖い世界だなぁ
鈴木「わ わかった もう許してくれ」
川口「お前の為に 木の伐採までやらされたのに お前は寝てただろ」
鈴木「あれは調子が悪くて寝てた」
山「嘘つけ お前が酒を飲む所を見てた」
山「こいつを朝までいたぶるか」
山「庄田もこいよ」
庄田「俺はめんどくさいからいいよ」
山さんは 鈴木さんに相当な怨みを抱いていたみたいだ
そして 壮絶なリンチは続いた
寝てたら 体の上を歩く タオルで鼻と口を塞ぐ
寝てる側から頭を蹴るなど 山さんが執拗にからむ
鈴木「いい加減にしてくれよ」
山「なにを~お前待ってろ」
山さんが外に出て 濡れたタオルを持ってきた
そのタオルで鈴木さんをパシパシと叩く
部屋の中で悲鳴がこだまする よくこんな事を考え付くもんだ
所で外に水はないはずなんだが?
僕もやられた経験があるが 濡れたタオルで叩かれるとめちゃくちゃ痛い
今日の教訓
濡れたタオルで叩かれるとめちゃくちゃ痛い
今日の教訓
水がなくても尿がある
制裁は明け方迄も続く 一般の社会ならもう終ってるだろうが
あれから鈴木さんは大人しくなったみたいだ
まだ色々反抗的な態度だったが 川口さんの一言が効いたみたいだ
(おい鈴木 お前明日の朝は永遠に目覚めないかもな)
そして翌日の仕事が・・・・・・・・・
今日は鈴木さんの朝までリンチ事件で みんな寝不足みたいだ
仕事に精彩がなくて 小林が苛立ってる 相変わらず青木さんが殴られてる
ほとんど殴られ役の青木さん 気の毒だが みんな心の中で感謝してるであろう
殴られ続けて どちらかと言えば大木凡人似だった青木さんの顔が
瞼が腫れてすごい強面の顔になってる(前歯が無いのも怖い)
多分普通に道を歩いてたら 誰も寄りつかないだろう と言うか避けて歩くと思う
その後は事件もらしい事件はない・・・・・・・・
そしてまた1週間が過ぎようとしてる 飯は相変わらず豚のエサ以下だ
仕事と言えば相変わらずキツイ 本格的に暑くて大変
本来なら水代がバカにならないのだが こっそり水を補給する方法を見つけた
(水道みたいな物は有るのだが 捻る所に鍵を入れないと出ない)
その鍵は小林が所有してるが 以外と単純な構造なので 水を出す事ができた
これも川口さんの知恵だ 川口さんが居ないと本当に地獄だったかもしれない
水は良いのだが 甘い物と 塩分をとらないとまずい
小林から購入すると高い でも仕方ないので購入する
今日は掘りだし物の 茹で玉子が500円(塩付け放題が嬉しい)
500円は痛い出費だが 塩湯を飲む事を考えたらマシだ
また朝から小林がくるのか 最近日曜日は必ずくる
嫌な予感は的中した それどころか最悪の日曜日に
朝の8時位にお約束のドンドンドアを叩く音(最近あまり蹴らないが)
小林「お前等に楽しいお知らせが有ります この前の小屋作り中止に関係がある」
小林「楽しみに待ってたよいこも居るかな」
完全に人をバカにしたみたいな喋りだが すぐに生意気口調にかわり
小林「おい お前等付いて来い もたもたするな」
小林「それでは新しい管理人さんを紹介する 岡さんと前田君だ」
小林「岡さんと 前田君がお前等の新しい管理人様だ」
小林「とくに前田君は狂暴変な動きしたら 喉元を食い千切る」
はぁ?言ってる意味がわからない ???
小林「それでは 部屋の中に入れ 前田君の機嫌を損うなよ」
部屋に入ってみたら 60才位のしょぼくれたじいさんと 犬
どこで拾ってきたのだろうか 犬の名前はわからないが
ドーベルマンみたいな犬だ もしかして前田君は犬か?
小林「前田君と言う名前は冗談だ 謙太君だ お前等忠誠を誓え」
小林「あっそれと 俺は4日程留守にするから 岡さんと謙太君の言う事を聞けよ」
小林「謙太君は人を一撃でやれるからな」
なんと言う事だろう どうして犬に忠誠を誓わないといけないんだ
そこでじいさんが立ちあがる
岡「謙太エサだ」
目の前に肉を放りなげる 唸りながら上等そうな肉を食らう
隣りで第6の男が吐き捨てるみたいに呟く
第6の男「人間様より 良い物を食べやがって」
小林「お前等もこの肉の様になりたくないなら 変な考えは持つな
第6の男「100キロの男を見ないと思ったら 補充で犬とおっさんか」
山「逃げ出さないように監視のつもりか」
第6の男「この飯場ももう終りだな」
そして・・・ふと隣りを見ると青木さんがカタガタ震えてる
青木「うわ~怖いよ 助けて」
小林「ん どうした さては犬が怖いのか」
青木「・・・・・・・・・・・・・・・・」
小林は岡の所に駈け寄り なにやら耳元でボソボソと
岡「はっはは そりゃいいな」
そして岡が言葉を放つ
岡「謙太go 」
岡が言葉を放つと 犬はすごい勢いで僕達の方へ飛び掛ってきた
岡「謙太「rest」
寸前の所で犬は止まるが 青木さんの様子が変だ
青木さんは半分気絶して 漏らす
小林「こいつ汚ねぇな 漏らしてやがる」
小林「俺様の部屋の中で 許せねえ」
小林は2度3度と青木さんを蹴り上げた
その1発が青木さんのお腹に炸裂 途端にブリブリっと音がした
小林「お前は本当に最低なヤツだな もう殴る気も起きない」
小林「誰かこいつを風呂場へ連れていけ 臭くてかなわん」
小林「さて 俺は出掛けるから お前等よい子にしてろよ」
小林「帰ってきたら 楽しいお知らせがあるかもしれないからな」
楽しいお知らせ?なんだろうか どうせ変な事だろう
小林「じゃぁ岡さん よろしく頼むわ 岡さんの好きにしていいから」
岡「おう 気をつけてな こいつ等と遊ばして貰うよ」
そして小林は IBXカーに乗り出掛けたのだが
岡「おい お前等に自己紹介だ 俺は 「岡 正徳」様だ ただしいとくと書く」
岡「俺様の名前を呼ぶ時は 様つけで呼べよ」
岡「言っとくが俺は空手の達人だ 謙太は人を食った事がある」
岡「体を埋めるのは大変だっだぞ ぐはははは」
(絶対にはったりに決まってると思うが)
岡「あと お前等の自己紹介はいらないぞ タコの名前なんて覚えたくもないからな」
なんか頭が痛くなってきた このじいさんは完全に逝かれてる
身長は160cmあるかないか 体重は45キロ位だろうか
いざとなったら余裕で勝てそうだけど 犬が問題だ
岡「お前等 はよいね「早く去ねの意味」
岡「タコが長く部屋に居たら 臭くてかなわんからな」
なんと言う傲慢な男だろうか 仕方ないので小屋に戻る事にする
今日は休みなので、川口、俺、庄田、山さんの4人でミーティングを開く事に
弟6の男、青木、鈴木は参加せず
川口「今後の事について話をしたいと思う 誰か意見とかあるか」
山「ジジーは良いが あの犬をどうするかだな」
庄田「関係ねぇやっちまえ 人間様に勝てるかよ」
川口「しかしな 噛みつかれたら面倒な事になるぞ」
庄田「・・・・・・・くくくっ」
庄田さんが意味不明な笑いを その目を見たら背筋が凍りそうだった
今日は小林が不在なので 岡が来る予定だ
何時もより1時間も早く来た(年寄は早起きで困る)
ステッキみたいな物でドアを叩く音と 犬の雄叫びで目が覚めた
岡「おい お前等何時まで寝てるんだ 目が腐るぞ」
すいません まだ4時前なんですが・・・・・・
岡「すいませんじゃないだろう 岡様だろうが」
岡「飯の仕度してるから 直ぐに来い」
そして部屋に入る
岡「今日は 岡特製チャーハンだ 美味いぞ」
相変わらずの葉っぱと ひとかけらの肉が入ってる
1つは葉っぱが少なくて 肉が半分以上だ なぜ1つだけ?
そして1つはドックフードが1つ並んでる
岡「早く低位置につけよ」
鈴木さんが一番肉が多い所に座るが
岡「バカ野郎 そこはお前の席じゃない この肉の大盛りは謙太の分だ」
ドックフードは誰のですか?
岡「糞漏らしに決まってるだろ ドックフードも勿体無いわい」
青木さんは泣きながら食べてた
そして・・・・・・・・・・・
3日目の夜に 事件は起きた
ぎゃー助けて 夜中に突然の悲鳴が聞えた
みんなは飛び起き辺りを見回す
山「おい 青木が居ないぞ」
外に出てみると 犬に襲われてる青木さんがいる
川口「あのジジー 放し飼いにしてるのか」
山「俺達が逃げ出さないように放し飼いだろ」
それにしても青木さん どうして夜中に外にでたのだろうか?
川口さんは鉄パイプと タオルを2枚 山さんは鍋を持って青木さんの元へ
(どうして山さんは鍋を?)
犬は青木さんの足に食いついてる(幸い長靴みたいなのを履いてるが)
その上からでも相当な痛さだろう
川口さんが蹴ったけど 放す気配はない
川口さんはタオル2枚を 左手にグルグル巻きにした
そして犬を激しく蹴る 犬は川口さんのタオルを巻いた手に噛みつく
そこで山さんが鍋で殴る ドラの音色みたいな音がした
おー面白くなってきたぞワクワク
川口「おい そこの鉄パイプで犬を殴れ 思いっきりだぞ」
僕「え 僕がですか」
川口「早くしろ やられるぞ」
僕はおもいっきり鉄パイプを振り下ろす
犬はギャンギャンと泣き声をあげて 右に左に転げ回る
川口「そんなんじゃ効かない 貸せ」
鉄パイプで犬を滅多打ちの川口さん 横から庄田さんが大きな石で頭を殴る
しばらくするとピクピクと痙攣してる 絶命した
川口「この犬をどう処理するか」
山「穴を掘って埋めるしかないだろ」
山「それは良いが 岡が騒ぐぞ」
川口「みんなしらを切りとうすんだ」
犬の事件は終ったけれど 青木さんが噛まれた傷が酷いみたいだ
傷口はかなり深い このままでは足は役にたたないかも
早くケンタくんが犬鍋になるところが読みたい。
川口「青木 お前の足をこの鉄パイプを熱して焼くからな」
青木「嫌だ嫌だ 許してください」
川口「お前 足が腐って落ちても良いのかよ」
青木「それは困るけど 熱いのとか痛いのは一寸」
川口「男なら我慢するんだ その我慢が将来につながる」
青木「どうしても焼かないとダメですか」
川口「このままでは 足が腐るし ここは山の中だ」
川口「当然虫とか蝿も多い 卵を植付けられたなら 足に蛆が涌くぞ」
青木「わかりました」
川口「山さん 青木の口にタオルを噛ませろ」
叫び声が小屋中に響き渡る
そして人間を焼く匂いが 辺り一面に漂う
僕は外にでて えずきまくった
逃げるときに青木さんは即効で見捨てられそうor脱落しそうだな。
お休みなさい。
こんばんわ、今日は一気に書きますので
明日で完結します(キッパリ)
これは番外の話しですが 僕は今でも青木さんから連絡がくる
結局青木さんは 足を引き摺るようになる そして精神が不安定で
未だに入院と退院を繰り返してます
入院中に親が亡くなり『親に結構財産があったのですが』
入院中に姉と話しをして1000万で財産放棄のサインをした
その1000万も3年位で使いきり 障害認定を獲得
今は生活保護で細々と暮してる
あれから10年以上歳月が流れたが 未だに就職経験は無い
その壊れっぷリを 機会があれば書きたいと思います
岡「お前等謙太君を知らないか?」
川口「さあ 散歩でも出てるんじゃないのか」
川口「それとも熊でも食われたのか 鎖は付けてなかったのかよ」
岡「うるせぇ そんな理由ないだろうが」
岡「正直に答えないとお前等許さん」
川口「しらねぇよ やれるもんならやってみろや」
川口「ここは今 俺達しか居ないんだぞ」
岡「ちっ覚えてろよ」
以外にも岡はあっさり退散した
そして翌日・・・・・・・・・
犬が居なくなった岡はどんな対処するのだろうか?
翌日の岡の様子
岡「おい おまえ等開けろ 俺は手が離せないから」
無視してみたが・・・・しつこくドアを叩く
仕方ないので開けると なんと手に日本刀を持ってる
岡「俺に逆らうヤツはぶった切るからな」
岡「俺はこれでも元剣道部だ 試合で優勝した事も」
どこまでハッタリじいさんなんだろうか
前は空手の達人と言っていたが・・・・・・・・
つーか川口さんかっこいー
岡「おう そうだ少林寺拳法3段だ」
理由わからないじいさんだ 少林寺じゃなく空手と言ってたような
もうボケが来てるのかと 山さんが小声で言う
とにかく切られでもしたら大変なので みんな大人しくなった
岡とは気まずい状態が続いたが なんとか収まる
そして翌日になり小林が戻る
小林「お前等 本当に犬は知らないんだろうな」
小林「まさか鍋にして食べたのか ぎゃはは」
小林「タコはなんでも食べるからな 飢えたらクソでも食うだろ ははは」
庄田「あの~ 鍋の事考えてくれましたか」
小林「ああ 餅は3000円な」
庄田「・・・・・・・・」
今度の日曜日にするそうだが みんな3000円取られた
そして鍋パーティ当日に
庄田さんがなにやら そわそわしてる あの作戦を決行するのだろうか
鍋も煮えてきた 餅も程よく溶けている
庄田「悪いけど小林を呼んできてくれ」
僕「わかりました」
どうなる庄田さん!?
しばらくするとドアを激しく蹴る音がする
小林「なんの用だ とっとと開けろ」
庄田「用意はいいぞ」
庄田さんは目で合図をする 僕はドアを開けたが
小林は入り口の1メートル手前に居て 中に入らない
悪い事に岡まで一緒に同行してる
岡の手には日本刀 小林の手には金属バットが
相当警戒してるみたいだ
中に入らない事には 鍋をぶっ掛ける事も不可能だ
小林「用件を早く言え お前等と違い忙しいんだぞ」
庄田「あの~ポン酢ありますか」
小林「そんな物あるかよ 用件はそれだけか」
危険を察知したのだろうか 用心深いヤツだ
仕方ないが 庄田さんの作戦は失敗に終る可能性が大きい
庄田「はぁ・・・・・・・・・・・・・・・・」
僕「庄田さん元気を出してくださいよ またチャンス有りますよ」
庄田「そうだな・・・・・・・・・・」
【最終宴】
いよいよ待望の?給料日だ そして最後の宴でもある
水とか節約できたので なんとか+-0位になりそう
今日は焼肉パーティだそうだ ビールは飲み放題と嬉事を言う
驚く事に 普通の肉だ(前はなんの理由わからない肉)
焼いて食べてみたが 実に美味い(ちゃんとタレ付き)
女の子は素人っぽい30才前後の女 スタイルも普通
久々のヒットにみんなの顔も緩みっぱなしだ
庄田「俺は今回チャレンジするぞ がははは」
庄田さんの場合 傷も大分目立たなくなってきたから
鈴木さんの場合は もう役にたたない状況に追いこまれてる
多分病気を放置してるからか?本当に病気は怖いものだ
どんな状態になるのか?参考をアップする事も検討したが 止めておく
宴の途中で小林から 重大な知らせがあると告げられた
小林「お前等に嬉しいお知らせがあります」
小林「ここの現場は 卒業する事になります」
山「はぁ?卒業って言い方変だろ」
小林「みなさんに労いの意味を込めて 焼肉及び女です」
小林「楽しいひとときを堪能してください」
川口「なんだそりゃ 俺達は自由って事か」
山「そうだそうだ 俺達は自由だろ」
小林「話しは最後迄聞けよ」
小林「みなさんはリゾート開発プロジェクトに選ばれました
自然とふれあい 動物とふれあう事ができる島です
島のみなさんはとってもやさしいし 食べ物も美味しい
開発に役にたつ事で 島のみなさんも美味しい差入れをする事でしょう
休みはのんびりと釣りでもできる 全て自由に・・・・・・・
勿論 休みの日は女性をチャーターできる 勿論格安で
酒も日用雑貨も半額にする予定です
更に 島民が住宅を提供してくれるので 寮費もほとんど無料に近い
鈴木「うひょ~これで酒飲み放題か 楽しみだ」
本当にそんな事があると思うのか?鈴木さんは相当のバカかも
あれこれ考えても仕方ないので 今夜は宴で盛りあがるとするか
そして翌日・・・・・・
川口「小林が言ってたリゾートは相当怪しいな」
山「俺もそう思う そんなに待遇が良い理由ないわな」
僕「島って八丈島とかですか?」
川口「それはわからないが 生きて島を出れないな」
川口「島なら簡単に逃げ出せないし 泳ぐのも無理だろう」
川口「とにかく 移動する前になんとかしないとな」
山「やさしい島民とか女なんて嘘だろうな」
僕「それこそ 毎日塩汁を飲まされますよ」
山「今は100キロの男が居ないから なんとかなるかもな」
庄田「どさくさに紛れて やってやるさ」
川口「相手は小林、岡、監督のおっさんの3人だな」
山「鈴木、青木は使えないけどな 第6の男は微妙だ
川口「3対3になると思うが」
山「青木になにかやらせるか」
僕「気を引くというか 囮になるかも」
川口「このまま山を下りても危険だから 移動中がチャンスだな」
川口「ある程度走った所で決行するしかない」
山「そうだな 島に行ったらニ度と戻れないからな」
川口「どっちにしても動かないと始まらないぞ」
川口「危険を犯して自由を勝ち取るか それとも一生島で暮すか」
山「作戦を練らないとな」
川口「青木 おまえ移動中に漏らせ」
川口「もしくは漏れそうだと言えよ」
山「お前なら ヤツ等も安心して外に出すと思う」
川口「そして逃げろ ヤツ等の誰かが追いかける
川口「そうしたらヤツ等は2人だけだ」
僕「一人は運転してるとして 後の2人は武装してるかも」
川口「そうかもな 最悪の場合は車を横転させる」
みんなで協議の結果 全員が協力するとの事だ
そして【脱出】
小型のマイクロバスで移動開始だ
後の席では監督が金属バット 前は岡が日本刀を持ってる
1時間か2時間位走行しただろうか
ここで作戦を決行する事に 川口さんが青木に目で合図を送る
青木「すいません 糞漏れそうなんですが」
小林「しるかよ 漏らせ」
監督「漏らされたら臭くてかなわんぞ」
岡「そんなクソ お前が食べろ」
青木「うるせぇクソジジー」
岡が後の席の青木に すごい勢いで飛んできて殴る
チャンスは一瞬 岡が前に居ない
川口さんが立ちあがり 小林の頭を蹴り上げる
車は軌道を外れ林の中に突っ込む
立ってた岡はバランスを崩して倒れる 日本刀を落とした
そこで庄田さんが岡の日本刀を取り 小林に切りつける
小林の左腕をザックリと さらにくたばれと日本刀を振り上げた
助けてくれ~と 絶叫する小林
川口「もうその辺で良いだろう 犯罪者になるぞ」
庄田「お願いだからやらさせてください もう俺はどうなっても構わない」
川口「そんなバカのせいで 刑務所に入るのもくだらないだろう」
庄田「わかりました 我慢します」
僕は監督の所に行く そして蹴ったり殴ったりしたが・・・・・・・
これが以外に強い 僕は吹き飛ばされてしまう
(僕は結構体格が良い方で あまりやられた経験は無いのだが)
次に山さんが飛び掛るが 山さんも呆気なくダウンした
山さんにマウントポジションで殴りまくる監督
そこで川口さんが来て 後から後頭部を蹴る 監督は立ちあがりパンチを
川口さんも倒れこんだ 最大のピンチだ このままやられてしまうのか
そこに第6の男が 監督の尻に日本刀を突き刺す
監督「ぐわわわわ~おまえ等卑怯だぞ」
川口「命がかかってるのに 卑怯も糞もあるかよ」
怯んだ所でみんなで袋叩きに 勿論小林と岡も 10分程経過しただろうか
3人を縛り付けて さあ脱出だ
道沿いを3時間~5時間程歩いただろうか 町みたいなのが見えてきた
僕等を見た町の人は 驚いたような顔をしてる
そりゃそうだ 汚い姿をしたおっさんとかが集団で歩いてるから
どうやらここは長野県みたいだ そこで温泉に入り 服を買う
最後にみんなで連絡先を教えあうけれど みんなは帰る所は無いと言う
後日 どうしても腹の虫が納まらなくて 北千住に行く決心をするが
僕は一応 護身の為にナイフを購入した
そして当日 朝からドアをノックするが人が居る気配が全くない
仕方ないので出直しだ また翌日に・・・・・・
まだ応答がない 電気のメーターも回ってないか
そこに半日ほど居ると(座りこんでた)
おばさん「あんた昨日からいるわね」
僕「ここの人はどうしましたか?」
おばさん「それがね~あんた聞いて頂戴よ」
おばさん「強盗かなんかわからないけど 金属の棒みたいな物で」
おばさん「メッタ打ちにされたのよ 救急車がきたわよ」
おばさん「たぶん亡くなってると思うわ 物騒な世の中よね~まったく」
僕「どんな人ですか?」
おばさん「50才位かな 私も見た理由じゃないからね」
僕「それはひょっとして田島さんかもしれない」
他にも恨んでる人も多いみたいだし 真相はわからないが
きっと田島さんが復讐の為に・・・・・・・・・・
あの頃は復讐を考えてたが 今になり 思う
復讐とか憎しみからは なにもうまれないと言う事を
3年位前かな?西東京の公園でホームレスが亡くなった事件があった
その人の名前が 同姓同名だったのだか たんに同じ名前だけかもしれないが
他の人の消息はわからないけれど どこかで生きてるのかな
あの逆境を乗り越えたのだから 立派に生きてると信じたい
辛いときも苦しい時も人間には 有ります
でも現状に甘んじてたら なにもかわりません
思い立ったら行動を起す事が大事なのです
(僕もあのまま島に行ってたら ここでネットしてないかも)
少しの勇気を振り絞ったら なにかがかわるかもしれません
ここを見てる人達は 若い人も多いと思いますが
自分自身の未来の為に頑張ってください
自分を不幸と思う方も居ると思いますが 挫けずに
こんな世界もあると言う事を 伝えたかったので書きました
この物語は実話を元に構成しましたので
では・・・・・・・・・fin
強く生きてください。
>>833
それは、鈴木さんですよ
北千住のが田島さんっぽいですね
1さんにありがとう
極楽浄土にさようなら
前の話し↓
【その1】タコ部屋から逃亡してきました。
【その2】タコ部屋から逃亡してきました。
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文章がとにかく読みづらい。なにこれ。
それがリアルで面白いんだよ。
味わいだと思えば良い。
それがリアルで面白いんだよ。
味わいだと思えば良い。
一気に読んでしまった。
一気に読んでしまった。
こんな作り話がリアルとか言ってる奴がいるってマジ?
こんな作り話がリアルとか言ってる奴がいるってマジ?
逃げたその足で警察に駆け込めよ
逃げたその足で警察に駆け込めよ
ガタピシ車で行こう!の山本マサユキも同じよなエピソード語ってたな。
そういう時代だったんだなあ、と思ってる…
ガタピシ車で行こう!の山本マサユキも同じよなエピソード語ってたな。
そういう時代だったんだなあ、と思ってる…
警察にタレ込んだらそのまま傷害沙汰でしょっぴかれるだろうが バカか?
警察にタレ込んだらそのまま傷害沙汰でしょっぴかれるだろうが バカか?
懐かしいなぁ~
この時代は釣りは釣りで楽しんでたし、何スレも使った長文なんてザラだったなぁ…
わりとハラハラさせてくれて結構すき
懐かしいなぁ~
この時代は釣りは釣りで楽しんでたし、何スレも使った長文なんてザラだったなぁ…
わりとハラハラさせてくれて結構すき
リアルウシジマくん
リアルウシジマくん
ネットの世界では古典の話し
逆に初出のエピソードとか知りたい
ネットの世界では古典の話し
逆に初出のエピソードとか知りたい
※1
この程度で読みづらいって⁉︎
中卒なの?
※1
この程度で読みづらいって⁉︎
中卒なの?